
立地室 立地グループ マネジャー 古賀達朗
推シゴトファイル〜推しからみえるお仕事の世界〜
関西電力グループが担う業務は実にさまざま。電気にかかわるものはもちろん、一見関連性がないように思える意外な分野まで、幅広く手がけています。このシリーズでは、社員が語る、業務やプライベートの“推シゴト”を通じて、多種多様な「お仕事」をご紹介します。
14年ぶりに再開した美浜発電所リプレース検討のための自主的な現地調査
──まずは、現在携わっているお仕事について教えてください。
古賀「私は、立地室 立地グループ福井班に所属しています。立地室は、原子力や火力、再エネなどの電源立地プロジェクトを地域の方々のご理解を得ながら進めている部署であり、その中でも、立地グループ福井班は、美浜発電所リプレース検討のための自主的な現地調査に伴う地域対応を担当しています。自主的な現地調査は、2011年の東日本大震災での福島第一原子力発電所の事故により見合わせとなっていましたが、昨年11月、約14年ぶりに再開しました」

──その中で、古賀さん自身の役割について教えてください。
古賀「私自身の役割は、大きく2つあります。一つは、発電所が所在する丹生区をはじめとする地域の方々の窓口です。まだ調査が始まったばかりの段階ですが、地域の方々のご理解やご協力なくては調査を進められませんので、丁寧に調査内容などを説明することはもちろん、地域の方々からの声をしっかり聞くことが必要です。そのためにも何でも言ってもらえる関係性を築くことが重要ですし、会社全体としてより良い対応となるよう、同じく地域の窓口を担っている発電所や原子力事業本部と連携することも大切だと思っています。
もう一つは、社内の関係部門の窓口です。原子力や土木といった技術部門と連携し、プロジェクト全体の検討にも携わっており、今回の調査再開にあたっても、『地域に寄り添った進め方などになっているか』の視点で意見交換することも多くありました」

一人ひとりの顔が見えるお付き合いで地域との信頼関係を築く

──信頼関係を築くのにも時間がかかるのではないですか?
古賀「そうですね。配属された当初は、地域の住民の皆さんに顔と名前を覚えてもらえていないですし、こちらも覚えてもらうところからのスタートです。今振り返ると当然なのですが、先輩とふたりで地域の方とお話をしても、先輩の方ばかりを見て話されているなと感じて、これから先やっていけるのかと不安でした」
──そこから、どうやって関係を築いていったのですか?
古賀「お会いする機会をたくさん作ることと、当然のことですが、こちらが心を開いてお話するように心がけました。そうすることでこちらのことも知っていただけますし、相手のことをいろいろと知れば自然とお話できることが増えました。まだまだ十分ではないですが、今では自分の方を見て話してもらえると『よし!』と心の中でガッツポーズをしています」
──信頼してもらうために、日頃から心がけていることはありますか?
古賀「自然体でいることですね。地域の方々のプライベートの時間にお話することが多いので、プロ意識も持ちながらですが、仕事だという意識はあえて持たず、自然体でいることを心がけています。そうすることで、地域の方々も自然体で接してくださり、心の距離を縮めることができると感じています。
また、何事も前向きに捉えることを意識しています。地域の方々からも社内の技術部門からもさまざまなご相談をいただくことがありますが、社内外の窓口をしている私だからこそ、双方の意見を踏まえた調整が可能だと思っています。結果的に難しいこともありますが、まずはどんなご相談に対しても前向きに捉えないと解決に向けたアイデアも出てきませんし、相手にもそれが伝わると思っています。『福井の冬は曇りばかりで気持ちがどんよりする』と聞くこともありますが、良い意味で空気を読まず、そんな天気の日こそ特に前向きに明るく接して、そんな気持ちも雲も吹き飛ばせれば良いなと思っています」

──地域の方々と接するなかで、印象に残っていることはありますか?
古賀「調査再開までに地域の方々にご説明し、ご理解いただかなければならないタイミングがいくつかありました。厳しいご意見をいただくこともありましたが、『これから忙しくなるな、頑張れ!』と激励いただいたことはとても励みになりましたし、『自分たちが日本のエネルギーをこれまで支えてきているんだ』という地域の方々の覚悟にも触れ、とても胸が熱くなりました」
──なぜ、そういった言葉をいただけたのでしょうか?
古賀「これまで立地室の先輩方が長い時間をかけて信頼関係を築いてきた、その積み重ねの結果だと思います。直接お聞きできたのは私ですが、これまで関わってきた先輩たちにも向けられた言葉だと感じています」
町を挙げたボート大会に参加! 憩いの場のカフェもイチ推し

──美浜町で勤務していて、業務以外で印象に残っていることはありますか。
古賀「美浜町は『ローイングの町』でボート競技が盛んです。私自身、学生時代、ボート競技をしていたので、美浜町で働けることは何かの縁だと思っています。毎年『美浜町民レガッタ』という大会が開かれていて、山々に囲まれた美しい湖でボートを漕ぐのは爽快です。福井班として毎年出場しており、昨年は惜しくも準決勝で敗退しましたが、体を鍛えて今年こそは決勝進出を目指したいですね」
──ボート競技の魅力はどんなところでしょうか?
古賀「チームワークの大切さを感じられることが、この競技の醍醐味だと思います。特に団体戦の場合、息を合わせて漕がないと、舟は進みません。電源立地の仕事も、技術部門や立地統括グループ、私たち地域の第一線が同じ目標に向かって協力しあうチームワークがとても大切なので、今後もこのチームワークを大切にしていきたいです」

『Cafe Agreable』のおばんざいプレート
『Cafe NEU』のチキン南蛮定食
──地域のお気に入りスポットがあれば教えてください。
古賀「丹生区には、地域の方々も集まる憩いの場がいくつかあり、私もよく足を運んでいます。
例えば、旅館『かつみや』に併設するカフェ『Cafe Agreable(カフェ アグレアーブル)』と、発電所のPRセンター内のカフェ『Cafe NEU(カフェ ニュー)』です。『Cafe Agreable』はとてもお洒落で落ち着いた雰囲気で居心地が良く、私のお気に入りは美浜名物・へしこも味わえるおばんざいプレートとチーズケーキ。『Cafe NEU』は海が見えるテラス席もおすすめで、私はよくチキン南蛮定食をいただいています。
また、地元の漁師さんが経営するお宿もありますし、地域の旅館では、地元で獲れた魚を満喫できることも魅力です。さらに、地元で獲れた天然魚が放流される釣り堀『シーパーク丹生』もおすすめです。釣りはこちらに来てから初挑戦でまだまだ下手ですが、すっかり趣味になっています」
地域を支え次世代のエネルギーに貢献したい

──立地室の仕事の魅力について、教えてください。
古賀「電源立地の第一線で、関西電力の顔として、地域の方々の思いに触れながら仕事ができることが醍醐味です。配属されて間もない頃、地域のある方が『○○さんがいるから、自分は話を聞くが、話を聞いてもらえるのが当たり前ではない』と仰っていたのが印象的です。その時は言葉の重みがわかりませんでしたが、1年半経った今ではよくわかりますし、自分もそういう存在になりたいと思っています。電源立地の仕事は、日々の仕事に派手さはないですが、その地道な積み重ねが将来のエネルギーを作ることに繋がっていくというのが醍醐味であり、私自身の大きなやりがいです」










