ハルカさん・ソンギュさん
鶴橋在住歴5年の日韓夫婦。韓国グルメをはじめ、韓国系のお役立ちネタや最新トレンドをSNSで紹介。Instagramのフォロワー数は1万人超。日本で味わえる“韓国っぽ”情報や鶴橋の穴場スポットなど、現地在住ならではの視点でワンランク上の韓国情報を発信している。
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※この記事は2022年4月26日に公開した内容をアップデートしています。
※価格や店舗情報は変更される場合があります。
大阪の韓国街! 「鶴橋」ってどんなところ?
鶴橋駅はJR・近鉄・大阪メトロと関西の主要な鉄道が通っており、通勤や通学で乗り換える方も多い駅です。
鶴橋は、東京の新大久保とともに、日本最大級のコリアンタウンといわれています。その歴史は古く、昭和20年からいくつかの商店街ができ、今の「鶴橋商店街」の原型となりました。
鶴橋商店街をさらに進むと「大阪生野コリアンタウン」があります。東西500m以上の商店街には韓国フードはもちろん、コスメや雑貨まであらゆるお店が150店舗も軒を連ねます。
駅から1km以上離れているにも関わらず、年間来訪者は200万人以上。季節を問わず賑わいを見せています。
近年ではK-POPをはじめとした韓国文化が、若者の間でブームになっていることも影響して、鶴橋はより多くの韓国ファンが集まるスポットになりました。
昔ながらのキムチ店や焼肉店だけではなく、最新の韓国雑貨を扱うお店や、話題のスイーツを提供する韓国カフェも続々とオープン。映える韓国スイーツを求めて来る女性もいれば、韓国食材を買い物に来るファミリーなど、古き良き雰囲気と新しい風が見事に混ざり合って、さらなるディープな進化を遂げています。
みかりん
私も鶴橋コリアンタウン大好きで、地元の友達が関西に遊びに来た際は、必ずと言っていいほど連れて行ってます!!
現地在住の日韓夫婦と作った鶴橋ガイドマップ
それではいよいよ、編集部が鶴橋在住の日韓夫婦・ハルカさんとソンギュさんと一緒に作った、鶴橋を楽しみ尽くすオリジナルマップをご紹介します!
定番の韓国料理から話題の最新スイーツ、絶対買うべきお土産まで、この街ならではの魅力を感じられる“おいしいとこ取り”のマップに仕上げました。鶴橋駅からコリアンタウンまでの行き方はこちらでご紹介しています!
鶴橋コリアンタウンのおすすめ店舗11選をご紹介!
①【韓国料理】土井商店|“屋台ホルモン”の先駆的なお店
今や鶴橋の商店街で屋台スタイルは当たり前になりましたが、「土井商店」は約25年前から軒先のカウンターでできたてのホルモン焼きやトッポギを提供してきた、いわば屋台のパイオニア。鉄板でグツグツ湯気を立てている真っ赤なホルモンが食欲をそそります。
大きな四角い鉄板に、唐辛子や果物、コチュジャン、韓国味噌などを煮込んだ自家製タレと新鮮なホルモンを入れ10分ほど炒めます。そこに出汁を加えてキャベツや玉ネギ、コンニャクを加えさらに炒め煮に。タレは創業以来継ぎ足されているので、ホルモンと野菜のエキスが凝縮し、どんどん旨みを増していくのだそう。
大ぶりのホルモンをハサミで切り、盛り付け。甘辛いタレが濃厚で、ホルモンは全く臭みなし! 韓国唐辛子が利いているので日本のどて焼きとはまた違います。
見た目ほど辛すぎず、じっくり味の染みたキャベツやコンニャクも入って食べ応え満点! 一皿650円(税込)とリーズナブルなところも魅力です。
トッポギも同店の名物。もち米で作られた弾力のあるトックに、甘めのタレを絡め、煮卵と韓国おでんを入れるのが現地スタイル。小麦粉で作られたトックはすぐ固くなってしまうので、時間が経ってもモチモチ感が損なわれないもち米トックを採用しているのだそう。
他にも、チヂミ、スンドゥブ、クッパなどメニューが豊富にあり、店内にテーブル席もあるので、しっかりランチ&晩ご飯もいただけます。店頭で手作りのキムチや韓国惣菜を販売しているので、帰りにお土産として購入するのも楽しそうです。
ハルカさん
つい飲みたくなってしまう佇まいで、昼からお酒と一緒に楽しむ人も多いお店です!
カウンター席が外に面していて、調理している姿も見えるため、鶴橋の屋台の中でも入りやすさがあります。屋台ビギナーさんにもおすすめです◎
店名 | 土井商店 |
住所 | 大阪府大阪市東成区東小橋3-15-11 |
電話番号 | 06-6973-0036 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 火曜日 |
Web | https://tsurushin.com/shop/%E5%9C%9F%E4%BA%95%E5%95%86%E5%BA%97/ |
②【韓国料理】八角板|肉が泳ぐ水槽!? 特別な熟成方法で食べるサムギョプサル
鶴橋駅西口から徒歩2分程の場所にあるサムギョプサルが美味しい「八角板」へ。目印はお店の前に並んだ青光りする水槽ですが、その中に魚はおらず、なんとお肉の塊が沈んでいます。
誰もが一瞬目を疑ってしまう、インパクト大なこの光景。しかし、これは韓国で流行った「ウォーターエイジングサムギョプサル」を作るために必要な工程なのです。お肉を水槽に最低72時間浸けることで、肉の水分を蒸発させずに熟成させることができる技です。
また、各テーブル席には店名の「八角板」そのままに八角形の鉄板が設置されています。これには深い理由があり、韓国で使う四角い網と日本の丸い網を合わせて八角形にすることで、日本と韓国の架け橋になりたいというご主人の思いが込められています。その鉄板で焼き上げるお肉は、ほかでは食べられない鶴橋ならではの韓国の味です。
ソンギュさん
通常のサムギョプサルは時間がたつと硬くなるところを、こちらのお肉は焼きすぎても焦げてもかなり柔らかいのが特徴です。水に浸かっているので味はサラっとしていますが、特製のタレに付けて食べるので問題なし。脂っこいのが苦手な方にもおすすめなメニューです!
店名 | 八角板 |
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住所 | 大阪府大阪市天王寺区下味原町2-9 |
電話番号 | 06-4303-4002 ※予約はInstagramのDMからも可能 |
営業時間 | ランチ:11:00〜15:00 ディナー:17:00〜22:00(L.O.21:30) |
定休日 | 無休 |
Web | https://www.instagram.com/osaka_hatkakuban/ |
③【韓国料理】ソウル|牛骨を一日煮込んだソルロンタンが絶品
テレビなどメディアにも登場する「ソウル」は、鶴橋でも有名なソルロンタン専門店。店頭では大釜で牛骨をグツグツ煮込む光景が見られ、食欲をそそります。
世話好きで優しい韓国人ママさんが切り盛りし、昼でも夜でもお客さんでいっぱい。常連さんが多いですが、一見さんでも温かく迎えてくれます。
名物のソルロンタンは、近所の精肉店「とらちゃん」から仕入れた黒毛和牛の骨を綺麗に洗い、釜で1日グツグツと煮込んで作られます。その際に出る脂は丁寧に取り除き、臭みやえぐみを残さず、牛のエキスだけを凝縮したスープに仕上げるそう。
具は牛ツラミ肉とネギのみとシンプル。卓上の塩で好みの味に調整するのですが、この塩は韓国から仕入れたもので、2時間空炒りすることで尖った塩気を飛ばしているのだそう。気の遠くなるような作業ですね…!
ソルロンタン定食には、自家製の白菜キムチ、カクテキ、天ぷら(かまぼこ)のピリ辛煮、もやしナムルなど、おかずやキムチが6種も付いて大満足。
また、ソルロンタン専門店といいながら、チヂミやチーズタッカルビ、ビビンバ、冷麺などの韓国料理は一通り揃っているので、ランチにも飲み会にも使えます。宮崎の黒豚を使ったサムギョプサルや蒸し豚、自家製参鶏湯などもおすすめだそう!
お店の前に置かれた大きな大釜で4日間ほど煮込まれたソルロンタンは絶品。お母さんが手間暇かけて作るソルロンタンは特製の塩を入れていただきます。ソルロンタンはもちろんのこと、塩も手作りで相性抜群。あっさりと深みのある牛スープなので辛い物が苦手な方で食べられますよ!(ハルカさん)
店名 | ソウル |
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住所 | 大阪府大阪市生野区鶴橋2-2-21 |
電話番号 | 06-7181-5347 |
営業時間 | 11:00〜21:30 |
定休日 | 火曜日 |
Web | https://r.gnavi.co.jp/1r7kcbfh0000/ |
④【韓国料理】崔おばさんのキムチ|ファン多数! レアなキムチやチヂミが揃う
JR鶴橋駅からアーケード街に入って右に行くとそこは、キムチや韓国惣菜店が並ぶキムチストリート。その一角に構える「崔(チェ)おばさんのキムチ」は、20年以上ここで営業する超人気店。別の工房で毎日作る出来立てキムチが40種ほど並びます。
本場の味を守り、野菜は国産、唐辛子などの調味料は韓国から取り寄せたものを厳選。店長の堀川さんによると「辛すぎず、素材本来の味を生かす塩加減にするための『塩漬け』が肝心」とのこと。季節によって野菜の水分量や甘さが違うので、それに合わせて漬け時間などを微調整しながら、全て前日に漬け込んで早朝に仕上げるそうです。
一番人気は白菜キムチで、甘・辛・中辛・激辛まで4種もあります。全て唐辛子の種類も違うのだとか。また、女性に人気なのは山芋たんざくキムチで、山芋が崩れないよう大ぶりにカットして漬け、販売する時にハサミで切って小さくするという細やかな工夫も。食べると「シャクッ!」と音が鳴るほどのみずみずしい食感です。
夏限定のトマトのキムチにもファンが多数。大きいトマトを使うものはよく見かけますが、ミニトマトのキムチはとってもレア! なます(ダイコンやニンジンの漬物)も一緒に漬け込まれており、フルーティーなサラダ感覚のキムチとして楽しめます。
こちらも夏限定、「オイソベギ」も珍しい商品。キュウリになますが挟まれた、おつまみに最適なキムチです。一本そのまま丸かじりするのが美味しい食べ方だとか。
会社勤めの人も買いに来るのでニンニクは気にならない程度に、購入後はビニールの口を金具で頑丈に止めて匂いが漏れないようにするなど、お客さんへの配慮も行き届いているのが嬉しいですね。店頭ではキンパや焼きたてのチヂミなども販売し、イートインで韓国料理も楽しめます!
キムチ以外に甘鯛のチヂミなど日本では珍しいメニューもあり、人気があります!甘鯛のチヂミは目の前で焼きたてを出してくれる時もあり、だし巻きのような見た目。ふわふわの卵に甘鯛の身がたくさん入っていてちょい飲みのアテにもおすすめです。(ハルカさん)
店名 | 崔おばさんのキムチ |
住所 | 大阪府大阪市東成区東小橋3-15-1 |
電話番号 | 06-6972-2188 |
営業時間 | 9:00~20:00 |
定休日 | 無休 |
Web | https://cheobasannokimuchi.com/ |
⑤【韓国料理】山田商店|韓国の方もビックリ! お土産にも嬉しいエンタメ性あるキムチ
コリアンタウンで手土産を買うなら「山田商店」もおすすめです。メインストリートの中でも、店頭にズラーッと並んだキムチのバケツが目印。どれか一つは手土産に買って帰りたい! とワクワクします。
創業40年以上、コリアンタウンとともに進化を遂げてきたこちらのお店では、初めて聞くような珍しいオリジナルキムチがたくさん揃っています。例えば「つぶ貝キムチ」や「沢ガニキムチ」「豚足キムチ」など! 季節によりラインナップが変わるので、行くたびに新しいキムチに出合うことができます。
韓国の方でも驚くような面白いキムチばかりで、手土産にすると喜ばれること間違いなしです。もちろん白菜キムチやカクテキなど王道キムチも販売しています。
家族や友達との家飲みのアテにも最高ですね!
ここのキムチが大好きでよく買います! 私のおススメは、山芋キムチです!! 誰に勧めても絶賛されます!!(みかりん)
色んな面白いキムチが売っている中でも、おすすめはホタテキムチ! 1,000円で7個はやや高く感じますが、1粒がかなり大きく、1口で食べるにも贅沢過ぎるボリュームです。小さく刻んでサラダに乗せて食べるのも美味しいですよ。(ハルカさん)
店名 | 山田商店 |
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住所 | 大阪府大阪市生野区桃谷4-9-6 |
電話番号 | 06-6731-4833 |
営業時間 | 7:00~18:00 |
定休日 | 年中無休 |
Web | https://www.yamada-syouten.com/ |
⑥【スイーツ】TOMORROW TIGER BAGEL|むっちり感がたまらない! 新食感の映え系ベーグル
2024年4月にオープンしたベーグルカフェが早くも話題に! パンプロデューサー・パン職人として20年間経験を積んだ店長の長江さんが、「モチモチしすぎず、パンとしてのふんわり感も楽しめるベーグルを」とオリジナルレシピを開発。他にはない食感が楽しめる唯一無二のベーグルとして、すでに多くのリピーターを獲得しています。
ベースの生地は、プレーン、ソルテッド(塩)、セサミ、チョコ、オリーブ&チーズの5種。そこにボリューム満点の具材を挟んだり、カラフルなトッピングをしたりと、「映え」を意識したベーグルを、毎日20種ほど店頭に並べています。
新作のチョコミントは水色と白のツートンカラーが愛らしく、ミント好きにはたまらない爽やかな味。中にはザクザクしたチョコクリームが挟まれています。クリームチーズ&ハニーは、ホワイトのプレーン生地に自家製クリームチーズをサンドし、真っ白な見た目がキュート。
ずっしり重い「B!B!B!B!」は、「ビッグベーコンベーグルバーガー」の頭文字。合い挽きの手ごねハンバーグ、ベーコン、マッシュポテトがサンドされ、1個でかなり食べ応えがあります。
11:00〜14:00はランチセットがあり、食事系ベーグルにスープ、ドリンクが付いて1180円〜(税込)。単品で頼むよりも、最大400円以上お得なので狙い目です。
ちなみにスープは「濃厚海老のビスク」「ポルチーニクリーム」(夏は冷製)で、レストラン顔負けの本格的な味わい。ドリンクも充実しており、特にコーヒーは専門店に特注ブレンドで焙煎してもらう自慢の一杯だとか。ストロベリーエイドなどのソフトドリンクもプラス100円で選べます。
韓国でも流行っていたベーグルがついに鶴橋にも登場! 場所もコリアンタウン入口付近でわかりやすく、オープンして間もないこともあり連日多くの人で賑わっています! つい「帰る際に買おう」と夕方に買いに行ってしまうと種類が少ないこともあるので、たくさんの種類の中から選びたい人は早めの時間に行くのがおすすめ◎(ハルカさん)
店名 | TOMORROW TIGER BAGEL |
住所 | 大阪府大阪市生野区桃谷2-8-11 |
営業時間 | 11:00〜18:00 |
定休日 | 無休 |
Web | https://www.instagram.com/tomorrow_tiger_bagel/ |
⑦【スイーツ】SHELTER COFFE|自家焙煎コーヒーとクロッフルを堪能
看板を頼りに住宅地に足を踏み入れると、お洒落なガラス張りの入り口が。こちらは2021年にオープンしたコーヒー店で、大正~昭和初期築の織物倉庫を改装した秘密基地のような店舗です。まさに店名の「シェルター」を表すかのような隠れ家空間。
店主の八木さんは以前、鶴橋の商店街内でひっそりとスタンド形式でお店を構えていましたが、2021年にこちらの倉庫にお引越し。自分たちでDIYしてコンクリート風に壁などを塗り、グレーを基調とした空間に生まれ変わらせました。
コーヒーは店内で焙煎し、シングルオリジンのみの豆を季節替わりで提供。取材時は「ウガンダ アフリカンムーン」「エチオピア グジゲイシャ」「グァテマラ マリアージュ」と珍しい品種で、「飲んだことのないような豆を『高尾珈琲』さんから生豆で仕入れています」と八木さん。ブラックコーヒーもオススメですが、ブラジル・グァテマラの中煎りで淹れるカフェラテも人気だそうです。
また、ブームが来る前からクロッフルに目を付けていたのも八木さん。韓国好きだったことから、現地で知ったクロッフルをお店でも提供し、スイーツ系からおかず系までアレンジ。特にすりおろしたブラウンチーズをたっぷりかけた「ブラウンチーズ」がイチオシだそうです。
店内でワンちゃんの声がすると思ったら、カウンター下のゲージに愛犬のチワワ「スー君」が。運が良ければ会うことができるかも?
クロッフルの”日本先駆者”的な存在! ここのクロッフルはサクサクでたっぷりのブラウンチーズが絶妙。クロッフルとはクロワッサン×ワッフルのハイブリッドスイーツ。甘いのが苦手な方も挑戦しやすい逸品◎初めてクロッフルを食べる方や、鶴橋でクロッフルを食べたいと思っている方など、一度食べてみてください!(ハルカさん)
店名 | SHELTER COFFEE |
住所 | 大阪府大阪市生野区鶴橋2-6-5 |
営業時間 | 11:00〜18:00 |
定休日 | 水曜日 |
Web | https://www.instagram.com/shelter_coffee_osaka/ |
SLASH COFFE|SHELTER COFFEE姉妹店がオープン!
実は2024年7月29日にSHELTER COFFEEの姉妹店となる「SLASH COFFEE」がオープン。場所は、生野コリアンタウンへ向かう道の路地裏にある、またもや隠れ家的なロケーションです。
こちらはモノトーンがテーマとなっており、スタイリッシュな店内はどこもかしこもフォトスポット! そして、フードも全て「黒と白」で統一されています!
自信作のテリーヌショコラは、カカオ70%とカカオ62%のビターチョコ、卵、砂糖だけで作ったグルテンフリースイーツ。超濃厚なチョコレートがねっとりとまろやかな口あたりで、一口食べただけでもカカオの余韻がいつまでも続きます。「あまり砂糖を使いたくなかったので、塩で甘さを引き立てました」と、上にはフランスのゲラント塩をトッピング。その言葉通り、ほのかな塩気のおかげで甘みが強く感じられます。
もちろん飲み物も黒い! ということで、ブラックエイドもここならではの一品。見た目とは裏腹にしっかり甘く、シュワシュワの炭酸が爽快です。
カフェでは珍しい白玉も提供しており、上にかかった黒いペーストは「黒ゴマ」。ふわふわの白玉はぺろっと食べられる喉ごしの良さが特徴です。
真っ黒のフィナンシェは、上に溶けない砂糖を乗せて焼いており、カリカリ食感をアクセントに加えています。バターたっぷりでリッチな味わい。ちなみに黒い色は全て竹炭を用いているそうで、味や香りがないのでスイーツの風味を邪魔していません!
SHELTER COFFEE、SLASH COFFEEどちらも合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
店名 | SLASH COFFEE |
住所 | 大阪府大阪市生野区桃谷4-2-3 |
電話番号 | 080-8530-2512 |
営業時間 | 11:00〜18:00 |
定休日 | 水曜日 |
⑧【スイーツ】カナリヤ本店|インパクトも味も抜群! 老舗店の巨大パフェ
1979年から「パフェ専門店」として営業する「カナリヤ 本店」。約50種あるメニューのほとんどがパフェで、イチゴや抹茶を使った季節限定もの、ヨーグルトベースのさっぱり系、小さめのサンデーなど男女問わず楽しめるパフェメニューを揃えています。
こちらのパフェのポイントは、まずそのボリューム! 大きなグラスに入ったパフェは30㎝以上の高さを誇り、テーブルに運ばれた瞬間に歓声が上がります。〝写真映え〟が流行る40年以上前の創業時からこのビッグサイズで提供していたというから驚きです。
看板メニューはチョコレートパフェですが、キャラメルパフェも人気。はじめは期間限定だったのですが、ご要望に応えてレギュラー入りしたとのこと。
実際に目の前に登場すると、想像を超える高さに圧倒されます。下にはキャラメルソース、その上にバニラアイス、バナナ、コーンフレーク、さらに4球のバニラアイスをぎゅうぎゅうに。ホイップクリームをうず高く巻き上げ、ソースを滝のように流しかけて完成です。
食べ切れるかな?と不安になりますが、「このボリュームなので食べ飽きないように、しつこくなく、あっさりしたアイスや生クリームを使っています」とのこと。確かに、ほろ苦いキャラメルソース、ザクザクしたフレーク、軽めのホイップクリーム……とスプーンを進めるほどに違う味が出てくるので最後まで楽しめます。
ほかにも、大阪名物のミックスジュースにアイスなどをトッピングした「ミックスジュースパフェ」もおすすめ。パイン、ピーチ、ミカンをオーダーが入ってからミキシングして作るジュースは、フレッシュで果実感がしっかり感じられます。
これも4球のアイスやホイップクリーム、フルーツソースが山をなすタワー状ですが、下のジュースと混ざり合うことでフルーツオレのような味わいになり、さっぱりいただけます。
ウッディ調の店内は、席もゆったりして落ち着ける空間。夜はアルコールが飲める酒場になり、「カクテルパフェ」なども登場するそうです。
大阪のスイーツ好きな方で知らない人はいないであろう有名店です◎鶴橋の焼肉屋街にポツンとある、巨大パフェが有名な老舗のカナリヤさんは、レトロな喫茶店風の店内で食べるパフェが若い世代にも大人気です!(ハルカさん)
店名 | カナリヤ本店 |
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住所 | 大阪府大阪市天王寺区下味原町2-9 |
電話番号 | 06-6779-4582 |
営業時間 | 11:00〜23:00 ※20:00~はメニューが変わり、アルコール提供もあり |
定休日 | 不定休 |
Web | https://www.instagram.com/kanariya.staff/?hl=ja |
⑨【スイーツ】YUN CAFE DACQUOISE IN OSAKA|日本初! 優しい食感のダックワーズ
韓国出身の店主イ・ヒョンウさんが2023年5月にオープンした、ダックワーズ専門のカフェ。実はヒョンウさん、オーストラリアやイタリアなど海外で料理経験があり、日本でも和食や韓国料理店で腕を振るっていたベテランシェフ。
なぜダックワーズを?と聞くと「一人で楽しく作って販売するお店がやりたかったんです」とのこと。その言葉通り、ショーケースに並ぶのは「桜あん&バター」「ラムレーズン」「アップルシナモン」など色とりどりで、フレーバーも多彩な20種ほどのダックワーズ。
ダックワーズはマカロンに似たフランスのお菓子ですが、こちらは小麦粉を使わずアーモンドパウダーで作るためヘルシー。全てお店で焼き上げており、果物はできるだけ国産でフレッシュなものを、ジャムも自家製、バターもオーストラリアやイタリア産を使い分けるなど、材料にも徹底的にこだわっています。
イートインの場合は、アシェットデセールのように盛り付けてくれるのも嬉しいポイント。生クリームやドライフルーツを散らし、コース料理のデザートのように華やかな一皿が楽しめます。
外はカリッ、中はしっとりと仕上げたバターバーや、ダックワーズ生地に生クリームを重ねたボトルケーキなどもあり、お土産用にも買い込んでしまいそうです。
ブラジル・コロンビア・インドの豆をブレンドしたコーヒーや、自分で炭酸を入れる「エイド」などドリンクも多く揃います。アルコールも用意しているので、大人のスイーツタイムにもおすすめです。
鶴橋エリアに新しくできたおしゃれカフェ! まるで絵本の中のようなカラフルな店内は写真映えも◎名物のダックワーズは、店主が1つ1つ愛情を込めて毎日手作りしています! コーヒーもかなりこだわっているので、ダックワーズと一緒にオーダーするのがおすすめ!(ハルカさん)
店名 | YUN CAFE DACQUOISE IN OSAKA |
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住所 | 大阪府大阪市生野区鶴橋1丁目4-6 |
電話番号 | 090-3944-0313 |
営業時間 | 10:00〜20:00 |
定休日 | 水曜休 |
Web | https://www.instagram.com/yun_cafe_dacquoise_inosaka/?hl=ja |
⑩【雑貨・お土産】BOM CAFE|推し活するなら! 若者に話題の「ワッペンワーク」
鶴橋巡りではずせないのが、ハルカさんとソンギュさんが2022年4月にオープンした「BOM CAFE」。生野コリアンタウンの西部、御幸通から路地を南下した場所にあり、元キムチ工場を改装した開放的な空間が特徴です。
店内には雑貨やキッチングッズ、バッグ、衣服、アクセサリーなどがずらりと展示されており、まるでおもちゃ箱のよう! これらは韓国で買い付けた商品で、他にもハルカさんオリジナルデザインの布製品のアイテムが豊富に揃います。
「アイテム数は日々増殖中です」とのこと、現在では5000種ほどの取り扱いがあるのだとか。何度訪れても新しい雑貨との出合いがあるのが嬉しいですね。
実はオープン当初は韓国のお餅ケーキ「ソルギ」がメインのカフェでしたが、2023年11月頃にカフェスペースをクローズし、ワッペンを自分で付けてオリジナルアイテムを作る「ワッペンワーク」を楽しめる場としてリニューアル。
ワッペンは主にハルカさんやスタッフがデザインしたもので、その種類はなんと2000以上! 大きさや模様にかかわらず、1枚100円均一というリーズナブルな価格にも驚きです。文字はひらがな・英字・ハングルがあり、柄も花や動物、韓国&日本の食べ物などバリエーション豊かで、つい時間を忘れて選んでしまいそう。
店内で販売している布製品にその場でアイロンを使って付けることができ、付け方や配置のコツも教えてくれるから初心者でも安心です。
一番人気のネームタグのほか、ポーチやバッグなど、熱に弱くない素材であれば、基本ほとんどの布製品に付けられます。
若い方や親子連れなどに大ブレイクし、土日では3000人ほどがワッペンワーク目的で来るのだそう。新たな鶴橋の名物スポットになっています!
日本最大級5,000点以上の韓国雑貨と、流行りのワッペンワークが楽しめるお店です。元倉庫をリノベーションしており、開放的でとてもユニークな店内なので、空間も含めてお楽しみいただけます!(ハルカさん)
店名 | BOM CAFE |
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住所 | 大阪府大阪市生野区桃谷5-7-31 |
電話番号 | 06-4400-0613 |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
定休日 | 無休 |
Web | https://www.instagram.com/bomcafe_osaka/ |
他にも大阪には、韓国雑貨作りを体験できるスポットがあります! 推し活などにもおすすめです。
⑪【雑貨・お土産】春夏秋冬ビル|ファッションから食まで!韓国グッズをお買い物
昔ながらの商店が並ぶメインストリートを歩いていると一際目立つ新しいビルがあります。2021年7月にオープンした複合施設「春夏秋冬ビル」では、ファッションからコスメ、食に至るまで韓国の気になるトレンドが勢揃い。
1Fには韓国食材を手に入れることができるスーパーマーケット。2F~3Fはコスメやアパレル、韓国雑貨のフロアです。そして、編集部が注目したのは、4Fにあるチマチョゴリをレンタルすることができるお店「イェップンヨジャ」。“きれいな女性”という意味の名前がついたこのお店では、全40着の中からお気に入りのチマチョゴリを選んでレンタルすることができます。
現代風なものから伝統的な形まで、美しいチマチョゴリは選ぶ楽しさもひとしお。色も今の季節に合う春らしい淡いピンク色や、ビビッドカラーのものなど幅広く揃うので、その時の気分に合わせてセレクトしましょう。
時間の許す限り、チマチョゴリを着たままビルの中でショッピングを楽しんだり、カフェで過ごしたりできるので韓国旅行気分が一気に高まります。また、ビルの3Fにある「人生写真館」では、韓国で人気のプリクラ・人生4カットがあるので記念に撮影するのも良いですね。
ビル一棟で韓国旅行気分を満喫できる!? プチプラなお店が揃う春夏秋冬ビルを編集部が「1人5,000円」の予算で体験レポートしました! 詳しくはこちら(みかりん)
チマチョゴリを着るだけで、本当に韓国にいるのでは!? という錯覚を覚えるので、コリアンタウンをより楽しむためにおすすめです! また、着物のような締め付けがないのでワンピースのように楽に着られますよ。(ハルカさん)
店名 | 春夏秋冬ビル |
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住所 | 大阪府大阪市生野区桃谷4丁目6-13 |
電話番号 | 06-6715-0911 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 不定休 |
鶴橋駅からコリアンタウンへの行き方
鶴橋駅から生野コリアンタウンへ向かうには、JR・近鉄の中央改札を出て千日前通りを東に進み、「玉津3」の大きな交差点を南下すると迷うことなく辿り着きます。
ただ、より韓国の雰囲気を楽しみたい方には、東口改札を出て千日前通りに出ずに、鶴橋商店街の中を通り抜けるルートがおすすめ。細い路地が多くて迷ってしまうことも多い商店街ですが、迷えば迷うほど現地にいるような気分が高まり、楽しくなるのが鶴橋商店街。
鶴橋観光に来る方の中には、わざと迷ってその道中の出合いを楽しむ方もいるんです!(ハルカさん)
キムチ店はもちろん、目の前でチヂミを焼くお店や、タコの踊り食いが食べられるお店などもあり、生野コリアンタウンに向かう間にも食べ歩きの誘惑からは逃れられません。商店街を飛び交う韓国語を聞いているだけで、韓国旅行に来た気分を味わえます。
商店街をコリアンタウンの方向に進んでいくと「マンボーキムチ」というキムチ店があります。注文を受けてからお父さんが目の前でヤンニョム(調味液)を塗りキムチを漬けてくれるパフォーマンスは必見。鶴橋の数あるキムチ店の中で、目の前でキムチを作る工程を見られるのはここだけ!(ソンギュさん)
鶴橋コリアンタウンを遊び尽くそう
古き良き街並みも残しつつ、おしゃれな雑貨店やカフェも増えてきた鶴橋は、さまざまな年代の方が楽しめて、観光地としてさらに盛り上がってくるスポットだと思います。ぜひ遊びに来てくださいね!(ハルカさん)
ハルカさん、ソンギュさんありがとうございました!
ここ数年の韓流ブームでさらなる進化を遂げた大阪鶴橋。刺激的で非日常感を味わえるコリアンタウンは、みなさんの休日をより充実したものにしてくれることでしょう。
みかりん
普段からよく訪れている大阪・鶴橋の魅力を再確認できました! みなさんもぜひ週末のお出かけにいかがですか?