腰前和宣さん
阪神梅田本店のおやつの魅力を発信。最新のおやつ紹介や製造工場見学、おやつ作りのインスタライブなどSNSを中心に活躍中。
阪神梅田本店、どうリニューアル?
今か今かとリニューアルを待ち焦がれた阪神梅田本店が、満を持してグランドオープン! 4層のフロアが食に関する売り場となり、毎日の「食べる幸せ」を提供します。注目のスイーツ売り場は、2フロアに分かれて展開。オープンしたばかりの地下1階フロアにある「洋菓子ワールド」「和菓子ワールド」、そして1階フロアにある「おやつテラス」「日本茶・ティー・コーヒー・専門店ワールド」です。
華やかにリニューアルした地下1階
新たに誕生したデパ地下のメインストリート、「洋菓子ワールド」。横一列約100mにわたってスイーツ店が並ぶ光景は非常に華やかで洋菓子好きなら心ときめくこと間違いなし! 阪神梅田本店からデビューする新ブランドや西日本初常設店などが軒を連ねます。
老舗の和菓子ブランドと、専門性を追求した新ブランドからなる「和菓子ワールド」は4月~6月順次オープン。ホッと落ち着く和菓子の世界では、どら焼きの実演販売などスタッフとの距離が近い阪神梅田本店ならではのコンテンツも楽しめます。
デパートの顔! 百貨店1階が食品フロアに
デパートの1階といえば、高級ブランドや化粧品売り場のイメージがありませんか? しかし、さすが食の阪神、2018年のⅠ期棟オープンによって1階が食にまつわるフロアに一新。さらに、昨年の建て替え先行オープンで、アイテムや面積を拡大して展開しています。
全国の銘菓、約700点を販売している「おやつのひきだし」と海外紅茶ブランドが話題を呼んでいる「日本茶・ティー・コーヒー・専門店ワールド」などが展開されています。
阪神梅田本店の新たな顔となる1階が「食」のフロアに生まれ変わったことで、お客さんにとってもより身近に感じられる百貨店になりました。
さて、ここからは腰前さんセレクトのスイーツを紹介。「自分へのご褒美スイーツ5選」と「ちょっと自慢できる手土産5選」と題して、おすすめスイーツを厳選していただきました!
自分へのご褒美に! 人気スイーツ5選
まずは、毎日頑張る自分へのご褒美としておすすめのあまーいスイーツをピックアップします。どのスイーツも、つい写真が撮りたくなるような華やかなものばかりですが、もちろん見た目だけではなく味も腰前さんのお墨付き。生まれ変わった阪神梅田本店でしか食べることのできないものもあるので要チェックです。
① プティナージュ|世界初! ダックワーズ専門店が登場!
初お披露目の新ブランド、ダックワーズ専門店「プティナージュ」。ダックワーズとは、アーモンド風味のメレンゲを使ったフランス発祥の焼き菓子のことです。店名の由来はフランス語で「小さい雲」を意味します。
ダックワーズの上には、その名の通り、小さい雲のようなもくもくしたメレンゲがのっています。色とりどりの花びらのようなデザインは美しく、優雅なおうちカフェタイムに華を添えてくれることでしょう。嫌なことがあった日も、見ているだけでプティナージュの花のように明るい気持ちになれそうです。
メレンゲの種類が8種類あって、それぞれ味にちなんだカラフルな見た目が可愛らしいです。看板商品は、店名にもなっている白い「プティナージュ」。ダックワーズと濃厚なバタークリーム、サクッとしたメレンゲ菓子の3つの異なる食感が一度に楽しめる進化系スイーツです。しっかりした甘さなので、甘いもの好きな方に特におすすめです。
店名:プティナージュ
売り場:洋菓子ワールド
② フリュテリー カノン|気分フレッシュ! 旬のフルーツで季節を感じる
阪神梅田本店でデビューする新ブランドで、お店のコンセプトは、レトロ・かわいい・キュートの3本柱。「フリュテリー カノン」では生菓子から焼き菓子まで旬の果物を使用したスイーツを楽しむことができます。
代表商品のフルーツCanポンチは瑞々しいフルーツにシロップをかけ見た目も華やか。フルーツ好きにはたまらなく、頑張った後のご褒美に食べれば、疲れは吹き飛んで心も体も一気にリフレッシュできそうです。
パイン、リンゴ、いちご、オレンジ……、全部で7種類のフルーツが入っていて満足感がすごい! トロッとしていながら甘すぎないシロップが、フルーツの甘さを引き立ててくれます。グレープフルーツなど酸味のあるフルーツも入っているので、甘みとのバランスもとても良いです。トレンド感あるパッケージも素敵でご褒美にぴったり!
店名:フリュテリー カノン
売り場:洋菓子ワールド
③ たねや|リニューアル後初登場! 絶品生とらやき
あのバームクーヘンで有名な「クラブハリエ」グループである和菓子の「たねや」が百貨店のリニューアルに合わせて生まれ変わりました。最中や饅頭などさまざまな和菓子がある中でも注目したいのは生とらやきです。トラ模様の生地は1つずつ模様が違うことも特徴。
店内厨房で職人が仕上げる工程を楽しめる実演販売では、できたての生とらやきが味わえます。ふんわり生地の中は甘さ控えめの餡と生クリームがたっぷりで、優しい甘さに笑みが溢れます。夕食後のデザートにすれば心も満たされて、リラックスして眠りにつけるかもしれません。
あんこと生クリームの相性抜群で、クリームがたっぷり入っていても全然しつこくないんです。和菓子の甘さはホッと一息、疲れた体に染み渡りますね。家族への手土産としてもおすすめですが、せっかくの実演販売。地下1階の「スナックパーク」にイートインスペースがあるので、仕事帰りにパクっと一口、できたてを食べてみてください。
店名:たねや
売り場:和菓子ワールド
Web:https://taneya.jp/home/
④ 源吉兆庵|四季折々で見た目も華やか! 美しい上生菓子
老舗和菓子店「源吉兆庵」が百貨店では初の試みとして常設の上生菓子コーナーを展開。定期的に変わる商品ラインナップは、職人の技がキラリと光る絶品の和スイーツたち。
四季折々に姿を変える和菓子は風情ある日本の伝統美を堪能することができます。甘さ控えめなのでスイーツが苦手な方でも、すっきり食べられます。
季節の移ろいを感じている暇がないくらい忙しい日々を送っている方は、ほんの少し立ち止まって春を感じてみませんか? 心が研ぎ澄まされて、緊張や不安などをリセットすることができますよ。
季節の上生菓子は常に5種類がラインナップされています。僕が食べた「さくらんぼ」は、本物のさくらんぼに見えるほどリアルなのですが、食べてみると中のさくらんぼの種まで小豆で再現されていて驚きました。季節ごとに品揃えが変わるので、四季の変化が楽しめそうです。
店名:源吉兆庵
売り場:和菓子ワールド
Web:https://www.kitchoan.co.jp/
⑤ タシロコーヒー|甘さ控えめエスプレッソ風味の映えるフローズンドリンク
大阪のコーヒーショップ「タシロコーヒー」ではコーヒーの物販だけではなくソフトクリーム、フローズンドリンクも販売しています。腰前さんおすすめのトロッティーナは下の層がコーヒーのフローズン、上がエスプレッソとミルクのソフトクリーム、そしてエスプレッソ粉末がトッピングされたコーヒーショップならではのドリンクです。
イートインコーナーもあるので、梅田の街ブラ中、百貨店でのショッピング後にホッと一息してみませんか。休日に飲めば、「明日からまた仕事を頑張れる!」そんな気持ちにさせてくれるドリンクです。
タシロコーヒーのエスプレッソは、完熟チェリーから採取した農園指定のコーヒー豆を使用しています。そのこだわりをふんだんに感じられるトロッティーナは、エスプレッソが入ることで、ほろ苦い味が口の中に広がり後味すっきり!
店名:タシロコーヒー
売り場:日本茶・ティー・コーヒー・専門店ワールド
Web:https://www.tashirocoffee.co.jp/
手土産としてちょっと自慢できるお菓子5選
手土産を買いにデパ地下に寄るけど、どれが良いかわからずに迷いに迷う……という経験はありませんか? そんなお悩みもスッと解決! 腰前さんが自信を持っておすすめするお菓子を持っていけば、「これ、どこで買ったん?」ときっと注目の的になるでしょう。
① サブレヤ|優しく溶けていく衝撃の新食感サブレ登場!
贈る人、贈られる人が「幸せ」を感じられることをコンセプトにした「サブレヤ」が関西の百貨店で初登場。腰前さんおすすめのバターサブレのアソートは2種の違った食感を楽しむことができます。
丸形のサブレは「ほろほろ食感」、四角いサブレは「サクサク食感」と対象的な食感です。また、羽根をモチーフにした可愛い付属の「ミニピック」は、缶底のサブレを取るために使います。
百貨店にあるクッキー缶の中では1000円台でお手頃な価格帯にもかかわらず、クオリティの高い商品。友達との集まりに気軽に持っていけば、「可愛い!」や「美味しい!」が連発されること間違いなしです。
バターリッチなサブレは、口の中でほろほろ優しく溶け崩れていく衝撃の新食感!バターをたっぷり使いながらも、すっきりとした風味が特徴です。焦がしバターのサブレはサクサクで、一口食べれば口の中に香ばしいバターの風味とコクが広がります。羽根型の「ミニピック」は可愛いを感じる“ときめきポイント”です。
店名:サブレヤ
売り場:洋菓子ワールド
Web:https://sableya.m-k-international.co.jp/html/items/sableya/
② ガトージュジュ|夢が詰まったおもちゃ箱のようなクッキー缶
関西きっての高級住宅街である芦屋の小さな焼き菓子店「ガトージュジュ」が、月に一度「おやつのひきだし」にやってくる! 毎月第4金曜日だけの限定で販売される「JouJouクッキー缶」は、毎回完売するほどの人気商品。
缶の中には11種類の可愛らしいクッキーが詰まっています。まるで小さなおもちゃ箱のように夢が詰まった缶は、子どもの頃のときめきを思い出させてくれるでしょう。(JouJouはフランス語で“おもちゃ”)
その可愛さから、お子さんがいるファミリーへの手土産に持っていけば、きっと喜んでもらえるはず。
木馬のアイシングクッキーやベアのサブレなど可愛いお菓子の中でもおすすめは木イチゴのサンドクッキーです。木イチゴのジュレの優しい甘さがサクッとしたベースのクッキーと相性抜群です。売り切れ御免の人気商品なので出会えるかどうかは運次第。1ヶ月に1度だけ! 第4金曜日はおやつテラスを覗いてみてください。
店名:ガトージュジュ
売り場:おやつテラス
Web:https://www.instagram.com/gateaujoujou/
③リントンズ|2021年のオープン後話題に! 世界初の常設店
一昨年、英国で愛される紅茶ブランド「リントンズ」が世界初の常設ショップを阪神梅田本店に先行オープン。
紅茶の茶葉だけではなく紅茶のお菓子として英国で親しまれているビスケットも購入することができます。そのビスケット缶はお一人様1個までにもかかわらず昼過ぎには完売していることが多い人気商品。
カチャッと留め金を外した缶の中にはバターの風味が香り高いショートブレッドが入っています。サクサクだけれども口の中で溶けてなくなる食感が魅力的。
目上の人や先輩に「紅茶によく合うお菓子です」と持っていけば一目置かれることでしょう。クセがなく食べやすい味なので、年齢性別問わず好んで食べてもらえるはずです。
素朴な味でどこか懐かしい、そんな気持ちにさせてくれるシンプルなビスケット。紅茶に合うお菓子なので、手土産用だけではなく、休日昼下がりのゆったりしたカフェタイムにも相性抜群です。
店名:リントンズ
売り場:日本茶・ティー・コーヒー・専門店ワールド
Web:https://ringtons-japan.jp/
④両口屋是清|23年ぶりにリニューアルした名古屋の名物菓子
名古屋の老舗和菓子店「両口屋是清」が、グランドオープンに合わせて人気商品である千なりの「りんご餡」を新発売! 千なりとはカステラ皮のどら焼きで名古屋土産を代表する銘菓の1つ。
千なり林檎あんはリンゴの果肉がゴロゴロ入っており、しゃきしゃき食感が特徴的。餡はなめらかで生地のふわふわ感と良く合います。またパッケージがリンゴの形でかわいいので、手渡しした瞬間に笑顔が生まれそう。実家や親戚の家に行くときのお茶菓子として持っていくのはいかがでしょうか。
どら焼きは私も好きで色々な商品を食べていますが、りんご餡のどら焼きは他であまり見たことがなく、そういう意味でも手土産には喜ばれますね。しっかりとした粒あんの贅沢な甘さがブラックコーヒーとよく合います。
店名:両口屋是清
売り場:和菓子ワールド
Web:https://ryoguchiya-korekiyo.co.jp/
⑤グランドフードホールミニ|芦屋の人気土産が登場
芦屋にある食のセレクトショップ「グランドフードホール」が1階に登場。とことん素材にこだわったアイテムの中でも厳選された商品だけが阪神梅田本店で販売されています。
その中でも腰前さんおすすめは、ハニーローストナッツのパック。6種のナッツ(アーモンド・ピーカンナッツ・ピスタチオ・くるみ・カシューナッツ・マカダミアナッツ)をローストして蜂蜜とバター、砂糖で味をつけた逸品です。
缶ではなくパックに入っているので、かしこまった感じがなく、カジュアルに渡したいときにおすすめ。「これ、美味しいから食べてみてよ」と気軽にプレゼントできますよ。
噛んだ瞬間に広がる蜂蜜の甘さ、そして塩味が良いアクセントとなり、
つい手が止まらなくなる魅惑のナッツ。老若男女問わず贈り物にぴったりの一品です。
店名:グランドフードホールミニ
売り場:日本茶・ティー・コーヒー・専門店ワールド
Web:https://www.grand-food-hall.com/
まとめ
今回のリニューアルで1階が食のフロアになった阪神梅田本店は、より親しみやすい場所へと生まれ変わりました。疲れた仕事帰りに甘いスイーツたちに心を癒してもらうも良し、休日に友人との街ブラで訪れるも良し。気軽に訪れやすくなった「食の阪神」でおいしいスイーツを見て、食べて、心も身体もリフレッシュしてみてはいかがですか。
スイーツ好きの私としては、どれも美味しそうで目移りしてしまいます。自分へのご褒美や手土産におすすめです!