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2025年4月に開幕し、連日盛況の大阪・関西万博。その会場内で、関西電力は未来社会を見据えたさまざまな取組みを行っています。会場内で万博アテンダントを務める担当者に詳しい話を聞きました。
画像: 関西電力 広報室 万博アテンダント 瀬戸口奈々

関西電力 広報室 万博アテンダント 瀬戸口奈々

推シゴトファイル〜推しからみえるお仕事の世界〜

関西電力が担う業務は実にさまざま。電気にかかわるものはもちろん、一見関連性がないように思える意外な分野まで、幅広く手がけています。このシリーズでは、社員が語る、業務やプライベートの“推シゴト”を通じて、多種多様な「お仕事」をご紹介します。

大阪・関西万博の会場で行われる関西電力の幅広い取組みをご案内

──まずは、現在携わっているお仕事について教えてください!

瀬戸口「関西電力は、現在開催中の大阪・関西万博で未来社会に向けたさまざまな取組みを行っています。私は万博アテンダントとして、関西電力が関わっている施設や取組み、パビリオンなどのご案内業務を担当しています。関西電力の取引先企業や自治体の首長や議員、国内外の協働会社の関係者など、さまざまなお客さまをお迎えし、社員として自分たちの言葉で関西電力や万博の魅力を伝えるのが役割です」

画像: 大阪・関西万博の会場で行われる関西電力の幅広い取組みをご案内

──そもそも、瀬戸口さんが万博アテンダントとして働くことになったきっかけは?

瀬戸口「関西電力の『eチャレンジ制度(ジョブチャレンジ)』という社内公募がこの仕事を知るきっかけでした。大阪での55年ぶりの万博という非常に貴重な機会に『今しかできない経験をしたい』と思って応募しました。もともと人と話すのが好きで、いろんな方とコミュニケーションが取れる仕事に魅力を感じていたんです」

──関西電力が大阪・関西万博で行う取組みとは、どんなものなのでしょうか。

瀬戸口「大阪・関西万博では、広い会場を移動するために約30台のEVバスが走っています。関西電力は、大阪メトロなどと共同で、そのEVバスに効率よく電気を供給するシステムや運行を支える技術の実証実験を行っています。

当社が設計・建築を担当した3ヶ所のバス停では、走行中に給電を行う仕組みや、ゼロカーボンエネルギーに関するコンテンツをデジタルサイネージで展示しています。未来の交通やエネルギーのかたちを感じていただけるはずです」

画像: 走行しながら充電を行う「走行中給電システム」

走行しながら充電を行う「走行中給電システム」

──未来の乗り物にも、関西電力が関わっているとお聞きしました。

瀬戸口「はい。『空飛ぶクルマ』の離着陸場では、関西電力がSkyDrive向けの充電インフラを整備しました。また、水素燃料電池船『まほろば』のエネルギーマネジメントシステムや、船の充電設備の整備にも関わっています」

──パビリオンでも、関西電力の技術が活かされているところがあるのでしょうか。

瀬戸口「関西電力も加入している電気事業連合会が出展する『電力館 可能性のタマゴたち』では、楽しみながら未来のエネルギーを学べるコンテンツが充実しているので、ぜひ注目していただきたいですね」

画像: 関西電力も加入している電気事業連合会が出展する「電力館 可能性のタマゴたち」

関西電力も加入している電気事業連合会が出展する「電力館 可能性のタマゴたち」

──かなり幅広く大阪・関西万博に関わっているのですね!

瀬戸口「そうなんです。なにより、会場内で使われている電気は関西電力から送られているものです。実証試験を進めている水素発電をはじめ、太陽光発電や水力発電、原子力発電といったCO2排出量削減に繋がる“ゼロカーボン”の電気を組み合わせたものなんですよ」

新時代の電気の仕組みを一から学び、「魅力の伝え方」を模索

──万博アテンダントとして、大阪・関西万博の開幕前に準備したことがあれば教えてください。

瀬戸口「会場で技術的な説明ができるようになるために、EVバスや水素発電について一から勉強しました。机上での学びはもちろんですが、各部門で活躍する従業員に直接話を聞いたり、水素関連の取組みが行われている兵庫県の姫路第二発電所や福井県の美浜発電所に直接足を運んだりして、理解を深めていきました」

画像: 関西電力の万博アテンダントチームのメンバーとのショット

関西電力の万博アテンダントチームのメンバーとのショット

──お客さまをしっかりアテンドするために、知識の習得が第一歩だったのですね。

瀬戸口「そうなんです。もともとは契約関連の仕事をしていて、技術的な分野はまったくの未経験だったので、最初は理解するのが大変でした。総勢10名の万博アテンダントチームで研修を行い、説明用の台本も一から作り上げました。お客さまを飽きさせず、わかりやすい説明にするために何度もブラッシュアップを繰り返しましたね。研修の後半は実際に万博会場を歩きながら、『このタイミングでこんなふうに説明しよう』『ここはじっくり見てもらおう』と細かいところまで念入りに調整しました」

──万博アテンダントのお仕事で、最も印象に残っていることは?

瀬戸口「初日のアテンド業務の緊張感は忘れられません。通常は午前か午後のどちらかにご案内することが多いのですが、その日は朝から夕方まで1日かけてじっくりご案内するスケジュールでした。うまく話せたかどうかは、正直あまり覚えていません(笑)。でも、お客さまが大変興味を持ってくださって、最後に『楽しかった!ありがとう!』と笑顔で声をかけてくださったことがすごく嬉しくて、自信にも繋がりました」

──仕事をするうえで、普段から心がけていることや大切にしている姿勢はありますか?

瀬戸口「お客さまに楽しんでいただくためには、まず自分自身が楽しむことが大事だと感じています。最初のころは、伝える内容に集中しすぎて余裕がなかったのですが、先輩と一緒にご案内した時、お客さまとの会話やリアクションを楽しんでいる様子を見て、『こういうふうに向き合えば良いんだ』と気づきました。それからは、笑顔を絶やさず、自然体で接することを意識するようになりました」

──案内ルートで一番盛り上がるスポットはどこですか?

瀬戸口「EVバスやパビリオンを体験した後、大屋根リングに登った瞬間は『おおっ』と声が上がることが多いですね。それまでとはガラッと景色が変わって、今まで歩いていたところが見渡せるので新鮮な気持ちになるのだと思います。皆さんがスマホを取り出して、夢中になってくださるので嬉しいです。

電力館もお客さまからの評価が高いですね。未来のエネルギーを学べるゲーム感覚のアトラクションがたくさん用意されているので、お客さまと『いくつチャレンジできたか』『どれが面白かったか』といった話が弾みます」

画像: 新時代の電気の仕組みを一から学び、「魅力の伝え方」を模索

──瀬戸口さんの説明を聞いて、お客さまはどんな反応をされることが多いですか?

瀬戸口「会場の至るところで幅広い取組みをしているので『そんなところまで関西電力が関わっているんだね!』と驚かれることが多いです。例えば、EVバス停のデジタルサイネージの展示についてご説明すると『なるほど、これはそういうことなんだ!』とさらに興味を持ってもらえますね。どの施設も、関西電力をはじめとするたくさんの関係者が何年もかけて準備してきたもの。その想いや取組みの意義をお伝えし、関西電力の魅力を再発見してもらえることが、何よりのやりがいです」

大阪・関西万博で出会った明るく気さくな人々がイチ推し。趣味のライブも活力になっています!

──お仕事以外でも、大阪・関西万博を楽しまれているそうですね。

瀬戸口「午後のご案内の時は、朝早くから会場を歩いていろんなパビリオンを体験し、リフレッシュすることも多いです。特に『静けさの森』という緑に囲まれたスポットがお気に入りです。落ち着いた空間で癒やされています」

──先ほど「人と話すのが好き」とおっしゃっていましたが、万博で仲良くなった人はいますか?

瀬戸口「万博アテンダントチームの皆さんとは、いつもお喋りが止まりません(笑)。年齢も経歴もバラバラな社員同士ですが、明るく気さくな人たちばかりで楽しいです。また、顔なじみになった海外パビリオンの現地スタッフやガイドさんから『今度ご飯を食べに行こう』と声をかけてもらうこともあるんですよ」

──いろいろな人と出会って交流を深められるのは、万博に関わる特権かもしれませんね。

瀬戸口「本当にそう思います! 万博をご案内する際は、関西電力が関わっているプロジェクトだけでなく、可能な限り海外パビリオンにもお連れしています。なかでも『インドネシア館』には多くの方々を受け入れていただくなど、大変お世話になっており、スタッフ同士で良好な関係を構築しています。

そうしたなか、先日、インドネシアの火山が噴火したというニュースが入ってきました。9名が死亡、数千人が避難を余儀なくされているというものでした。

そこで、一日も早い復興をお祈りしたいと思い、万博アテンダントチームで『千羽鶴』を作ることにしました。先日インドネシア館へお渡しに行ったのですが、その際に館長から感謝のお言葉を頂いた時は、お渡しできて良かったなぁと思いました。私たちの気持ちをしっかりとお伝えできたと思います」

画像1: 大阪・関西万博で出会った明るく気さくな人々がイチ推し。趣味のライブも活力になっています!

──大阪・関西万博以外に、プライベートで楽しんでいることはありますか?

瀬戸口「ライブやフェスに行くのが、私の元気の源です! 特にロックバンドの『KANA-BOON』は中学生の頃からよく聴いていて、彼らが出演するイベントがあればできるかぎり足を運んでいます。フレックス制度を利用して仕事を早目に終え、平日にライブを楽しむこともあります。万博が始まってからはなかなか機会がないので、時間を見つけて行きたいです」

画像2: 大阪・関西万博で出会った明るく気さくな人々がイチ推し。趣味のライブも活力になっています!

現地情報をアップデートし、より楽しめる工夫を

──最後に、今後の抱負をお願いします!

瀬戸口「大阪・関西万博への注目度が日に日に増していて、SNSやニュースで取り上げられる機会が増えてきました。例えば、海外パビリオンのことやスタッフの方とのちょっとしたやり取りなど、私たちにしか伝えられない情報を日々アップデートしながら、より一層お客さまに楽しんでもらえるように取り組んでいきたいです。

大阪・関西万博で実施中の関西電力のさまざまな取組みは、これからのより良い未来を思い描いたもの。まだ万博に来場したことがない方も、ぜひ未来を体験しにいらしてください!」

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