関西電力グループは、地域や社会の持続的な発展のため、事業活動ならびに良き企業市民としての活動を通じて、地域や社会の課題解決や活性化に積極的に取組むための羅針盤として、2024年6月に「関西電力グループ社会貢献活動方針」を制定しました。
参考:関西電力グループ社会貢献活動方針https://www.kepco.co.jp/sustainability/society/contribution/group.html
方針の中で、社会貢献活動における重点分野として定めているのは、「環境保全」「地域活性化」「次世代層育成」の3つ。
今回は、「地域活性化」の新たな取組みとして、 10月7日に和歌山県世界遺産センターと連携して実施した「道普請ウォーク」の様子をお届けします!
さやぱん
WITHYOU編集部 さやぱんがレポートしますよ!
「道普請ウォーク」とは
「道普請ウォーク」とは、和歌山県(世界遺産センター)が、企業や団体の方と実施する紀伊山地の参詣道を維持・修復するプログラム。
「蟻の熊野詣」と形容されるほど多くの人々を受け入れてきた「熊野古道」や、高野山への主要な参詣道として利用された「高野山町石道」は、平成16年7月、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されました。
この紀伊山地、道の大部分は幅1メートル前後と狭く、石畳や階段となっている部分もありますが、多くは山中の土の道となっています。年間を通して雨量が多く、台風などの災害にもたびたび見舞われる地域でもあるため、その山道のところどころで傷みが確認されています。
そのため、この重要な資産を大切に保全し、次代に引き継いでいくために、多くの人々の理解と協力により、継続性のある保全活動を展開していくことが重要なのです。
さやぱん
世界遺産の修復に携わることができるのはとても貴重ですね!
高野山の神聖な雰囲気に包まれて、いざ作業!
今回は、関西電力の社員16名で、高野山大門近く女人道の弁天嶽登り口付近で、傷んだ道の修復・保全を行いました!
和歌山県世界遺産センターの方から道普請ウォークについて説明を受けた後、いざ作業開始!
道の保全に使用する土を土のう袋に入れて、修繕場所までの約200メートルを手運びで運搬します。
この土のう袋、土を入れると1袋あたり約3キロにもなるんです!「お、重い・・・!」と言いながら、みんな頑張って運びました!
土を運んだ後は、土入れと土固めの作業。道が平坦になるように意識して作業を行いました。
土固めの作業では、足で踏み固めるだけでなく、昔の道具である「たこ」や「タンパー」を使いました。
作業開始から約1時間。このとおり道が補修されました!
さやぱん
世界遺産のため最新の機械は使えず、昔ながらの方法で実施されているそうです!体力を要する作業もありますが、文化資産の保全活動に精力的に作業されていました!
活動を終えて
世界遺産の修復に携わることができる「道普請ウォーク」。
重要な資産を大切に保全し、次代に引き継いでいくため、本取組みは毎年継続して実施していく予定です!
今後も関西電力グループは、地域や社会の課題解決や活性化に積極的に取り組んでいきます。
WITH YOUでも取材するのでぜひチェックしてください!