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関西電力で働く人のための厚生施設として、1953年に開院した関西電力病院(関電病院)。現在では「地域医療への貢献」を目標に掲げ、一般の方々にも広く利用される病院となっています。今回ご紹介するのは、そんな関電病院で看護主任を務める看護師のお仕事。担当者に詳しく話を聞いてみましょう。

推シゴトファイル〜推しからみえるお仕事の世界〜

関西電力が担う事業は実にさまざま。電気にかかわるものはもちろん、一見関連性がないように思える意外な分野まで、幅広く手がけています。このシリーズでは、社員が語る、業務やプライベートの“推シゴト“を通じて、多種多様な「お仕事」をご紹介します。

画像: 関西電力病院 12階病棟看護主任 久保明子 ※2023年末時点でのプロフィール。2024年より13階病棟(消化器内科、眼科)に異動しています。

関西電力病院 12階病棟看護主任 久保明子
※2023年末時点でのプロフィール。2024年より13階病棟(消化器内科、眼科)に異動しています。

入院患者さまの看護と、後輩看護師たちの指導が主な仕事

─まずは、現在のお仕事について教えてください!

久保「消化器外科と婦人科の患者さまが入院されている12階病棟で、看護主任として働いています。看護師としては、抗がん剤・放射線治療を受ける患者さまの看護のほか、手術前後や入院から退院までの患者さまの精神的ケアなどを行います。看護師のチームリーダーとしては、メンバーの指導やフォローなども私の役割です」

画像1: 入院患者さまの看護と、後輩看護師たちの指導が主な仕事

─看護師になりたいと思ったきっかけは?

久保「子どもの頃に入院したことがあって、そのときに接してくれた看護師さんに優しくしてもらったことが、とても良い思い出になっているんです。それで私も、看護の仕事に就きたいと思うようになりました」

―なぜ関電病院で働くことを選んだんですか?

久保「通っていた高校が病院のそばにあったことや、母親のかかりつけ病院だったことから、私にとって身近な存在だったからです」

─看護師のお仕事で、大変なことや嬉しいことは?

久保「特にやりがいを感じるのは、手術後の患者さまの看護です。手術後は、血圧や呼吸、表情など患者さまの状態を特に慎重に見守る必要があるんです。その中で、今後起こる可能性がある体調の変化などを検討し、担当の医師や看護師たちと相談しながら看護を行います。そうして、患者さまが笑顔で退院される場に立ち会うのは、何度経験しても嬉しいものですね」

画像2: 入院患者さまの看護と、後輩看護師たちの指導が主な仕事

─看護主任として、看護学生の実習指導もされているそうですね。

久保「はい。看護師を目指す実習生たちの指導もやりがいを感じる仕事の一つです。最初は、これまでに勉強してきたことと実践との違いに戸惑う学生さんも多いですが、実習を通じて成長する姿を見守るのは、私にとっても勉強になりますね。実習を経て、看護師になった学生さんが挨拶に来てくれると、本当に良かったなぁと思います!」

画像3: 入院患者さまの看護と、後輩看護師たちの指導が主な仕事

─看護師として、特に心掛けていることは?

久保「どんなに忙しいときでも、患者さまと目線をあわせて、しっかりと訴えを聞くことです。入院されている患者さまは、病気そのものや、この先の生活はどうなるかなどといったことに対して、不安な気持ちを持っていますよね。そうした思いをしっかりと受け止め、必要に応じて担当医師などに共有し、患者さまに寄り添う。看護師にとって特に大切な務めだと思っています」

大好きなキャラクターを推す姿勢も情熱的! 看護の仕事に役立ったディズニーランドでの経験とは?

─そういえば、久保さんはプライベートで推し活をしていると小耳に挟んだのですが……?

画像1: 大好きなキャラクターを推す姿勢も情熱的! 看護の仕事に役立ったディズニーランドでの経験とは?

久保「私、サンリオやディズニーのキャラクターが大好きなんです! コロナ禍前は、年間パスポートを購入して、毎月のように東京ディズニーランドに通っていたくらいです(笑)」

─大阪から東京まで毎月!? ものすごい熱量ですね(驚)。ちなみに、お好きなアトラクションは?

久保「アトラクションはほとんど利用しません! 目的はディズニーのキャラクターたちに会うことですから、ショーやパレードを観たり、キャラクターグリーティングに参加したりしています。」

─まさにキャラクター推しなんですね。そうなると、やはり夢は世界のディズニーランド巡りとか?

久保「そうですね。すでに香港、上海、アナハイム(カリフォルニア)、オーランド(フロリダ)には行っていて、アラスカ航路とバハ・カリフォルニア航路のディズニー・クルーズにも参加しました。残すはアウラニ(ハワイ)とパリのディズニーランド。世界のパークを制覇するのが夢なんです!」

画像2: 大好きなキャラクターを推す姿勢も情熱的! 看護の仕事に役立ったディズニーランドでの経験とは?

─すでに、ほぼ世界制覇じゃないですか! ちなみに、ディズニーやサンリオ推しであることが、お仕事に役立っていることってありますか?

久保「職場ではサンリオグッズを身に着けていることが多いんですが、患者さまから『可愛いですね』なんて声を掛けてくださることもあって、コミュニケーションのきっかけになっていますね。また、ディズニーランドでお客さまをおもてなしするキャストの方々の姿勢は、とても参考にさせていただいています。私自身、パークで困っているときにキャストが声をかけてくれるととても嬉しく思うので、患者さまに少しでも困っているような様子がみられたら、すぐにお声がけをするようにしています」

大好きな看護の仕事を一日でも長く続けて、たくさんの患者さまを笑顔にしたい

─最後に、今後のお仕事に対する意気込みを聞かせください!

久保「関電病院は、急性期(※)の患者さまが多く入院されていることから、急性期医療とその看護に力を入れています。そこで私も、急性期看護のスキルをさらに高めるために、院内の呼吸器認定看護師の育成のための研修に参加し、検定合格に向けた勉強をしているところです。あと、最近は休日にジムへ通って、パワーと気力を養っています!」

(※)病気になり始めた頃で、症状が現れる段階のこと

画像: 大好きな看護の仕事を一日でも長く続けて、たくさんの患者さまを笑顔にしたい

─推し活を続けるためにも、体力が必要ですもんね。

久保「もちろん、それもありますね(笑)。私は推したちと同じくらい、看護の仕事が本当に好きなんです。ですから、少しでも長くこの職場で働きたいと思っていますし、同じ思いを持つ看護師を、一人でも多く育てていければと願っています」

仕事と趣味のどちらにも、情熱的に打ち込む姿勢が印象的な久保。入院されている患者さま、そして周りの看護師や医師たちから信頼される存在として、これからも関西電力病院で働き続けます。

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