大阪初のPaint&Sipスタジオ「Artbar Osaka」とは
「お酒を楽しみながら、リラックスして自分の中のクリエイティビティを解き放つ」のがArtbarのコンセプト。大切なのはリラックスして創作を楽しむこと。だから「今まで絵を描いたことなんてないよ〜!」という初心者さんでも大丈夫です。
「お酒を片手に名画や季節の花などを描いてみよう!」というセッションが、南海電鉄の難波駅に隣接する複合ビル「なんばスカイオ」にあるスタジオで開催されています。お仕事帰りにも休日のおでかけにも立ち寄りやすい立地で、とっても便利。画材はもちろん、お酒にお菓子もスタジオに用意されているので、手ぶらでふらっと行くだけで楽しめます。
Artbar OSAKAがあるのは、「なんばスカイオ」。1階からエレベーターにのって10階のオフィスロビーへ。そこから高層階行きのエレベーターに乗り換えて17階のスタジオに向かいます。うっかりしていたら迷子に……?皆さま、お気をつけて!
ワイン片手に「太陽の塔」へ挑戦!
今回のセッションを担当してくれたのはインストラクターのSotaさん。大阪芸術大学で学び、現在はライブペインティングや壁画制作を中心に活動しているそう。Artbar OsakaにはSotaさんのほか、個性豊かなインストラクターが10人ほど所属し、アート体験をサポートしてくれます。
赤・白それぞれのワインやジュースなどぜんぶで5種類のドリンクが飲み放題で用意されています。まずはワインをチョイス! ついでにお菓子もいただいちゃいます。
そしていざ真っ白なキャンバスがセットされた席へ。テーブルに置かれた画材を前にすると、リラックスして楽しむ場所だと分かっていても、やっぱり緊張を隠せません。
「ここでは絵のうまさを競い合う必要はないので、コミュニケーションツールとして楽しんで」とSotaさん。緊張をほぐす意味もこめて、みんなで乾杯からスタートします。カンパ〜イ! 参加者同士グラスを掲げあってひと口飲んだところで、大切なお知らせが。
「筆洗いのカップと飲み物のグラス、よく間違えます。グラスに絵の具ついた筆をポーン!みたいなことがあるので、左右で置く場所を分けておくとやりやすいですね」
ちょうど、やりそうだな〜と思っていたところ。気さくなトークで場が一気にほぐれました。
この日のお題は「太陽の塔」。大阪になじみの深い、愛着あるモチーフを自分で描けるなんて、ちょっと嬉しいかも。どこから描きはじめればいいのか分からなくても大丈夫。“あたり”をつけるところから易しく教えてくれます。
「見本通りでなくても、手がめっちゃ大きくても、頭が大きくてもいいし、胴体が短くてもいい。ルールはないので、家に飾るインテリアとして『こんなのあったらいいな』ぐらいの感覚で描いてみましょう」
緊張の1筆目……思い切りが大事ですね
まずは鉛筆で下書き線を描くイメージで、薄い黄色の筆で絵の輪郭を描きます(あとから濃い色で塗りつぶせるので、最初は思い切りが大事とのこと)。Sotaさんのレクチャーを頼りに、頭と胴体のだいたいの“あたり”をつけて、入筆。ついに描いちゃった......! とまわりを見ると、躍動感があったり神々しさにあふれていたり。キャンバスの中にとっても自由な太陽の塔が並びました。
ほろよいで名画誕生!?
おおよその形がとれたら、次は塔の足もと、背景を決めていきます。
「2時間の中で塗れてないところが残るのがいちばん焦るので、どんどん塗っていきましょう。とりあえず埋めちゃえば、気持ちがラクになりますから」
キャンバスの中に正解・不正解はなく、ひたすら自由。思い思いに絵の具を混ぜて、思った通りの色にならなくても、とにかくキャンバスを埋めていきます。はじめは絵の具を恐る恐る使っていたのが、お酒を飲んでおしゃべりしながら描いているうちに、どんどん大胆に。次第によく使う色をボトルキープしたりして、緊張はすっかりほぐれ、気持ちが解放されていきます。
色の作り方のコツや、筆の使い方などもしっかり教えてもらえるので、気の向くまま、筆の向くまま、すっかり夢中に。参加者たちがキャンバスに集中するあまり、次の説明をしようとするSotaさんが「みんなもう全然こっち見てくれへん......」と嘆いて笑いが起きる一幕も。
絵を描くことに、こんなに夢中になった経験は初めてで、自分でもびっくりしました。とはいえ、時には迷子になることも。
「だいぶ進んできて『どうしよ!?』ってなってきてると思います。1回手を止めて、筆を置いてみてもらっていいですか。はい、置いて(笑)。かわりにグラスを持って立ち上がりましょう。ちょっと下がって見ると、近くで見るのと印象が違うと思います。キャンバスに入り込みすぎるとしんどくなるので、いったん飲みものを注ぎましょう」
なるほど、確かに。お酒を飲んで気持ちをラクにすると、ほかの参加者の発想に触れる余裕もできて、これぞPaint & Sip。お菓子をつまみ、左手にワイングラス、右手に絵筆を持ってのクリエイティブな時間が、心地よい音楽に乗って流れていきます。
キャンバス全体が埋まったところで、いよいよ顔を書き込む時がやってきました。表情が決まる緊張の瞬間。3つの顔のうち、正面にあり現在を象徴する「太陽の顔」の、ぐにゃぐにゃした絵描き歌のような目・鼻・口を描き入れると、見慣れた太陽の塔が現れました。
塔のてっぺんにある「黄金の顔」もそれぞれに味が出ていて、一つとして同じ太陽の塔はありません。一人ひとりのクリエイティビティが大爆発。残り時間をめいっぱい使って、塗り残したすき間を埋めたり色を塗り重ねたりして、ついに完成。
なんだか画家になった気分で、一気に愛着が湧いてきました!
仕上げにポスカでサインを入れると、急に“ぽく”なり、立派な作品に。「かわいい!」「色の組み合わせ、めっちゃいいですね」ドライヤーで絵の具を乾かすあいだも盛り上がり、最後は全員で記念撮影をして、2時間のセッションがあっという間に終了しました。
アート初心者でも楽しめる! 「Artbar Osaka」でクリエイティブなひとときを過ごそう
美術の授業以来、大人になってはじめて持つ絵筆に最初は戸惑いましたが、いつしか時間も緊張も忘れて没頭していたことに驚きました。同じモチーフを描いていても、こんなに個性が出るのはきっと、のびのびとおおらかな気持ちで描けるPaint & Sipだからこそ、ではないでしょうか。
どんな色でも、どんな形でもいい。正解がないと難しいように思えますが、正解がないからこそ、なんでもOKのアートセッション。手放しで褒めてもらえる体験もうれしくて、仕上がった作品に愛着が沸きました。
想像していた以上に心が解放されるアート体験。日常にちょっと疲れたな、と思った時こそ、心のデトックスにいかがでしょうか。ランタンを灯して夜景を楽しみながら描くムードいっぱいのセッションタイムを設けることもあるそうですよ!
セッションは「太陽の塔」のほかにも豊富なプログラムが用意されているので、WEBサイトのスケジュールから興味のあるテーマをチョイスして、ぜひ気軽に参加してみてくださいね!
Artbar Osaka
住所 | 大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばスカイオ17F |
公式WEB | https://osaka.artbar.co.jp/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/artbarosaka/ |
けいちゃん
色をどんどん塗り重ねていくほどに愛着が……。今まで経験したことのないようなアート体験ができました!