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兵庫県・赤穂御崎(あこうみさき)にある「きらきら坂」は、縁結びのご利益で有名な「伊和都比売(いわつひめ)神社」の境内から瀬戸内海へと繋がる坂道。風情ある坂道の両側にレトロでおしゃれなショップが建ち並び、写真好きの旅先として注目を集めています。上手な写真の撮り方を勉強したい! というりかごんと、写真を撮りながら街を歩いてみましょう。

ここはイタリア!? きらきら坂って知ってる?

「きらきら坂」は、伊和都比売神社の境内を通り抜けたところから瀬戸内海に繋がる坂道。もとはコンクリートの階段でしたが、石畳を敷き詰め、階段の一部にモザイクタイルを装飾したところ、「まるで海外にいるような写真が撮れる!」とSNSを中心に話題となり、写真映えする人気スポットとなりました。

坂の途中には、古民家をリノベーションしたお店や、海を一望できるカフェ、さらにはガラス細工を扱うアトリエなどもあり、どこを切り取っても絵になる、おしゃれなお店が並んでいます。

画像: 「きらきら坂」の名付け親は、人気イタリアンレストラン「SAKURAGUMI」のオーナーシェフ・西川明男さん

「きらきら坂」の名付け親は、人気イタリアンレストラン「SAKURAGUMI」のオーナーシェフ・西川明男さん

実は、「きらきら坂」という名前は、毎月第三日曜日に開催されていた「御崎マルシェ」に向けて2000年に付けられたそう。

マルシェの開催場所を案内する際に、「お宮の横の坂道」ではわかりにくいと思った西川さんが、「坂道は日差しで海も空もキラキラしているから“きらきら坂”がいいのでは」と命名。そこから浸透し、広がっていったといいます。

“和”を象徴する神社の境内を通って、きらきら坂を下ると、イタリア・ナポリのような風景が広がる、そんなギャップも魅力です!

カメラを持って、きらきら坂を満喫しよう! おすすめフォトスポットMAP

早速、きらきら坂の映えスポットを巡って、写真を撮りに行きましょう! 今回は厳選した5つを紹介します。

画像: カメラを持って、きらきら坂を満喫しよう! おすすめフォトスポットMAP

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絶景の神社として知られる「伊和都比売神社」

画像: 赤穂御崎に静かにたたずむ神社

赤穂御崎に静かにたたずむ神社

伊和都比売神社は、伊和都比売大神という女性の神様をご祭神とする古社で、縁結びにご利益がある神社として有名です。赤穂御崎は、プロポーズのスポットとして「恋人の聖地」に認定されており、カップルも多く見られます。

赤穂御崎の突端に位置していることもあり、航海安全や大漁を祈願して、古くから「御崎明神」として、人々の信仰を集めてきました。かつては、日本海軍の勇士たちも参拝したとあって、勝ち運の神様としても崇拝されているのだとか。

ここでは、伊和都比売神社らしい写真を撮ってみましょう。

伊和都比売神社といえば、鳥居の向こうに青い空と海が広がるスナップが撮れるとあって、ここはマストで抑えておきたい1枚です。

画像: 鳥居の向こうに広がるサンセット

鳥居の向こうに広がるサンセット

また、「日本の夕陽百選」の1つで、夕陽の名所としても知られています。鳥居の間に夕陽が入った、幻想的な1枚を狙いましょう。

さらに、思い出の印としてお守りを購入するのもおすすめです。華やかなデザインなので、手の平に乗せるとかわいく撮れます。

月替わりの御朱印も話題で、神社の神事や境内に咲く花、赤穂御崎の景色などのモチーフが散りばめられているので何種類も集める人も多くいるとか。2024年はオリジナルの御朱印帳を作る企画もあるそうで、こちらも楽しみですね。

名称伊和都比売神社(いわつひめじんじゃ)
住所兵庫県赤穂市御崎1
電話番号0791-42-3547
時間境内自由、社務所9:00〜12:00、13:00〜16:00
定休日不定休(神社公式Instagramのストーリーズにて翌月の予定を月末に更新)
Webhttps://iwatsuhimejinja.jp/
https://www.instagram.com/iwatsuhime_shrine/

海を眺めながら絶品ランチ「AMAMI TERRACE」

画像: 伊和都比売神社の境内横に位置するカフェ&ショップ

伊和都比売神社の境内横に位置するカフェ&ショップ

AMAMI TERRACEは、赤穂市内で塩や海洋深層水などを製造するメーカー、赤穂化成のアンテナショップです。同社が手がける商品を使ったメニューが味わえるだけでなく、食に関するワークショップも行っています。

画像: 海を眺めながら絶品ランチ「AMAMI TERRACE」

窓際の席は、鳥居や海を眺められる抜群のロケーションで、この店の特等席。広々として開放的な空間に心が弾みます。

陽の光がきれいに入るので、自然光を活かした撮影がおすすめ! ランチとスイーツを撮影してみます。

まずは料理全体が入るように上からの撮影がおすすめ。ふたり以上で来ている場合は、手元を入れても臨場感ある1枚に仕上がります。

画像: 「幸せの塩スイーツ」ドリンク付き(2000円・税込)※14:00〜16:00限定で予約制

「幸せの塩スイーツ」ドリンク付き(2000円・税込)※14:00〜16:00限定で予約制

ここでは鳥居を背景にいれた構図がイチオシ。お店の雰囲気も伝わるAMAMI TERRACEらしい、とっておきの1枚になりますね。

赤穂の塩を混ぜ込んだ塩餡とクリームチーズ、いちごをレモンピールで爽やかに香りづけした最中、赤穂みかんの甘みと香りがシュワッと弾ける「みかんの泡」など、カラフルなデザートが映えています。

併設のショップには、AMAMI TERRACEのオリジナル商品が並んでいます。赤穂化成の塩を使った佃煮やスイーツをはじめ、カフェで味わえる紅茶やジュースなどが揃っています。おみやげにはもちろん、自宅用にも嬉しいものばかり。ランチの後に立ち寄ってみましょう。

店名AMAMI TERRACE(アマミテラス)
住所兵庫県赤穂市御崎2-1
電話番号0791-42-4140
営業時間10:00~17:00(L.O.16:30、ランチタイムは11:00~14:00)
定休日不定休
Webhttps://web.ako-kasei.co.jp/amamiterrace/

食材のおいしさを堪能できるジェラート「Scio’ Scio'」

Scio’Scio’はきらきら坂の名付け親で、SAKURAGUMIのオーナーシェフ・西川明男さんが経営するジェラート専門店です。扉や窓の木枠は濃いブルー、店内床のタイルは淡いブルーで、海のイメージが漂います。

店名はナポリの言葉で“幸せが来る”という意味。魔除けを意識したショッププレートには牛の角を表した指のポーズが描かれ、これは坂道にあるガラス工房「御崎ガラス舎」のガラス作家・オカモトヨシコさんによるものです。

画像: 季節のいちごやみかんなど、旬のジェラートがお目見え(シングル500円、ダブル600円・それぞれ税込)

季節のいちごやみかんなど、旬のジェラートがお目見え(シングル500円、ダブル600円・それぞれ税込)

オーナーシェフ手作りの16種類の本格ジェラートのなかでも、ピスタチオやヘーゼルナッツといったイタリアの食材を使ったジェラートがおすすめ。牛乳を使わないソルベはシャーベットより滑らかで、食材のうまみがダイレクトに伝わります。ジェラート、ソルベとも濃厚な味わいながらもノンシュガーでとてもヘルシーです。

青いカップに入った色鮮やかなジェラートを片手に、お店の外での撮影がおすすめです。

さらに、白の要素を多くすると、青と白のコントラストが目立つ1枚になります。

画像: 置いて撮るときは、カメラとジェラートの目線を同じにするのがポイント

置いて撮るときは、カメラとジェラートの目線を同じにするのがポイント

ジェラートが溶けてしまう前に、海を背景にベストショットを探しましょう。晴れた日は水面の輝きも映せると、より涼を感じる写真に仕上がります。

ここはSAKURAGUMIのグッズショップも兼ねているので、店内にはレストランで使っているパスタや、西川シェフ着用の歴代ナポリTシャツなどが並んでおり、実際に購入することができます。

店名Scio’ Scio'(ショーショー)
住所兵庫県赤穂市御崎2-1
電話番号0791-45-3030
営業時間土曜・日曜、祝日の11:00~17:00、夏・冬・春休み・GWは12:00~16:00
定休日月曜~金曜、長期休暇中はSAKURAGUMIの休みに準ずる
Webhttps://www.facebook.com/scioscio2018

キラキラと輝くガラス小物が作れる「御崎ガラス舎」

画像: ていねいに作られたガラス製品が並ぶ

ていねいに作られたガラス製品が並ぶ

ガラス作家のオカモトヨシコさんが主宰する「御崎ガラス舎」は、2024年2月で10周年を迎えたガラス工房&ショップ。店内には、オカモトさんをはじめとする手作り作家の作品がズラリと並びます。

器、アクセサリーが主流ですが、春は花瓶、夏は大ぶりのグラス、秋から冬にかけては酒器などが充実しています。

取材日は「PINK vs BLUE」展を開催中でしたが、今後の企画展はInstagramをチェック。なお店内撮影はNGなので、ご注意ください。

ここではぜひ、ガラス細工作り体験に参加するのがおすすめ。

画像: りかごんもステンドグラスの小物作り体験にトライ

りかごんもステンドグラスの小物作り体験にトライ

所要2時間程度でできる、板ガラスをカットしてハンダや鉛桟(なまりせん)で繋ぎ合わせて作る「ステンドグラスの小物作り体験」や、ガラスの表面にすりガラスの文字や模様を彫り、オリジナルのグラスや食器を作る「サンドブラスト体験」を展開しています。(どちらも予約制、4,400円・税込)

画像: ステンドグラスのオーナメントのできあがり

ステンドグラスのオーナメントのできあがり

世界に1つだけの作品を作って、お店の外で幻想的な1枚を撮影しましょう。

画像10: カメラを片手に街歩き!“まるでイタリア”な景色を楽しむ「きらきら坂」

素敵なガラスがたくさん用意されているので、どんなガラスを組み合わせるか迷ってしまいました!

店名御崎ガラス舎(みさきがらすしゃ)
住所兵庫県赤穂市御崎2-1
電話番号非公開、問い合わせ・申し込みはメール(ako@glass-days.com)かLINEで
営業時間月により異なる(Instagramをチェック)
定休日月により異なる(Instagramをチェック)
Webhttps://www.instagram.com/misaki_glass_shop/

レトロでおしゃれな空間と映えメニューが魅力のカフェ「海と坂と」

画像: きらきら坂の中央部にあるナチュラルなカフェ

きらきら坂の中央部にあるナチュラルなカフェ

「海と坂と」は、2019年にオープンしたカフェです。白と淡いブルーでまとめられ、海のイメージにピッタリ。店名を「海と坂」ではなく「海と坂と」としたところにオーナのセンスの良さが感じられます。地元では「うみさか」と呼ばれて親しまれ、休日には行列ができる人気店です。

店内は土間スペースと靴を脱いで上がる板の間スペースがあり、レトロな雰囲気のテーブルと椅子がナイスマッチ。「写真を撮るならきらきら坂に面したカウンター席がベスト。陽の入り方がちょうどいいんです」と小西店長が教えてくれました。

カウンター席に座って、話題の映えメニューを撮影してみましょう。

画像: 正面ではなく、少し斜めから撮ると絵になります。しらすごはんプレート(1,300円・税込、スープ付き)

正面ではなく、少し斜めから撮ると絵になります。しらすごはんプレート(1,300円・税込、スープ付き)

定番ランチメニューは、赤穂産の野菜を中心にした彩り豊かなサラダが楽しめる、しらすごはんプレートです。ご飯の上に釜揚げしらす、大葉、温泉卵をトッピング。たっぷりかけられた、ごまの風味が食欲をそそります。

「海と坂と」の魅力は、映えスイーツメニューといっても過言ではありません。今回はいちごとチーズケーキのパフェをセレクト。たっぷりのいちごと自家製チーズケーキやホワイトチョコレート、ミルクアイス、アマンドキャラメリゼなどが入り、甘さ控えめでいろいろな味を楽しめるパフェです。

店名海と坂と(うみとさかと)
住所兵庫県赤穂市御崎2-1
電話番号0791-56-5210
営業時間11:30~17:00(L.O.16:30)、土曜・日曜、祝日10:00~17:00(L.O.16:30)
定休日第2・4水曜日(2~4月、7~9月は第2水曜日のみ)
Webhttps://www.instagram.com/umitosakato/

写真を撮りながら、街の魅力を再発見しよう

画像: 「大石名残の松」の石碑

「大石名残の松」の石碑

晴れた日は、ぜひ海沿いの遊歩道にも足を運んでみてください。朝陽も夕陽も美しい散歩道として地元の人から愛されている特別なスポットです。

遊歩道沿いには「大石名残の松」の碑が立っていて、大石内蔵助がこの港から船で赤穂を去るときに、老松を見ながら名残を惜しんだとか。大石内蔵助もこの風景を見ていたのかと思うと、忠臣蔵ファンにはたまらないスポットですね。

画像: 事前に潮位を確認しておこう

事前に潮位を確認しておこう

きらきら坂下の遊歩道から、浜の対岸に見える「畳岩」は、潮の干満によって1日にわずか数時間だけ、岸から畳岩まで歩いて渡ることができるといいます。砂浜でシーグラスを探しながら、畳岩の周りで水辺の生き物を見つけてみるのも楽しいです。

キラキラと輝く坂と海、おしゃれなショップが建ち並ぶきらきら坂へ、ぜひカメラを片手に出かけてみませんか。

【りかごんフォトコーナー】

画像12: カメラを片手に街歩き!“まるでイタリア”な景色を楽しむ「きらきら坂」

写真の基本的な構図を教わりながら、すべてスマートフォンで撮影してみました! 写真初心者でも、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、簡単に映える写真が撮影できました♪

画像13: カメラを片手に街歩き!“まるでイタリア”な景色を楽しむ「きらきら坂」

りかごん

少し意識するだけで写真の出来栄えがこんなに変わるのか!と驚きでした。「グリッド線」を表示する設定にしておくと、構図の意識がしやすくなるのでおすすめです!

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