特に、数多くの神社やお寺がある京都には、置き物として飾りたくなるかわいいものから、占い方が珍しいものまで、個性的なおみくじがずらり。年の瀬や初詣の前に、ぜひチェックしてみてください。
※この記事は2023年12月21日に公開した内容をアップデートしています。
個性派&かわいい! 京都でおすすめのおみくじ5選!
①【上京区】北野天満宮|にっこり微笑む干支がかわいい「福みくじ」
北野天満宮は、菅原道真公を御祭神としてお祀りする全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社です。学業成就や厄除けのご利益があるとされ、いつも多くの参拝客で賑わっています。地元の人からは「天神さん」と呼ばれ、親しまれている神社です。
こちらで引くことができる「福みくじ」(500円)はかわいい十二支をかたどったおみくじです。
干支の置き物の中におみくじが入っており、縁起物として飾ることができます。
この福みくじの良いところは、選べる干支がその年の動物に限っていないところ。その年の動物を選ぶもよし、ご自身の干支を選ぶもよし。はたまた、直感を信じてこれぞという干支を引いてみても良いでしょう。
にっこり微笑んで、こちらを見つめる動物達。見ているだけで癒されてしまうかわいいおみくじは、少しずつ表情が違っているので、どれを選ぶか迷うこと必至。
おみくじで聞きたいことを心に唱えながら、気になる福みくじを選んでみてください。
名称 | 北野天満宮 |
場所 | 京都府京都市上京区馬喰町 |
参拝・受付時間 | 【参拝時間】7:00~20:00 【社務所・授与所】9:00〜19:30 |
料金 | 福みくじ500円 |
WEB | https://kitanotenmangu.or.jp/ |
②【東山区】六波羅蜜寺|当たると評判の変わり種「開運推命おみくじ」
空也上人像や平清盛公坐像など重要文化財が数多く安置されていることで知られる「六波羅蜜寺」。七福神唯一の女神さまで、水を司る弁財天が祀られ、金運・財運、芸能のご利益があるとされています。
六波羅蜜寺のおみくじといえば、怖いほど当たると評判の「開運推命おみくじ」(400円)。これは四柱推命を基本とした占いのようなおみくじで、生年月日と性別から振り分けられた番号を調べると授与してもらえるものです。
おみくじは旧暦に基づき作られているので、毎年2月4日~翌年2月3日まで、1年間の運勢が書かれています。2月4日以降のおみくじは、前年の12月20日頃から授与が開始されます。ただし、残念ながら13歳未満と88歳以上の人はおみくじがない点は注意しましょう。
「書かれていることが的確でわかりやすい」「ズバリ当たっていて怖いくらい」など、口コミでも人気の高さがうかがえるこのおみくじ。2024年の運勢が気になる人、占いが好きな人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
名称 | 六波羅蜜寺 |
場所 | 京都府京都市東山区ロクロ町81-1 |
参拝時間 | 8:30〜16:30 |
料金 | 開運推命おみくじ400円 |
WEB | https://rokuhara.or.jp/ |
【北区】上賀茂神社|恋愛成就の絵馬も有名。ご神意を託された「八咫烏みくじ」
葵祭でも有名な上賀茂神社は、正式名称を「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といい、賀茂別雷大神を御祭神とする神社です。
賀茂別大雷神とは「雷を別けるほどに強い力を持つ神」という意であり、古来より厄除・災難除け・必勝の神として信仰されています。また、境内全域が世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されており、国宝2棟、重要文化財41棟を有しています。
上賀茂神社では「御祭神の祖父である賀茂建角身命(かもたけつみのみこと)が八咫烏(やたがらす、やたのからす)に姿を変えて、神武天皇の東征を先導された」という言い伝えにちなみ、八咫烏を神聖な存在として祀っています。
その八咫烏をモチーフにしたおみくじが、「八咫烏(やたがらす)みくじ」(500円)です。
キリリとした表情が頼もしくもかわいらしい、置き型のおみくじ。神のご神意であるおみくじを託された導きのシンボル・八咫烏から、未来をより良い方向へと導くためのお言葉をいただきましょう。
また、源氏物語の著者・紫式部も足繁く通ったという片岡社には、ハート型にも見える、神紋の二葉葵の葉っぱをかたどった絵馬(500円)があります。雅な絵馬に、縁結びの願いをしたためれば、素敵な出会いに恵まれるかもしれません。
名称 | 賀茂別雷神社(上賀茂神社) |
場所 | 京都府京都市北区上賀茂本山339 |
参拝時間 | 5:30〜17:00 |
料金 | 八咫烏みくじ500円 / 片岡社絵馬500円 |
WEB | https://www.kamigamojinja.jp/ |
④【左京区】貴船神社|水に浮かべる、個性派「水占みくじ」
京都の奥座敷・貴船に佇む「貴船神社」。四季折々の美しい風景が望める古社は、これからの季節、雪景色が似合う神社としても知られています。水の神様が祀られた境内には、樹齢数百年の巨木がどっしりと根を下ろし、一歩足を踏み入れると力強い気を感じるスポットです。
貴船神社を訪れたらぜひ試してほしいのが、「水占(みずうら)みくじ」(200円)。名前の通り、水で占うおみくじです。
本宮の社務所にて、何も書かれていないおみくじを手に入れ、紙を社殿近くの御神水にそっと浸してみましょう。すると、願望や恋愛、旅行など、おみくじの結果がふわりと文字で浮かびあがる仕組みになっています。
御神水の横には手順が書かれた案内板も用意されているので、初めてでも安心して試すことができます。
水の神様ならではの風流なおみくじ。貼付されたQRコードを読み込むと英語をはじめ、中国語、韓国語など5ヶ国語が表示されるので、外国人の友人を案内しても喜ばれるでしょう。
名称 | 貴船神社 |
場所 | 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180 |
受付時間 | 【社務所・授与所】9:00〜17:00 |
料金 | 水占みくじ200円 |
WEB | https://kifunejinja.jp/ |
⑤【西京区】大原野神社|かわいい鹿がモチーフ「神鹿みくじ」
源氏物語の作者である紫式部が愛した大原野の地にある「大原野神社」。奈良の春日大社から分霊していることから「京春日」とも呼ばれ、春日大社と同様、鹿を神様の御使いとして大切にお祀りしています。
境内でも、至るところに奈良を思い起こさせる狛鹿や鹿の手水舎を見ることができます。
もちろん、おみくじも鹿がモチーフ。巻物状のおみくじをくわえた木彫りの鹿がかわいい「神鹿(しんろく)みくじ」(700円)が人気です。
おみくじを捧げるように、足を折り伏した鹿。よく見ると木材の彫り方は細かく、手彫りならではの温かみが感じられます。
ほかにも、千もの願いが叶うといわれている千眼桜や、モネの絵画・睡蓮に似た美しい風景など見どころ満載。おみくじの後も、ゆっくり時間をかけて散策したい神社です。
名称 | 大原野神社 |
場所 | 京都府京都市西京区大原野南春日町1152 |
受付時間 | 【社務所・授与所】8:30〜17:00 |
料金 | 神鹿みくじ700円 |
WEB | https://oharano-jinja.jp/ |
まとめ:京都のおみくじで新年の運試しを!
気になるおみくじは見つかりましたか?
京都には、ご利益はもちろん、おみくじ目当てで行きたくなる個性的でかわいいおみくじがたくさんあります。
年末年始は由緒ある京都の寺社仏閣をめぐりながら、おみくじを引いて神様の言葉をありがたく頂戴しましょう。
ゆっぴー
京都出身の私も、個性的なおみくじがこんなにあるとは知りませんでした!
ビビッときたおみくじがあれば、ぜひ引きにいってみてくださいね!