姫路おすすめのパン屋12選！新オープンの人気店やクロワッサンの美味しい名店を厳選

漂う香ばしい香り。手作りの温かくて優しい味わい。
今回は、何度でも食べたい絶品に出会える姫路のパン屋を12選ご紹介します。

※この記事は2023年10月24日に公開した内容をアップデートしています。

姫路おすすめのパン屋12選！

①トランジスタベーカリー｜ザクザクのスコーンなどおやつ系に注目

2015年に播磨高岡エリアにオープンし、2021年に2キロほど北へ行った夢前川の近くに移転。営業日は不定ですが、だいたい週に2日ほどのペースで開いています。Instagramでチェックして訪れると、開店から行列ができているほどの人気ぶりに驚き！

マンション1階から1軒家の店舗となったので、スペースが拡大し、品揃えもより豊富に。ハード系から、ソフト系、総菜パン、菓子パンまで多彩なパンがかわいくディスプレイされている様子にテンションがあがります。

ファンが多いのは自家製酵母で焼き上げられたスコーン。「ミルク」「抹茶大納言」「チョコチャンク」「ほうじ茶ポップシュガー」などラインナップも魅力的ですが、それ以上に特筆すべきはその独特な食感。外側ザクザク、中はさっくり、酵母で発酵させるからこの絶妙なコントラストが出せるそうです。

密度がある弾力満点のベーグルや、ラッキーな時に出会えるマリトッツォ、カヌレなど、おやつ系が得意なベーカリー。営業日をチェックして、売り切れる前に早めに訪れるのが吉です。

②Boulangerie ash｜元・化学研究者が理論に基づき究極のパンを

なんとオーナーシェフは元化学製品メーカーの技術研究者。だからこそ、器用な手先と科学的理論を駆使して“最高のパン”を追究。乳化剤・保存料といった添加物に頼らず、北海道産小麦や「よつ葉」のバターなど上質な素材を用い、身体にも良く風味・食感に優れた極上のパンを焼き上げています。

お店は、飾磨にあった旧店舗と新在家店を統合し、南新在家に新たにオープン。白い壁が特徴的なお洒落な店舗は、オーナーが自らイメージしたデザインや内装を形にしたもの。動線がシンプルで、パンが見やすいレイアウトになっています。

お店の名刺代わりともなる食パンをはじめ、取り置き必須の人気商品クロワッサン、黒糖レーズンバター、米油配合でしっとり食感＆高栄養価のマフィンなど、主食系からおかず系、スイーツ系までアイテムは60種以上。

特におすすめの「贅沢フランス」は、なんと1kgの生地に対し1.6kgものドライフルーツを使ったリッチなフランスパンです。どっしりした生地にドライいちじく、くるみ、レーズン、オレンジピール、ドライクランベリーがざくざく入り、もはやパンを超えた「ナッツとフルーツぎっしりのお菓子」。さらに「よつ葉」のクリームチーズが真ん中にド～ンと！季節により和栗や桜あんなどのバリエーションが登場します。

高級な発酵バターを使用した生地を何層にも重ね、外はサクッと、中はしっとり焼き上げたクロワッサンもお見逃しなく。数量限定なので事前にお取り置きがおすすめです。

③カジロクパン舗｜レストランが手掛けるパンが話題の穴場スポット

知る人ぞ知る穴場。2023年5月、昔ながらの洋風建築が並ぶ商店街の一角にオープンした「本と酒 鍛冶六」はシェア型書店＆角打ちできる酒屋というユニークなお店ですが、月に2日ほどだけ、「カジロクパン舗」としてキューブパンを販売しています。

定番商品の「あんバター」と「ひじき」に加え、季節により「ベーコンポテト」「OIMOクリーム」「渋皮栗あんぱん」「焼きそばパン」などが登場します。あんバターのあんこは北海道産小豆のこしあんを使用。蜂蜜バターを合わせているので香りが良く、甘さ控えめなのが特徴です。

ひじきは一見「合うの!?」と驚きますが、甘しょっぱい味付けのひじき煮が素朴なパン生地にベストマッチ。和惣菜×パンの新たな相性を教えてくれます。

実はこのパン、2軒隣にあるレストラン「旧網干銀行 湊倶楽部」のシェフが焼き上げており、鍛冶六は湊倶楽部と関係があるお店。シェフは神戸や東京のパン屋で修業を積み、レストランのコースで供される料理も「パンに合う味わい」がコンセプトです。

ちなみに「旧網干銀行 湊倶楽部」で料理とともに味わえるパンは「謹製食パン」として店頭で購入可能。こちらは兵庫県産の小麦粉に淡路島産の自然塩「自凝雫塩」と豆乳を練り込んだ食パンで、しっとりもっちり食感がたまりません。事前に連絡すれば確実に買えるので、「カジロクパン舗」へ行く際には「旧網干銀行 湊倶楽部」にもお立ち寄りを。

④はっくるべりー｜リピーター続出のメロンパンは必食！地元密着ベーカリー

ザ・町のパン屋さんとして30年以上愛される「はっくるべりー」は、矢倉店と阿成店の２店舗を構えています。どちらもラインナップの豊富さは地域トップクラスで、食事系から惣菜系、スイーツ系まで約100種もの品揃えを誇ります。

特にメロンパンがロングセラーで、2024年6月から国産小麦に切り替えたことでより美味しくなったそう。上はカリカリのクッキー生地、下はふんわりした優しい食感。軽すぎず、生地にしっかりボリュームがあるのも特徴的です。

もう一つの人気商品がクリームパン。お客さんが「重い！」と驚くほどパンパンにクリームが入っています。オーナーがもと洋菓子職人だけあって、カスタードは「よつ葉」の牛乳、地養卵を使用したオリジナルレシピで作る自家製。バニラシードで自然なバニラ風味をつけているので、ミルク感のあるクリームそのものの美味しさが楽しめます。

⑤ベーカリーコトブキ｜ファン必訪！姫路のソウルフードの総本山

姫路っ子が子供の頃から親しんできたパン屋さんといえば、「コトブキ」でしょう。創業は1940年と古く、姫路市広畑区に本店があります。市内のスーパーにも商品を卸していますが、やはり本店の「ベーカリーコトブキ」は焼きたてが並び、品揃えも豊富なので聖地巡礼といきたいところ。

60年以上、姫路のソウルフードとして親しまれる「ぶどうパン」は、柔らかい生地に穏やかな酸味のレーズンが練り込まれ、マーガリンがたっぷりサンドされています。甘めの生地と塩気のあるマーガリンの相性が絶妙で、初めて食べた人が思わずリピーターになってしまう美味しさ。アーモンドクリーム、あんマーガリン、ヨーグルトクリームなどフィリングが違うぶどうパンもあるので、全種類試してみたいですね。

オーソドックスな食パンもぜひ購入を。洋酒に漬け込んだレーズンがふんだんに入った「レーズン食パン」、そのままでも甘くソフトな「生食パン」など数種類スタンバイ。姫路名物の自家製アーモンドバターと、それに合わせて作ったセミハードの「マリン食パン」はお土産にも最適です。

⑥パンとエスプレッソと姫路城｜播磨エリア初の“パンエス”が古民家に新オープン

2024年10月にオープンしたばかりの“パンエス”新店舗は、築100年以上の古い元材木商の邸宅をリノベーション。広大な敷地には、カフェ、ベーカリーに加えて民泊施設も併設。庭園もしつらえ、店内から姫路城を望む豪奢な建物は、入るだけでも価値があります！

実は播磨エリアでは初出店。「旅するパン」をコンセプトとしており、カフェでは地元食材を豊富に使ったドリンクやフードを味わえます。看板メニューは鉄板で焼き上げた鉄板ムートースト。カウンター越しに見える鉄板で、パンをカリッと焼き上げてから蒸し焼きにし、ベーコンエッグ、アーモンドトースト、フレンチトーストなど8種のプレートとして提供。

トーストに使う「ムー」はこのパン専用にブレンドした小麦粉がベースで、バターがたっぷり。むっちりした食感ながらデニッシュのようなリッチ感で、何も付けなくても美味。もちろん、ベーカリーでも購入することができます。

ほかにも、ベーカリーコーナーには、串刺し団子をイメージした「むぅだんご」や、地元の塩を使った「家島塩バターロール」など地域性のあるパンがズラリ。40種ほど焼き上げますが、売り切れ御免なので、カフェでくつろぐ前に取り置きしておくことをおすすめします！

⑦薪の香｜新オープン！元レストランシェフが石窯焼きする絶品パン

2024年11月にオープンした「薪の香」は、レストランで料理人として10年勤めたオーナーが、「国産小麦の魅力を伝えるパンを」とパン店での10年の経験も生かして開店。6種の国産小麦を使い、天然の塩や自家製酵母にこだわって石窯で丁寧に焼き上げています。

ブティックのようなスタイリッシュな店内に並ぶのは、カンパーニュや食パン、バゲットなどシンプルな20種ほどのパン。その一つ一つに想いを込めて作っており、生地ごとに粉の種類や配合を変えてベストな食感を引き出しています。

「一番食べてほしい」と語るのは、最もお店の味を伝えるものである食パン。バターと牛乳をふんだんに使った生地はしっとりした食感で、ミルクの甘みがありそのまま食べても美味。一方、ハードトーストは自家製酵母で焼き上げ、バターと牛乳不使用。あっさりした生地は噛むほどに小麦の旨みが溢れ、軽くトーストするとさらに香ばしさが際立ちます。

また石臼挽きの粉と国産の発酵バターで作るクロワッサンも自信作。エアリーな食感というより味の濃さと噛み応えを重視しており、バリッとした食感を追求。「1個食べたら満足」という、良い意味で“硬派”なクロワッサンです。

クリームパンのカスタードや、カレーの具材、惣菜パンのフィリングなど、なるべく手作りにこだわる同店。イートインもあり、ゆくゆくは料理人経験の腕も生かした店内メニューを提供したいとのことです。

⑧croissant Saffarii α｜バター香る美しいクロワッサンがずらり

JR山陽本線・姫路線「姫路駅」より徒歩19分の商業施設「ARBRE PLUS MARKET（アーブル プラス マーケット）」内にある「croissant Saffarii α（クロワッサンサファリ アーブル）」。大阪発の高級クロワッサン専門店「クロワッサンサファリ」が地域に根付いた店舗になることを目指し、2022年11月にオープンした系列店です。

良質な素材を厳選して作られるクロワッサンはどれも絶品。焼き上げたあとも風味が良いバターをセレクトし、商品ごとに層の数を変えるなど、一つ一つ丁寧な作り方を貫いています。
ラインナップは常時約20種類。ダマンドクロワッサン、デニッシュ、キッシュなど、自慢の生地を使ったさまざまな創作クロワッサンが美しく並びます。

同店でのおすすめは、やはりシンプルなクロワッサン。フランス産バターを使用したサクサク食感の「クロワッサンフランセ」と、国産バターを使用したもっちり食感の「クロワッサンジャポネ」の２種類を展開。それぞれ素材によって食感と風味が大きく異なる味わいを楽しめます。ぜひ食べ比べて、お気に入りを見つけましょう。

⑨BAKERY 燈 LAMP｜約20種類以上ものフレーバーが揃う人気ベーグル

姫路城から歩いて5分ほどの場所にある「BAKERY 燈 LAMP（ベーカリーランプ）」。姫路市内からだけでなく、姫路市外からの観光客も多く訪れる人気店です。

毎日の食卓に欠かせない食パンから、おやつにもぴったりな菓子パン、ランチやちょっとした間食にいただきたい調理パン、ハンバーガーなどバリエーション豊富。オリジナルのスコーンも評判です。

看板メニューの一つが、ずっしりと食べ応えのあるベーグルです。
北海道産小麦粉「はるゆたかブレンド」と「ホシノ天然酵母」を使用した贅沢な生地。チョコレートやシナモン&レーズンなど、シンプルながらも食べるとオリジナリティが感じられる約20種類のフレーバーも魅力です。

店の奥にはイートインスペースがあり、購入したパンをその場で食べることが可能。カウンター席も用意されているので、ふらりと立ち寄って、一人でのんびり過ごしたい時に最適です。

⑩GORILLA BAKERY｜耳まで柔らか。小麦を味わう自家製食パン

山陽電車の広畑駅から徒歩5分ほどの場所にある「GORILLA BAKERY（ゴリラベーカリー）」。パン作り歴16年の店主がつくる、厳選素材を使用した自家製パンが人気のお店です。

ユニークな店名は、店主のあだ名が由来。販売されているパンすべてにも、“ゴリさんの”という名前がついており、店主のパンへの愛情が感じられます。

店主の長年の経験から、常にベストな状態を見極めて焼き上げられるパンの数々。その日の温度・湿度にあわせて、こね上げの時間や水の分量などを細かく調整しています。

店頭で見かけたらぜひ手に取ってほしいのが、国産小麦粉を100%使用した「ゴリさんのしょくぱん」。1日に作れるパンの本数に限りがある完全手作りのこの食パンは、耳まで柔らかく、ふわふわモチモチ食感。独自の製法で、砂糖・油脂が極限まで減らされているので、小麦本来の味を楽しめます。

朝ごはんに、3時のおやつに、週末にワインを飲みながら。素材にこだわった焼き立てパンは、日常のさまざまなシーンで小さな幸せをくれるでしょう。

⑪coboto bakery｜リピーター続出のリッチなデニッシュに視線集中

JR播但線・野里駅から徒歩11分、姫路城から車で5分ほどの場所にある「coboto bakery（コボトベーカリー）」。農家から直接仕入れた小麦を石臼で自家製粉し、全粒粉・天然酵母を使った風味豊かなパンが特徴。シンプルなハードブレッド、芳醇なバターが香るクロワッサン、季節の果物を使ったデニッシュなどメニューもさまざま。店内には、目にもおいしい、色とりどりの美しいパンが並んでいます。
リッチな味わいのデニッシュはリピーター人気が高く、手土産にもぴったりです。

営業日は、土・日・月曜日の週3日のみにも関わらず、連日オープン前から行列ができている盛況ぶり。
どうしても同店のパンが食べたい時は、WEBショップでの購入もおすすめです。中身はお任せの定期便セットやハード系パン中心のお食事パンセットなど、届くまでのワクワク感をふくめて楽しめます。

⑫パンは別腹｜ふわふわ食感の生ドーナツに出会う

姫路駅から車で5分の場所にある「パンは別腹」。”別腹グループ”といえば、「別腹カヌレ」、「アイスは別腹」、「サンドは別腹」など、姫路市内にたくさんのグループ店舗を展開していて、どのお店も雑誌やTVに取り上げられる人気店です。

「パンは別腹」は2023年7月にオープン。パンのラインナップはなんと100種類超えで、店舗では、毎日30~40種類ほどのメニューが並んでいます。

イチオシは何といっても「生ドーナツ」です。兵庫県産小麦粉「北野坂」を使用したブリオッシュ生地を高温・短時間で揚げた、驚くほどのふわふわ食感。それでいて中身はぎっしり感があり、食べ応えも十分です。

この生ドーナツ人気を受けて、早々に姫路市内に2号店もオープンするなど、とにかく話題の尽きない同店。平日でも午後早めには完売となることが多いので、気になる人は午前中に足を運ぶとよいでしょう。

まとめ：パン好きなら姫路へ行こう！

気になるパン屋は見つかりましたか？
地元の人に愛される姫路のパン屋は、こだわりが詰まった、ここだけの味わいが楽しめるところばかり。パン好きなら、ぜひ一度は訪れたいですね。
おいしいパンが一つあるだけで食卓がグッと華やぎ、毎日が楽しくなる。幸せなひとときを届けてくれる、お気に入りのパンを見つけに出かけましょう。

ゆっぴー

魅力的なパンがたくさんあって迷ってしまいそうですね！
店構えも素敵なお店ばかりなので、ぜひ足を運んでみてください♪