社会人必見！大阪限定ショップの小分けの手土産５選

WITH YOU編集部・さっさんと考える「手土産の極意」とは？

手土産はセンスの見せどころ。数ある手土産の中から、どんな手土産を選ぶのが正解なのでしょうか。

今回は、手土産を購入する機会が多いというWITH YOU編集部のさっさんと一緒に、手土産を選んでみました。

“どんな相手に贈るか”ということを考えるべし

手土産探しに困った時、まず一番に“どんな相手に渡す手土産かということ”を考えるのがポイントだと話すさっさんに＜仕事編＞と＜プライベート編＞に分けて、その極意を聞いてみました。

＜仕事編＞

広報という仕事柄、収録・撮影の立ち合いなどで手土産を渡す機会が多いというさっさん。大阪のお土産だけど、どこでも買えるコテコテの大阪土産ではなく、ちょっと捻りのあるものを買うことが多いそう。

大阪在住の方に渡すときと、関東から来られる方に渡すときでも選ぶものは違います。関東から来られる方には、関東には支店がないお店のお土産を、逆に大阪在住の方には、たくさん大阪のお土産を知っていらっしゃると思うので“あまり食べたことがないだろうな”というようなお土産をセレクトするようにしています。

今は、ほとんどオンラインで手配できるといえばそうなんですけど、それでもやはり店舗が大阪にある、というのを大切にしたいし「●●のお店なんですよ」って一言添えることができるのがいいですよね。

ビジネスの相手であれば贈る相手の会社がどんな会社でどんなメンバー構成なのか、プライベートであればどんな暮らしでどんな家族構成なのか等、イメージすることが大事なのではないかと話すさっさん。

事務所にたくさんの方がいらっしゃる場合やご家族がいらっしゃる場合は、できるだけ個数の多いものを選ぶようにしています。小さいお子さんがいらっしゃる方だったら、ゼリーなどを選んだりすることも。また、賞味期限をチェックすることも重要です。渡した手土産をお相手がすぐに食べられるとは限らないので、目安として１ヶ月くらいは日持ちするものにしています。

仕事で手土産を渡す場面では、小分けになっているかどうかもチェックするのがポイントだそう。

仕事で手土産を渡す場合は、小分けになっているのが絶対気にしたほうが良いポイントだと思います。会社の環境にもよりますが、ナイフ等で切らないとシェアできないものは大変ですよね。リモートワークが増えて、全員が同じ時間に手に取るとも限らないですしね。あとは、あまりかさばらないものを選ぶのも重要かと思います。

贈る相手の情報があまりないときや、どうしてもあげたいものが見つからないときはどうしているのでしょう？

そういった時は、自分が食べたことのないものは渡さないようにしています。やっぱり買ってまちがいないのはデパ地下スイーツ。いつも同じものを渡すのも何だからちょっと捻ったものをあげたいときは、デパ地下スイーツで季節限定のものを買ったり…。何かしらの「おいしい」のエビデンスがあると安心ですよね。そこで百貨店っていうのは老若男女が知っているのでつい頼ってしまいます。

＜プライベート編＞

一方、実家への里帰りやホームパーティー、お呼ばれの際のちょっとした差し入れなど、プライベートの時のお土産はどうでしょうか。

実家への里帰りだったら、和菓子を買っていくことが多いかな。その場で開封するだろうホームパーティーだったら、小分けになっていないものや生ものなどを選ぶことも。仕事の手土産ではあまり選ばないカヌレとかもよく購入します。見た目の華やかさもいいですよね。

仕事での手土産との大きな違いはどんなところでしょうか。

仕事では失敗のない手土産を買うようにしていますが、プライベートだったら話題のスイーツにも挑戦してみますね。「自分で買うには少し高いけど、もらったら嬉しいかも」というものも選ぶことが多いですね。プライベートで手土産を渡す場合は、仕事で渡すときほど個数の縛りがないので、少ししか入っていないけど高級感のあるものを選ぶと喜んでもらえます。

大阪で買える！いま注目の手土産5選

さっさんが教えてくれた「手土産の極意」をもとに、大阪で話題の手土産を５つ厳選し、実食してみました。今回ご紹介する手土産はすべてオンラインショップでも購入できるので、遠方の方もぜひチェックしてみてくださいね。

コーヒー好きの取引先の人に渡すなら「珈琲しぐれ」

まず１つ目は、明治創業の老舗和菓子店と人気コーヒーショップがコラボした和洋折衷のスイーツです。大阪府南部（泉州）を中心に20店舗を展開する「むか新」は、明治25年創業の和菓子店。泉州に古くから伝わる郷土菓子「むらしぐれ」をはじめ、多くのお菓子を世に送り出してきました。

そんな「むか新」の新たな試みとして作られたのが、看板商品の「むらしぐれ」と珈琲羊羹を組み合わせた「珈琲しぐれ」。若い世代の人たちにも「むらしぐれ」の魅力を伝えたいという思いで作られたというこの商品。「むらしぐれ」のほろほろと溶ける優しい甘さと、和歌山の人気カフェ「FAVORITE COFEE」のスペシャリティーブレンドを使用した香り高い珈琲羊羹が絶妙にマッチした、ありそうでなかった新感覚のスイーツです。

手土産を渡す場合、できるだけお渡しするお相手の情報を事前にリサーチすることが多いのですが、コーヒー好きの方って割と多いんです。コーヒーが好きな人にコーヒー豆を贈るのはハードルが高いけれど、スイーツなら渡しやすいし、ちゃんと好みを押さえていることをアピールできそうですよね。

おしゃれなパッケージなので一見若い人向きですが、昔から「むか新」をしっている高齢の方に渡すのもよさそう。「こんな商品もあるのね」と話が広がりそうですよね。「おしゃれだね、あ、でも『むか新』なんだ！」なんて盛り上がれます。

むか新　本店

寒い季節の変化球手土産に「安納芋トリュフ」

手土産を選ぶ時に重視したいのが“季節感”。夏には涼しげなものを、冬にはほっこりとするものを選びたいですよね。

今のような寒い季節にぴったりなのが、糖度40度の甘〜い安納芋スイートポテトをベルギーチョコで包んだ「安納芋トリュフ」。いまやオンラインショップで全国的な人気を誇るこちらのスイーツも実は大阪生まれなんです。パティシエの手によって１つ１つ丁寧に作られた「安納芋トリュフ」には種子島産の低無農薬の安納芋を使用。一見甘すぎるようにも思えますが、甘さ控えめのチョコレートが安納芋スイートポテトの引き立て役となってくれます。

常温はもちろん、冷やしたり、温めたりして、味の変化を楽しめるのもポイントです。

季節感を感じられる手土産はいろいろありますが「安納芋トリュフ」のセレクトは意外性があっていいかも。甘すぎないので、贈る人を選ばないのもうれしいですね。常温だけでなく、冷やしたり、温めたりと、いろんな食べ方ができるので、渡す時にそれを説明すれば、会話も弾みそう。しかも、「芋好き！」っていう人、意外と多いですよね。芋スイーツも流行しているので流行を押さえられているのはやっぱりいいです。

Cafe＆Sweets Cerise カフェ＆スイーツ スリーズ

流行に敏感なメンバーにはこれで決まり「堀江バターサンド」

いつも流行のお店へ通っている人や、おしゃれな人など、感度の高い人へ贈る手土産ほど、難しいものはないですよね。そんなときにとっておきなのが「TABLES」の「堀江バターサンド」。

数々のお取り寄せ特集で紹介されている人気のスイーツですが、なかでも評判なのはイチゴミルクのフレーバー。サクサクのほろほろのクッキー生地の間には、甘酸っぱいフリーズドライのイチゴを混ぜ込んだバタークリームがたっぷり。バタークリームにはホワイトチョコレートを溶かし込んでいるので、イチゴミルクのような味わいを楽しむことができます。

味もさることながら、ビジュアルもピカイチなこちら。包装紙を開けた瞬間のかわいさに心躍ること間違いなしの手土産です。

このルックスは可愛いもの好きの方には持ってこいですね！若い女性が多い会社への手土産や、女子会への差し入れにいいかも。バターサンドも最近流行っているし、人気カフェが手がけているので、トレンドを押さえている感が出せそう。イチゴミルクのほかにも、レーズンバターやイチゴピスタチオ、塩あんバターなどもあるので、いろいろ組み合わせるのもありですね！堀江などのカフェ巡りが好きなメンバーがいると喜んでもらえそうです。　

TABLES CoffeeBakery & Diner

困ったときの救世主。箱を開けた時のワクワク感がたまらない「すえひろとうまめ」

いろんな年代の人がいる職場へ贈るときや、なるべく日持ちのするものをあげたいときにも最適な手土産なのが「楽豆屋」の「すえひろとうまめ」。

落花生をもち米の粉で焼き上げ、たまり醤油と海苔で味付けした大阪銘菓「雀の玉子」など、30種類以上の豆菓子を職人が昔ながらの製法で手作りしている「楽豆屋」。ポップな箱の中には、代表銘菓の「雀の玉子」や、「黒こしょうカシュー」、「豆乳きなこ大豆」、「抹茶ぴー」など、ピーナッツにカシューナッツ、アーモンド、大豆がそれぞれ味付けされた10種類の豆菓子がずらりと並んでいます。

味のバリエーションもさることながら、見た目のカラフルさにもテンションが上がる万人受けする手土産です。

いろいろバリエーションがあるともらう方も嬉しいし、渡す方も安心感がありますよね。しょっぱい形と甘い系の両方が入っているので、男女問わず喜んでもらえそう。あまり選んだことがありませんでしたが、豆菓子って意外と自分では買わないので、手土産には最適ですね。

楽豆屋

憧れの先輩にはこれ！ハイセンスなお菓子で勝負したいときは「嘉ぎ」

センスを発揮したいときや、人と被りたくないときにおすすめなのが「菓菓かはん」の「嘉ぎ」。

「菓菓かはん」は、“和菓子のような洋菓子”“洋菓子のような和菓子”をテーマに、つい人に贈りたくなるようなお菓子を取り揃える菓子店で、店には一捻りしたお菓子がセンスよく陳列されています。

「嘉ぎ」は、和素材とナッツをキャラメリゼした焼き上げた和風のフロランタン。バターが香るクッキー生地にも抹茶や醤油などが練り込まれており、風味豊かな味わいを楽しむことができます。

味、パッケージ、サイズと、何を取っても洗練されたデザインが特徴。ここ一番の手土産にはもってこいです。

こちらのお店は紙袋から美しい！ 紙袋や包装紙って、手土産を選ぶうえで意外と大事なポイントだったりしますよね。百貨店の紙袋だと少し味気ないけど、こんな素敵な紙袋だったら、渡した瞬間相手の心を掴むことができそう。

店舗が中之島に１店舗しかないのも特別感があっていいですね。会社から近いのに、あまり知られていないというのもポイントが高いですし、お世話になっている憧れの先輩などにあげると喜ばれそう！

菓菓かはん

TPOや相手に合わせた手土産を選ぼう

ポイントはいかに相手のことを考えるかということ。和菓子でも洋菓子でも、カジュアルでも高級でもTPOや相手に合っていれば、それはどれも正解です。

今回セレクトした５つの手土産は、仕事でもプライベートでも渡すことの多い3000〜5000円台のものなので、手土産選びに悩んだとき、レパートリー不足で困っているとき、ぜひ参考にしてみてくださいね。

さっさん

手土産選びって、楽しそうにも思えるけど、実は気にするポイントが多くて結構大変。だけど、「自分へのご褒美」のお菓子をついで買いできちゃうのは嬉しいところかも（笑）
みなさんもぜひ今回ご紹介した手土産をチェックしてみてください！