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神社に参拝するのは1月だけ…。そして「なんとなく有名なところや近場のところに行っている」という人が多いのではないでしょうか。でも、神社によって願い事やご利益も変わってくるかもしれませんよね。そこで神社ソムリエとして活動する佐々木優太さんにお話をうかがい、シチュエーション別に大阪の神社をおすすめしてもらいました。

神社ソムリエに聞く、「おすすめの参拝スタイル」

画像1: 1月は神様にご挨拶を。神社ソムリエに教わる「シチュエーション別・行くべき大阪の神社」

佐々木優太さん

兵庫県出身のミュージシャンで、これまで1万5000社以上の神社へ参拝。その経験や知識を活かし、“神社ソムリエ”という肩書きで多くのメディアで活躍。

佐々木優太さんと神社との出会いは2010年。

「ミュージシャンとして一旗あげるために東京へ上京したものの、なかなか芽が出ずにこれからの進路について迷っていた時期でした。そんなある日、自宅で寝ていたらパッと目が覚めて『今すぐ伊勢神宮行かなあかんわ!』と思ったんです」と話す佐々木さん。思い立つやいなや、そのまま伊勢神宮へ向かったそうです。

画像2: 1月は神様にご挨拶を。神社ソムリエに教わる「シチュエーション別・行くべき大阪の神社」

行ったところで特に何かが変わったわけではなかったんですが、そこで初めて御朱印帳を買ったんです。それで御朱印集めにハマっていったというのが、神社との出合いですね

最初は神社とお寺の違いも分かっていなかったという佐々木さんですが、神主さんや地元の人にその神社や地域についての話を聞くうちに、どんどんその魅力にのめり込んでいったのだといいます。

卯年の令和5年にこそ参拝したい! ウサギにゆかりのある「恩智神社」

画像1: 卯年の令和5年にこそ参拝したい! ウサギにゆかりのある「恩智神社」

まず、佐々木さんが2023年に訪れるならここ!と教えてくれたのが、八尾市にある「恩智神社」。というのもこの神社、神様の使いである神使がウサギなのだそう。

画像2: 卯年の令和5年にこそ参拝したい! ウサギにゆかりのある「恩智神社」

「日本の神様は姿・形が見えないので、目に見える動物とペアで祀られていることが多いんですよ。ウサギを神使としている恩智神社では、拝殿の前に撫でウサギ(神兎)が鎮座しています。これは、航海の際に船の前で道を案内してくれたというウサギさんなんです。船が荒波をかき分けていく様子が白いウサギの耳に見えたのかもしれないですね」

「今年はいい年になりますように」と願いを込めて撫でウサギを撫でれば、水先案内人のウサギがいい方向に導いてくれるかもしれません。

画像3: 卯年の令和5年にこそ参拝したい! ウサギにゆかりのある「恩智神社」

かわいいウサギがあしらわれたお守りもあるので、ぜひウサギが干支である2023年の願いに合わせたお守りをゲットしてみてはいかがでしょうか。

恩智神社

住所大阪府八尾市恩智中町5-10
営業時間参拝自由
公式HPhttp://onji.or.jp/

そもそも、神社に参拝する意味って?

お正月をはじめ、お宮参り、七五三、成人式、結婚式など、人生の節目にはなんとなく神社へ参拝しているという人も多いはず。なぜ、わたしたちは神社へ参拝するのでしょうか。

「強いていうなら、神社は“心のジム”だから参拝するのです」と佐々木さん。その心を聞いてみると、「神社での作法を日常生活でも行うことで、やっとご利益が出てくる」と佐々木さんは話します。

「たとえば、神社での『鳥居で一礼する』『参道の真ん中を歩かない』などの行為は、必ずしなければいけないわけじゃないんですが、そういった行為を通して、僕たちが心の中で“神様”を醸し出しているんです。日本の神様は姿・形が見えないので、僕たちが姿勢を正せば正すほど、神様という存在が成り立っていきます。だからこそ、「『鳥居で一礼をする』ように会議室に入る前に一礼する、『参道の真ん中を歩かない』ように営業先の廊下の真ん中を歩かない、と心がけることで相手への敬意を示すことができて、ご利益が回ってくる。だから、神社は“心のジム”なんです」

画像: そもそも、神社に参拝する意味って?
画像3: 1月は神様にご挨拶を。神社ソムリエに教わる「シチュエーション別・行くべき大阪の神社」

日本の神様は“いる”ものではなく、“宿る”もの。私たちは神様を醸し出すために、神社へお参りするということなのですね!

1月だけ参拝するのも、罰当たりじゃない

それでは、1年のうち1月にだけ神社を訪れるというのでも問題ないのでしょうか。

佐々木さん「まったく問題ありません。神社には教義、経典、決まりがありません。ほかの宗教のように『信者』という概念もない。だから“こうしなければ願いが叶わない”ということもないんです。1年に1回だけ参拝する人には、それなりの神様。毎日参拝している人には、それなりの神様、と考えていただければいいかと思います」

初詣は三が日に行くのがベスト?

画像: 初詣は三が日に行くのがベスト?

初詣とは「年が明けてから初めての神社やお寺へのお参り」を指します。なんとなく正月三が日に行かなければいけないようなイメージがありますが、先述したように神社は神様を宿しに行く場所なので、遅くなったとしても行かないより行った方がベターとのこと。

「三日以内に行かなきゃいけないというようなルールはまったくありません。三が日お仕事をされている方もたくさんいらっしゃると思うので、ご自身が行けるタイミングで参拝にあがってください」と佐々木さん。

一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりする初詣。これは、一年の区切りとしていわば「お正月の慣習」としている日本人が多いためのようです。なんとなく気持ちも新たになる1月だからこそのイベントと捉えると、ぜひタイミングを見つけて参拝にあがりたいですね。

佐々木さんおすすめ!シチュエーション別の参拝すべき大阪の神社

さて、いざお参りといっても、大阪にはたくさんの神社があります。そこで、どんなところに参拝すればいいのか、佐々木さんおすすめの大阪の神社をシチュエーション別にご紹介します。

初詣は住んでいる地域の「氏神神社」

まずは、ぜひ家の近くの氏神神社へお参りしてほしいと佐々木さんは話します。

「神社は、一種のパブリックスペースであって、公民館や市役所のような存在なんです。自分が住んでいる地域の公民館や市役所がボロボロだと、治安や経済状況がよくないってことになりますよね。だから、自分の住んでいる地域の公民館や市役所は綺麗であってほしいと思うんです。神社もそれと同じ。お掃除するのもよし、お賽銭入れるのもよし、神社が綺麗に保てるように、ぜひ氏神神社に参拝にあがっていただければと思います」

子宝・縁結びを願うなら「天神社」

画像1: 子宝・縁結びを願うなら「天神社」

大阪市福島区にある由緒ある天神社(てんじんしゃ)(通称 下福島天神社(しもふくしまてんじんしゃ) 下(しも)の天神)は、菅原道真公とゆかりの深い神社だそうで「天神社のある福島は、昔は違う地名だったそう。そんな中、菅原道真公が淀川を船で下って、このあたりを通ったときに『めっちゃええところやん、名前変えたるわ』といって、“幸せが来る場所”という意味で『福島』と付けたといわれているみたいです」と佐々木さん。

画像2: 子宝・縁結びを願うなら「天神社」

“子授け天神”とも呼ばれているというこちらの天神社。

「かつて、信心深い夫婦がいて、ふたりにはなかなか子どもが授からなかったそうです。ある日、夢の中で『明日起きたらいいことがあるよ』と神様からのお告げがあり、翌朝いつも通り天神社へお詣りに行ったところ、赤ちゃんが置かれており。その子を我が子として育ててたところ、その子どもは90歳を超えて長生きし、たくさん親孝行をし、大変家が繁盛したという伝説があるんです」

画像3: 子宝・縁結びを願うなら「天神社」

子どもだけではなく、仕事の成果や、自分が生み出す作品などを授けてくれるとも言われている天神社。境内にはさまざまな神様が祀られているので、ぜひ一緒にお参りしてみてくださいね。

天神社

住所大阪府福島区玉川1-4-5
営業時間24時間参拝自由 ※20:00~翌6:00は閉門
公式HPhttps://smfksmtenjinsha.wixsite.com/shimonotenjin

大切な人の受験祈願なら「道明寺天満宮」

画像1: 大切な人の受験祈願なら「道明寺天満宮」

受験シーズン真っ只中のこの季節。受験の成功を祈る人に参拝に上がってほしいと佐々木さんが話すのが、藤井寺市にある道明寺天満宮です。勉強の神様である菅原道真公と、その叔母にあたる覚寿尼(かくじゅに)公を祀っているというこの神社。

「菅原道真公は最終的には福岡の太宰府天満宮へと左遷されるんですが、覚寿尼公はその直前にも会いに来るくらい大好きな叔母様だったそうです」

画像2: 大切な人の受験祈願なら「道明寺天満宮」

道明寺天満宮の境内には本殿のほか、菅原道真公が遺した御神宝などを展示している宝物館や菅原道真公が愛したという梅の花が咲き誇る梅園などもあり、見ごたえたっぷり。

自分自身ではなく甥の成功を願ったという覚寿尼公のように、親戚や兄弟、友人など、誰かの受験の成功を祈る人におすすめの神社です。

道明寺天満宮

住所大阪府藤井寺市道明寺1-16-40
営業時間9:00~17:00
公式HPhttps://www.domyojitenmangu.com/

忙しい人は神棚へのお参りでもOK!

忙しくてなかなか神社へ参拝する時間がないという人は、自宅の神棚へのお参りでもOK。

「神棚って、ゆうたら昔の人の遠隔参拝なんですよ。神社からお札を受けて、それに向かってお参りする。神様は私たちが醸し出すものなので、神社へ行けない場合は、自宅の神棚で十分だと思います。もちろん、神棚がない人もいらっしゃると思いますが、そんな場合はお賽銭を“払う”ではなく“納める”、神社に行くではなく“上がる”というように、普段の言葉遣いを少し変えるだけでもすぐ開運します!」

1月は神様にご挨拶を。心晴れやかな1年のスタートを切ろう

「年始は忙しくてまだ神社に行けていない」という人も大丈夫! 自分の行けるタイミングでまずは氏神神社にご挨拶して、2023年も充実した1年をお過ごしください。

画像4: 1月は神様にご挨拶を。神社ソムリエに教わる「シチュエーション別・行くべき大阪の神社」

さっさん

初詣、合格祈願、恋愛祈願、健康祈願、七五三、お宮参り…と、神社にお参りする理由や機会は人それぞれだからこそ、自分の気持ちに従って自分のタイミングでお参りしたいですね!

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