夏だけではなく、今や1年中、老若男女に愛されるおやつ「アイスクリーム」。なかでも最近若者の間では、「夜」に食べられることが多くなってきています。関西でも、大阪を中心に深夜営業のアイス専門店が増加しており、2軒目づかいや、深夜ドライブのお供にとじわじわ流行の兆しを見せています。
深夜営業のアイス店が増えています!
深夜営業のアイス専門店が増えている理由はさまざまな要因が考えられますが、大きな理由としてはコロナ禍による若者のお酒離れが大きいよう。お酒を飲まない若者が増えている今、ご飯を食べた後の「2軒目」づかいとして、居酒屋ではなく夜のスイーツが人気を集めているのだとか。
ご飯の後にカフェでまったりするのもいいけれど、アイスをテイクアウトでサクッと楽しんで、早めに解散・・・というのが今の若者の夜の外出スタイルにはまったといえます。
それでは、今流行りの「夜アイス」とは、どんなものなのでしょう?
大阪で楽しめる、夜アイスのお店を紹介
関西を中心に展開、夜アイスのパイオニア『21時にアイス』
ネオンの看板が目印の「21時にアイス」は大阪発の夜アイス専門店。最近では関西のみならず、中国・四国地方や東海地方にも続々と新しい店舗をオープンさせている人気店です。
こちらのお店では、常時20種類ほどのアイスクリームを販売。トッピングしたソフトクリームをカップで提供する“ミニパフェ”スタイルのアイスクリームが提供されています。
ベースとなるソフトクリームには北海道の生乳オリジナルブレンドを使用。濃厚だけど後味さっぱりで、夜に食べても重くないのが嬉しいポイントです。フレーバーは、モンブランクリームがたっぷり乗ったモンブランシリーズや、もちもち食感が楽しいわらび餅シリーズのほか、チョコバナナや抹茶ソフトなどのベーシックなメニューも取り揃えています。
人気の栗モンブランは、濃厚なマロンクリームの上に栗の甘露煮が乗った一品。ソフトクリームが甘すぎず、マロンクリームがたくさん乗っていてもくどくありません。下の方にはたっぷりのカスタードクリームとコーンフレークが入っており、味の変化を楽しみながら食べ進めることができます。
また、好みに合わせて自由なトッピングができるのも人気の秘訣です。ソースやしらたま、ココアクッキーなどは+30円、フルーツや生チョコソース、ソフトクリームの追加などは+50円で楽しめます。
店内に設けられたおしゃれな撮影ブースがあることも、若者の心を掴んでいるポイント。撮影ブースは店舗によってさまざまで、スポットライトが当たるような演出がされているところもあれば、写真映えするウォールミラーがあるところもあるそう。撮影した写真は、きっと思わずSNSにアップしたくなるでしょう。
バリエーション豊富で見た目も可愛いアイスが揃う「21時にアイス」。お腹いっぱいでもついつい食べちゃうこと間違いなし?!
店舗 | 21時にアイス |
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公式Instagram | https://www.instagram.com/21niice/ |
目印は小さな窓?『夜行アイス』
日が沈み始めた頃に営業を始める夜アイスのお店はほかにもあります。厳選した素材のみを使用したクオリティーの高さとリーズナブルな価格が人気を集めている「夜行アイス」は大阪や京都で店舗を展開するアイス専門店です。
インスタグラムには「パフェより手軽 ソフトクリームより豪華に」との文言が。確かに投稿されている写真を見ると、華やかなまるでパフェのようなアイスがずらりと並んでいます。
店舗によってメニューは異なるそうですが、旬のフルーツをふんだんに使ったものから、白玉やあんこ、ごまが乗った和風のものまで、多様なメニューが揃っています。お店の人におすすめを聞いてみると自家製生チョコを使った「チョコ」が人気だそう。
注文するとすぐに商品がサーブされます。待ち時間が少なく、すぐに食べられるのも嬉しいポイントです。1号店の寝屋川店では、店に設けられた小窓から注文して、そこから商品を受け取るシステム。こちらも店内に撮影ブースが設けられており、SNS用の写真もバッチリ撮影できます。
自家製生チョコが乗った「チョコ」の味はというと、とにかく濃厚で深い味わい。濃厚なソフトクリームに負けないくらいインパクトのある生チョコがこれでもかと乗っていて、チョコ好きにはたまらない一品です。食べ進めていくと、ソフトクリームの下にデニッシュのようなものが・・・。これは、韓国で絶大な人気を集めるクロッフル(ワッフル型をしたクロワッサン)です。クロッフルから滲み出るバターの旨みと、濃厚なソフトクリーム、チョコレートが口の中で一体となって、あまじょっぱい美味しさが広がります。これだけ食べ応えがあって、660円とお手頃価格なのも驚きですよね。
ほかのメニューもボリューム満点なので、「デザートは別腹」とはいえ、お腹を空かせて訪れることをおすすめします。
店舗 | 夜行アイス |
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住所(寝屋川店) | 大阪府寝屋川市寿町21-21 |
住所(堺東店) | 大阪府堺市堺区中瓦町2-1-2 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/nomu_ice/ |
食べるじゃなくて、飲む!『あいすはのみもん』
ここまで紹介してきた2軒とは少し趣向の異なるアイス専門店が「あいすはのみもん」です。店名の通り、“食べる”のではなく、ストローを使って“飲む”スタイルが話題のこちら。
フラッペでもソフトクリームでもない新感覚のアイスで、層によって味の変化を楽しめるのが魅力。しっかり食べるほどではないけど、何か少し甘いものが食べたい!というときにぴったりのスイーツです。
こちらはイートインスペースもあるので、ゆっくりお喋りしながらアイスを楽しむことができます。メニューは「のむ抹茶あいす」や「のむぷりんあいす」、「のむいちごあいす」など、10種程度。料金も600円前後とお手頃です。
「飲むアイス」といってもシンプルなアイスというわけではありません。太いストローで飲めるように研究を重ねられたアイスは、重層的かつ複雑な味わいで、口の中で完成されるようなイメージ。「のむぷりんあいす」など、食感も楽しめるアイスをチョイスすると、より一層普段感じることのない不思議な感覚を味わうことができますよ。
トッッピングメニューも用意されており、白玉やいちご、ワッフルクッキーなど、好みに合わせて自由にカスタマイズもできます。「少しボリュームが足りないかも」という人は、+150円でMサイズへの変更も可能。
ありそうでなかった「のむアイス」。ぜひ一度試してみてくださいね。
店舗 | あいすはのみもん. |
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住所 | 大阪府枚方市大峰元町1-5-8 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/nomu_ice/ |
デザートは別腹。夜だからこそひんやりおいしいアイスを楽しもう
1日のご褒美、友達とのご飯の後、帰宅する前に。飲み会の締めや、ドライブのお供に。さまざまなシーンで使える「夜アイス」をご紹介しました。夜食べるのは背徳感があるけれど、手軽に食べられるサイズで、サクッといけるのでいいですよね。
スイーツ界を風靡する「夜アイス」。冬は何かと温かいものや暖房のある場所を求めがちですが、ひんやり美味しいアイスを食べて、1日を締めくくってはいかがでしょうか。
みなぱん
私も最近、2軒目に夜カフェや夜パフェなど、甘いものを食べることにハマっています!今回紹介したお店も、プライベートで友人と訪れてみようと思います♪