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毎日の食器洗いを自動でしてくれる食洗機。家事の時短に役立つため、とても便利です。食洗機の導入を考えている人にとって、気になるのは電気代ではないでしょうか。そこでこの記事では、食洗機にかかる電気代の相場や、手洗いとの比較、電気代を抑えるコツについて解説します。ぜひ参考にしてください。

食洗機の電気代の相場

画像: 食洗機の電気代の相場

食洗機にかかる電気代は、メーカーや機種によってさまざまですので、ここでは一例を紹介します。特定の食洗機の電気代を知りたい場合には、仕様書を確認したり、小売店に尋ねたりするのが良いでしょう。

1回の利用でかかる電気代や水道代

食器40点・小物20点という5人家族の標準的な洗い物の量の場合、卓上タイプの食洗機では、1回あたりの電気代が約23.9円(電気使用量約770Wh、電気料金単価31円/kWh)とされています。

ビルトインタイプと卓上タイプで電気代は変わる?

画像: ビルトインタイプと卓上タイプで電気代は変わる?

食洗機には、キッチンに組み込むビルトインタイプと外付けで設置する卓上タイプがあります。ビルトインはキッチンの一部として組み込むため、シンクのスペースを使わず、すっきりとしたキッチンになります。卓上タイプはシンクの横などに設置するもので、小型のタイプが多くなっています。

例えば、44点の標準的な食器を洗えるビルトインタイプの場合、1回あたりの電気使用量は標準コースで約480Wh、節電コースで約290Whとされています。電気代に換算すると、約9〜15円(電気料金単価31円/kWhで計算)です。前述の卓上タイプの食洗機が1回あたり約24円ですので、機種や運転コースにもよりますが、ビルトインタイプの方が電気代の安いものもあるようです。

ただし、消費電力は食洗機のメーカーや機種によって異なるため、購入する前に仕様書などで確認することをおすすめします。

食洗機と手洗いのコストの違い

画像: 食洗機と手洗いのコストの違い

実際のところ、「電気代や水道代をトータルで考えると、食洗機を使うより手洗いの方がお得なのでは?」と考える人もいるかもしれません。そこで、食洗機と手洗いにかかる光熱費を比べます。

食洗機と手洗いにかかる光熱費を比較

画像: ※1回あたりの経費の詳細はパナソニック株式会社のプレスリリースより引用

※1回あたりの経費の詳細はパナソニック株式会社のプレスリリースより引用

前述と同じ、家族5人分相当の食器を洗うという条件で、メーカーが行ったシミュレーションを紹介します。手洗いの場合には、洗剤が約4.9円、ガス代が約37.8円、水道代が約19.6円となり、合計で1回あたり約62.3円がかかります。

これに対して、食洗機を使った場合には、洗剤が約4円、電気代が約23.9円、水道代が約2.9円の合計約30.8円と試算されています。トータルで考えると、食洗機を使用で1回あたりの光熱費がおよそ半分になることがわかります。

また、パナソニックの公式Webでは、食洗機「NP-TZ300」を例に、食洗機と手洗いでかかる費用を比較できます。
手洗いVS食洗機 節約シミュレーション
あくまで特定の機種に絞った一例ではありますが、自分の家族の人数でシミュレーションしてみるのも良いでしょう。

参考:家計への負担を「食洗機」が軽減!最大2万円も節約に!?8割以上の人が家計への負担が今年増したと回答~水道光熱費に関する実態調査~

手洗いの方がいい場合もある?

画像: 手洗いの方がいい場合もある?

食洗機は高温の水で食器を洗うため、耐熱ではないプラスチックの食器、漆塗りや金箔入りの食器、アルミや銅製の鍋などは、熱で変形したり品質が落ちたりしてしまう可能性があります。また、ビンやとっくりなど、口が小さいものは食洗機では中まで洗うことができません。そのため、こうした食器は手洗いの方が良いでしょう。

食洗機の電気代を節約する方法

食洗機の電気代をさらに節約するには、次のような方法があります。節約のコツを4つ紹介します。

まとめて洗う

画像: まとめて洗う

少ない量の食器を一度ずつ洗うのではなく、食洗機の容量の範囲内でまとめて洗う方が節電の効果が期待できます。また、まとめて洗う方が水の使用量を抑えることができ、水道代を抑えるのにも役立つでしょう。

乾燥機能を制限して使う

食器洗い乾燥機の場合には、乾燥にも電気を使用します。そのため、乾燥時間を短く設定するなどの工夫によって、電気の使用量を抑えることができます。また、「節電コース」などがある機種の場合には、こうした機能を活用することも効果的です。

電気代が安い時間帯に使う

契約している電気料金メニューによっては、ご使用になる季節や時間帯によって電力量料金単価が異なるメニューがあります。例えば、関西電力の「eスマート10」では、昼間に比べて、夜10時〜朝8時の単価が割安に設定されています。そのため、割安な時間帯に電気のご使用をシフトしていただく等の工夫で電気料金を削減することが可能です。

参考:関西電力 eスマート10

汚れが落ちやすいよう軽く予洗いする

画像: 汚れが落ちやすいよう軽く予洗いする

食洗機に入れる前に、食器の汚れを軽く水で流したり、キッチンペーパーなどで拭き取ったりすると、汚れが残るのを防ぐことができます。また、水流が食器の汚れに直接あたるように、食器の並べ方を工夫することも大切です。食洗機を使う前にこうした準備をすることで、汚れを落としやすくなります。2度洗いを防ぎ、食洗機の使用回数が抑えられるので、節電につながるでしょう。

食洗機のメリット

食洗機を使うメリットには、家事の時間を短縮できることの他にも、衛生的であることなどが挙げられます。食洗機を使うメリットについて、具体的に解説します。

家事の時間を短縮できる

画像: 家事の時間を短縮できる

食洗機を使うと、毎日の食器洗いの時間を短縮できます。例えば、5人分の食器を洗うのに、手洗いだと1回あたり約29分かかるのに対して、食洗機だと約4.3分というデータがあります。これまで食器洗いにかかっていた時間を、家族との時間や自分の趣味の時間などその他の時間にあてられるのは、大きな魅力です。

高温のお湯で洗浄できるため汚れが落ちやすい

食洗機は、高温のお湯で食器を洗うため、手洗いよりも効率よく汚れを落とすことができ、雑菌の繁殖を抑えることにもつながります。お弁当箱なども油が残らず、一度ですっきりと洗うことができるため、食器をより衛生的に保つことができるでしょう。

複雑な形状の食器も簡単に洗える

画像: 複雑な形状の食器も簡単に洗える

最近の食洗機は、お皿だけでなく、包丁やまな板、ざるや泡立て器などの調理器具もきれいに洗うことができます。刃物がついている調理器具も、食洗機を使うことで怪我の心配が少なくなるため安心です。

手荒れがなくなる

洗剤や水を使う毎日の食器洗いは、手肌にとって刺激となるため大きな負担になります。食洗機を使うことは、手荒れを防ぐのにも役立ちます。

トータルの光熱費を考えて食洗機を活用しよう

食洗機は、手洗いと比べて電気代がかかるものの、水道代やガス代などの光熱費全体で考えると節約になることがわかりました。食洗機の電気代をより節約するには、まとめ洗いをしたり、運転モードや運転時間を工夫したりすることが効果的です。上手に食洗機を活用して、お得でエコなライフスタイルを実現しましょう。

画像: 食洗機の電気代はどのくらい?手洗いとの違いや節約のコツも解説!

さやぱん

コスパだけでなくタイパも高い食洗機。節水にもなるので環境にも優しいですね!

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