
さやぱん
人の役に立ちたいという気持ちはあっても、社会貢献と聞くとハードルが高く感じますよね。関西電力が取り組む社会貢献活動について、ぜひたくさんの方へ知っていただきたいです!
今回は、かんでんWITH YOU編集部のさやぱんが、社会貢献活動のとりまとめを担当する宮本英治さんにインタビュー! 地域に根ざした活動の全貌と、そこに込められた想いを聞きました。

宮本英治
広報室 インターナルコミュニケーショングループ
再生可能エネルギー開発、報道業務を経て、現在は社会貢献活動のとりまとめと社内広報を担当。
関西電力グループの社会貢献活動は、実は私たちが想像する以上に幅広い分野にわたっています。
電気をお届けするという事業活動はもちろん、地域の課題解決や活性化もそのひとつ。その背景にあるのが、「『あたりまえ』を守り、創る」という考え方です。
2024年6月に策定された「社会貢献活動方針」では、「環境保全」「地域活性化」「次世代層育成」の3つを重点分野に設定。地域のゴミ拾いやイベントのお手伝いといった地道な活動はもちろん、社会課題をビジネスで解決する「CQ BANK」や「モアクト」といったサービス事業まで、多角的なアプローチを続けています。
「電気をお届けすること自体も、大切な社会貢献のひとつ」という想いをベースに、地域を支える一員として何ができるのか。まずは、その膨大な活動の全貌からうかがいました。
ゴミ拾いからイベント運営まで。バラエティに富む活動の全貌
稚魚放流の様子
さつま芋掘りの様子
――関西電力の社会貢献活動とは、どんなものなのでしょうか。
宮本:ひと言では言い表せないくらい、活動の内容は多岐にわたります。身近なところでは、本店や支社の周辺でのゴミ拾いや地域の方々と連携した美化活動を継続的に行っています。
木曽川でのアマゴの放流や、地域の小学校で取り組むグリーンカーテン活動といった、発電所周辺の環境保全にも力を入れているんですよ。CO2削減や生物多様性保全の観点から、2025年には須磨海岸でアマモの保全活動も実施しました。
このほか、びわ湖マラソンや大阪クラシックといった地域イベントへの協力や、和歌山県が企業や団体と共に実施する熊野古道の保全活動「道普請ウォーク」に参加するなど、地域に根ざした文化やスポーツ行事、芸術関連の活動にも参画しています。
「大阪クラシック」演奏会への会場の提供
紀伊山地の参詣道を維持・修復するプログラム「道普請ウォーク」の様子
――想像以上に、いろいろありますね!
宮本:私も把握するのが大変です(笑)。2024年度の社会貢献活動の件数は1,200件以上にもなるんですよ。
本業のノウハウを活かした活動はもちろん、事業内容にとらわれない社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。電気をお届けするという当社の事業は、地域の方々のご理解・ご協力があってこそ成り立つものです。事業部や支社単位で関係づくりを行うなかで、コミュニティの発展や地域のお困りごとの解決に繋がることも多くあります。そうした関係づくりのなかで、自然と社会貢献に関わる機会が増えてきたのだと思います。
――いつから社会貢献活動に力を入れるようになったのでしょうか。
宮本:関西電力が社会貢献活動に力を入れ始めたのは、1951年のこと。初代社長の太田垣士郎が提唱した「前垂れがけの精神」を原点としています。これは、商人が前垂れをかけて店先に立ち、お客さまと直接向き合う姿になぞらえたもので、自ら現場に立ち、お客さま一人ひとりに誠実に向き合うことの大切さを表しています。この考え方をきっかけに、関西電力ではお客さま奉仕を第一とする考え方が確立しました。
これまでは各支社や部署単位でお客さまとともに活動を進めていましたが、より全社的な動きを加速させるため、2024年にあらためて「関西電力グループ社会貢献活動方針」を掲げました。現在では、方針で定めた環境保全、地域活性化、次世代層育成の3つの重点分野で、さまざまな社会貢献活動を展開しています。


さやぱん
活動の幅の広さに驚きました! ここまで規模が大きいと、長く続いている取組みもありそうですね。
【関連記事】世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」保全活動 第2弾!高野山で道普請ウォークを実施
続けることが力になる。社会課題の解決に貢献

2025年度のかんでんコラボ・アート展示会の様子
――今年で25周年を迎えた活動があると聞きました。
宮本:「かんでんコラボ・アート」ですね。障がいのある方々にアートを通じた自己表現の喜びを感じていただき、その魅力を広くご紹介することを目的とした公募展で、創立50周年記念事業として2001年度からスタートしました。
関西一円から作品を公募し、各部門の入選作品を発表・展示しています。審査にあたっては、第一線で活躍されている美術家や芸術大学の先生をお招きするほか、「私たちが贈るアート賞」部門では関西電力グループの従業員の投票で受賞作品が決定します。
2025年度はグランフロント大阪で展示会を実施しました
芸術に造詣の深い審査員がすべての作品を審査しています
――かなり本格的な活動なのですね。
宮本:そうなんです。部門数や応募作品数が増え、展示会の規模は年々大きくなっています。2023年度からはグランフロント大阪の北館ナレッジプラザが会場となり、より多くの方に来場いただけるようになりました。2025年度は7,000人を超える方々にお越しいただいています。25周年という節目を迎えたことを記念して当社の本店ビルでも展示会を開催し、とても好評でした。かんでんコラボ・アートをきっかけに国内外で活躍されているアーティストもいらっしゃるようで、嬉しいですね。毎年展示会を楽しみにしている従業員も多いですよ。
かんでんコラボ・アート25周年 作品展示会の様子
かんでんコラボ・アート25周年 作品展示会の様子
――電気に関係する取組みがあれば教えてください。
宮本:一つ挙げるとすれば「エネルギー教室」でしょうか。発電や送電の仕組みや、地球温暖化、省エネなどについて学び、エネルギーへの理解を深める教育プログラムです。当社の従業員が講師となって、小中学校や自治体のイベントなどで実施しています。

「エネルギー教室」の様子
――どんな授業なのですか?
宮本:そもそも電気がどんなところで使われているのかといった基礎知識をご説明するほか、手回し発電機を使った実験や、人気のゲームを取り入れる試みなど、楽しく学べる進め方や教材を工夫しています。次世代を担う子どもたちにエネルギーを身近に感じてもらい、これからも電気を安定して使い続けるためにどうすれば良いのか、一人ひとりが考える機会になってほしいと願っています。

さやぱん
「地域や社会の『力』になりたい」という活動方針は2024年に策定されたものですが、それ以前からこの言葉を体現するような活動が地道に続けられていたんですね。
【関連記事】体験型の「エネルギー教室」で次世代に電気の大切さを伝える広報
「やりたい」を「できる」に。全社一丸で取り組む社会貢献へ
――活動の内容をうかがってきましたが、従業員の方々の意識はいかがでしょうか?
宮本:関西電力というインフラ事業に関わる従業員だけあって、「社会の役に立ちたい」という意識を持つ方が多いと感じます。社内アンケートでも「ボランティアをやりたいという意欲がある」という回答が多い一方で、「何から始めれば良いかわからない」という声も少なくありませんでした。先ほどお話した「関西電力グループ社会貢献活動方針」も、会社としてどのように社会貢献を行っていくかという羅針盤を社内外に発信するねらいがあったんです。さらに、従業員の皆さんが自発的に参加しやすい仕組みづくりにも継続的に力を入れています。

――従業員が取り組みやすい環境づくりとは、どのようなものでしょうか?
宮本:例えば、一定の条件を満たせば特別休暇として認める「ボランティア休暇制度」を設けています。最近では、2025年の大阪・関西万博のボランティア活動で大いに活用されましたね。従業員向けに全国のボランティア募集情報や社内のボランティア募集情報を紹介する「ボランティアウェブ」も導入し、参加しやすい仕組みづくりも進めています。
従業員が活動をしている団体に対して寄付を行う際に、会社からも支援を行う「マッチングギフト制度」や、従業員が参画している団体への物品寄贈ニーズを社内で公募する「公募型寄贈プログラム」など、寄付や寄贈を通じた支援の仕組みも整備しています。少年野球チームやこども食堂など、従業員が普段から関わっている団体の活動支援に繋がっています。
――実際に、従業員の動きは変わってきましたか?
宮本:数値として劇的な変化があったとは言い切れないのですが、手応えは感じています。先ほどご紹介したアマモ保全活動や道普請ウォークといった全社の従業員を巻き込んだ企画では、ご家族で参加する従業員が多かったのが印象的でしたね。経営層が家族連れで参加した企画もあり、「社会貢献を積極的にやっていこう」という意識が上から下まで少しずつ共有されてきていると感じています。
――最後に、今後の目標や社会貢献活動を広げていくために取り組みたいことを教えてください!
宮本:まずは、より多くの従業員が気軽に参加できる取組みを増やしていきたいです。小さなことから始められて、少しずつ広がっていくような構想もいくつかあります。もう一つは、かんでんコラボ・アートのような取組みを、もっと多くの方に知っていただくこと。「関西電力といえば、社会貢献活動に積極的な会社」というイメージを持ってもらえるよう、情報発信に努めたいですね。これからも、地域の皆さんに喜んでもらえるような関係性を、地道に築いていけたらと考えています。

さやぱん
取材を通じて、「社会貢献」がより身近に感じました。電気を届けることと同じように、地域や社会とのつながりも、続けることで育っていくもの。従業員のひとりとして、これからも社会貢献に関わっていけたらと思います!
さやぱんが制作に携わった社会貢献動画を公開中!
関西電力 社会貢献動画「やさしさを灯して」
www.youtube.com
さやぱん
ひとりの従業員にフォーカスした日常の風景とともに、わたしたちがどんな想いを胸に、仕事や地域と向き合っているのか、関西電力が取り組む社会貢献活動の様子とともにお届けしています。関西電力が大切にしている“変わらない想い”を、ぜひご覧ください!
















