NEWS!!

WITH YOU 公式LINEアカウントが開設されました !

くわしくはこちら
「あ、いいオフィスビルだな」と感じる瞬間、何がその感覚を引き立てるのでしょうか? 立地や広さなどの条件だけではない、働く人の心に響く“何か”がそこにはあるはずです。

2024年2月に完成した「関電不動産渋谷ビル」は、東京・渋谷で働く人々のことを考えつくしたオフィスビルです。開発をリードした若手担当者に、いいオフィスビルを形づくる“何か”の正体について聞いてみると、そこには“見えない不自由”を解消するアイデアが随所に盛り込まれていました!

画像: 関電不動産開発株式会社 首都圏事業本部 ビル事業部 事業推進第一グループ リーダー 西川麻花

関電不動産開発株式会社 首都圏事業本部 ビル事業部 事業推進第一グループ リーダー 西川麻花

コンセプトは“「らしさ」あふれる、わたしたちのオフィス。”

「関電不動産渋谷ビル」は、2022年7月1日に新築工事着工。2024年2月20日に竣工しました。場所は渋谷三丁目、JR「渋谷」駅新南口から徒歩3分と好アクセス。地上12階、地下1階、塔屋1階からなるビルで、延床面積は14,361.82㎡を誇ります。

画像: コンセプトは“「らしさ」あふれる、わたしたちのオフィス。”

渋谷は、多様な個性が交わる街。そこで同社が掲げたのが、入居テナントそれぞれの“企業らしさ”、ワーカー一人ひとりの“自分らしさ”を創造できる場。「OUR PLACE. OUR STORY.『らしさ』あふれる、わたしたちのオフィス。」をコンセプトとしています。

いいオフィスってなんだろう? 変わりゆく渋谷と働き方を見つめて

―さっそく本題ですが、「いいオフィスビルの条件」ってなんだと思いますか?

西川「絶対的な条件となると、なかなか難しいですね。ただ、駅から近いといったアクセス面や、賃料など経済条件の善し悪しは、決め手の上位であると思います。そのうえで私の考えとしては、入居されるテナントさんが思い描くオフィスを作れることですね」

―企業が理想とする職場を作れるオフィスビル、ってことでしょうか?

西川「はい。今の時代、職場環境に求められる価値や目的が多様化するなかで、オフィスの仕様も幅広くなってきていると感じています。加えてオフィスって、企業カラーを表現する場所でもあると思うんですね。そのような中でなるべくコストを抑えながら、各社の創造したい世界観を実現できるビルが、いいオフィスビルだと思います!」

画像1: いいオフィスってなんだろう? 変わりゆく渋谷と働き方を見つめて

―それぞれの創造したい世界観が、“らしさ”ということですね! では、そう思うようになった背景を教えてください。

西川「今回の開発にあたり、さまざまな企業の担当者さんから要望をうかがいました。お話を聞くと、そこは渋谷への移転を望む企業らしいといいますか、天井を抜いた開放的な空間をイメージされたり、全席フリーアドレスを希望していたりと、まさに多種多様。こうしたそれぞれの要望に、フレキシブルに応えられるオフィスビルにしたいと思ったんです」

―なるほど! そう聞くとコンセプトの「OUR PLACE.OUR STORY.」にも、より納得です。

西川「コンセプトは開発メンバー間で何度も議論を重ねつつ、競合ビルの分析を行ったり、各ビルの強みや弱みを洗い出したりしながら、本物件の独自価値を見つけました。そこから、入居企業が育てる“らしさ”のあふれる空間が特徴であるとの表現から、キャッチコピーの『OUR PLACE.OUR STORY.』が生まれたんです」

画像2: いいオフィスってなんだろう? 変わりゆく渋谷と働き方を見つめて

「関電不動産渋谷ビル」に詰めこんだこだわり

―「関電不動産渋谷ビル」によって実現できる“らしさ”には、「企業 “らしく” 居られる」「ワーカー “らしく” 居られる」という二つの側面があると思います。それぞれの具体的な施工ポイントを教えてください。

西川「『企業 “らしく” 居られる』という点では無柱の空間や、天井が高く取り外しも可能なグリッド式システム天井なので、自由度の高い設計ができること。また、床下に配管などを通しやすい『水回り設置可能エリア』を設けました。これにより、オフィスキッチンやカフェバーなどを比較的低コストで実現できます。さらにはテラスもありますので、屋外も活用しながら多様な働き方をしていただけると嬉しいですね」

―「水回り設置可能エリア」はテラスと隣接していて、ここにカフェスペースがあったら気分転換にももってこいですね!

西川「ぜひご活用いただきたいです! また、ワンフロアワンテナントさんの場合は、エレベーターを降りたところにある共用廊下の壁面利用が可能です。ここに企業文化やメッセージを打ち出すなど、効果的なブランディングに役立てていただけたらと」

画像: 壁面の利用イメージ

壁面の利用イメージ

―では、「ワーカー “らしく” 居られる」についても教えてください。

西川「一つは最上階に用意した、各社共用の屋上テラスとラウンジ空間です。就業前後の自分時間やランチスポットに。また、テナントさんのプレゼンテーションやレセプションパーティーにも活用いただけます」

―ここは、天気のいい日には富士山も見られるんですよね。贅沢な空間です!

西川「この最上階には、カードキーで入室できるオールジェンダートイレ『Restroom+(レストルームプラス)』も設置しました。こちらは2022年5月竣工の『関電不動産八重洲ビル』に次ぐ導入です」

―三面鏡やイスを設置している点も先進的ですね。各階のトイレはどうなっていますか?

西川「トイレは『Recharge』がテーマで、3人のアーティストにそれぞれが想像する『Recharge』のアートワークを、各階の男女トイレに描いていただきました。また、小物を収納できるプライベートボックスを設置し、ハミガキ用のシンクもあります」

画像1: 「関電不動産渋谷ビル」に詰めこんだこだわり

―用を足すだけでなく、エチケットや身支度に便利な空間になっているんですね。

西川「女性トイレのほうは、着替えや授乳などに適したドレッシングルームがあるほか、化粧品や小物を置きながらメイク直しができるパウダーカウンターや鏡の両サイドに照明を付けた「女優ミラー」を設置しました。このカウンターは、手前と奥で奥行きの長さが違うんですね。これは、鏡に近づきたい人は短い場所、荷物を広げたい人は長い場所と使い分けていただけたらと。各所にコンセントやゴミ箱も設置しており、ストレスなく使用できると思います」

画像: 写真手前から奥に向かって幅広になるパウダーカウンター

写真手前から奥に向かって幅広になるパウダーカウンター

―なんとも、かゆいところに手が届く仕様……。随所にこだわりが詰め込まれていますが、西川さんが特に気に入っているポイントはどこでしょう?

西川「一番の推しは、ラウンジ内のウォールアートです! 2021年から音声プラットフォーム・Voicyで始めた『ビル開発女子の働くとオフィスの話』という番組で、パーソナリティを務めています。その番組のなかでオフィスアートを学ぶ機会があり、渋谷はアートとも親和性が高い街であることから、ウォールアートを導入したいと思いました」

画像2: 「関電不動産渋谷ビル」に詰めこんだこだわり

西川「先ほどお話ししたトイレとは意匠が異なり、ラウンジのアートは渋谷三丁目の風景や建設中の工事現場がテーマ。このビルに愛着をもっていただきたい、という想いも込めています」

画像: 西川が一番の推しだという、ラウンジ内のウォールアート

西川が一番の推しだという、ラウンジ内のウォールアート

―渋谷川や並木橋交差点にお店など、さまざまな場所が描かれていますね! お気に入りの絵はありますか?

西川「実は、階段でパソコン作業しているこの方がお気に入りで。こちらとこちら、同じ人物ですよね。作者のMariya Suzukiさんになぜこうなっているかを聞いたところ、途中でポーズが変わったから書き足したと。そういう遊び心を発見できるのも好きですし、ワーカーさんにも話題のきっかけにしていただけたら嬉しいですね」

画像3: 「関電不動産渋谷ビル」に詰めこんだこだわり

潜在的な不自由を開放し、“働く”をよりクリエイティブに

―いよいよ入居が本格化しますが、各テナントやワーカーさんに、どのように利用していただきたいとお考えですか?

西川「“らしさ”のフル活用ですね。自社のビジョンやカルチャーを発信、魅せたい企業様が、よりクリエイティブな働き方を渋谷で実現していただけたら嬉しいです!」

―最後に、今後の展望やメッセージを聞かせてください。

西川「お客さまの声を聞くと、作り手の視点では拾えなかったことに気付き、改善できることが多々あるんですね。今後も使い手の視点を忘れずに、よりいいオフィスビルとは何かを求め、事業を推進していきたいです!」

画像: 潜在的な不自由を開放し、“働く”をよりクリエイティブに

今回の取材を通してわかったのは、旧来の職場やオフィスビルには潜在的な不自由があること。トイレのこだわりや屋外で働く選択肢など、便利なものができて初めて、そこには不便性があったということに気付かされました。職場やオフィスビルはもっと自由になれる――。「関電不動産渋谷ビル」には、そのヒントがちりばめられています。

Voicy番組『ビル開発女子の働くとオフィスの話』

関電不動産開発が2021年から取り組む、音声プラットフォーム「Voicy(ボイシー)」を利用したオリジナル配信番組。ビル開発に携わるZ世代の女子たちが、さまざまなオフィス事情や働き方についての深堀りトークを展開したり、社外専門家を特別ゲストに迎えて対談したりと、多彩なコンテンツが繰り広げられています。

https://voicy.jp/channel/2302

関電不動産渋谷ビルの問い合わせ方法

関電不動産開発 首都圏事業本部 ビル事業部
03-3562-0031
營業時間/平日(月曜〜金曜)8:50〜17:30(祝祭日・年末年始を除く)
https://kanden-shibuya.com/

RECOMMEND この記事を読んだ
人におすすめ

This article is a sponsored article by
''.