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自社商品やサービスの情報を社外へ向けて発信するのが、広報の基本業務。しかし、関西電力の各支社で広報を担当するコミュニケーション統括グループでは、単なる情報発信にとどまらず、「会話」を通じて関西電力とお客さまとを繋ぐ役割を重視しています。具体的なお仕事内容について、担当者に詳しく話を聞いてみましょう。
画像: 関西電力株式会社 京都支社 コミュニケーション統括グループ 立石由佳

関西電力株式会社 京都支社 コミュニケーション統括グループ 立石由佳

お客さまとのざっくばらんな会話を通じて、地域の“お困りごと”に役立つ情報を提供

─まずは、現在のお仕事について教えてください!

立石「コミュニケーション統括グループは、いわゆる“広報”を担当する部署になります。広報というとプレスリリースや広告をつくり、お客さまに企業の情報をお届けする仕事をイメージされる方も多いのではないでしょうか。しかし私たちの場合は、『コミュニケーション統括』という部署名に象徴されるように、一方的な情報提供だけではなく、お客さまの“お困りごと”に耳を傾けて解決に役立つ商材をご紹介する、お客さまと関西電力を繋ぐ“窓口”としての役割も担っているんです」

─広報だけではなく、営業の業務も兼ねているというイメージでしょうか?

立石「近いといえば近いのですが、私たちが担当するのは、あくまでも“窓口”になること。お客さまとの会話を通じて見つけたお困りごとに対して、その解決に役立つ商品やサービスがないかを探し、その情報をご提供することまでが、受け持つ範囲となります。簡単にいえば、マッチングアプリの人間版みたいな感じでしょうか。自分では『マッチング人間』なんて言っていますけど(笑)」

画像1: お客さまとのざっくばらんな会話を通じて、地域の“お困りごと”に役立つ情報を提供

─(笑)。「マッチング人間」として、お仕事で特に気を遣っていることは?

立石「お客さまとの会話の“ネタ”を豊富に取り揃えておくことですね。井戸端会議のような何気ないお喋りのなかから、意外なニーズが見つかる場合も多いので、どんな会話にも応じられるように、普段からさまざまな情報を仕入れています。たとえば担当地域を訪問する際には、事前に地元の方が経営する飲食店に立ち寄って、地域の最新情報や噂に耳を傾けたりしていますよ」

─まるで、探偵みたいですね! 関西電力グループで扱う商材も多様化していますから、その情報を追うだけでも大変だと思います。

立石「なにしろ最近では、エビの養殖までやってますからね(笑)。もちろん最新情報は常にキャッチアップするように心がけています。個人的に目標としているのが、ドラえもんの“四次元ポケット”です。どんなお困りごとに対しても『だったら、こんな解決策がありますよ!』って、すぐに対応できるようになりたいんです」

画像2: お客さまとのざっくばらんな会話を通じて、地域の“お困りごと”に役立つ情報を提供

お喋り好きな性格を活かして小中学校向けの「出前教室」でも活躍

─会話のネタ収集から最新商材のキャッチアップまで、勉強だけでも本当に大変だと思うのですが……。お仕事のやりがいは、どこにあるのでしょう?

立石「私、子どものころから人とお喋りするのが大好きなんです(笑)。だから、お喋りのネタになる情報収集なら全然苦にはならないですね。たくさんの方々とお喋りをして、地域に役立つ解決策を見つけることができるんですから、こんなに楽しい仕事はないと思っています」

─お喋り好きな性格が、もうひとつのお仕事にも役立っているそうですね。

立石「担当する地域の小中学校で、エネルギーや環境問題についてお話する『出前教室』の講師をしているんですけど、それも本当に楽しくて。実は、子どものころは学校の先生になりたいと考えていたので、関西電力に入社して夢が叶うとは思ってもいませんでした。

画像: 出前授業の様子

出前授業の様子

先生や生徒さんから『説明がとてもわかりやすくて楽しかったです!』という感想を頂いたときには、まるで巨大プロジェクトのプレゼンが成功したときのような気分でしたよ。実際に、そんなプレゼンをしたことはないんですけどね(笑)」

未知の体験で自分をアップデートできる海外旅行にハマっています!

─プライベートでは、旅行がいちばんの趣味だとか。

立石「はい! 国内旅行も海外旅行も大好きですね。特に最近は、海外旅行にハマっています。一昨年はアメリカに行ってグランドサークル(グランドキャニオンやモニュメントバレーが含まれるエリア)を巡ってきました」

画像: 未知の体験で自分をアップデートできる海外旅行にハマっています!

─ズバリ、海外旅行の魅力はどこにありますか?

立石「自分が知らない土地に行って見たことがない景色に触れると、自分がアップデートされたような気持ちになれるんですよね。特に圧倒的な大自然を前にすると、自分の悩み事なんて本当にちっぽけなんだなぁと思えたりして。実は、以前は『海外旅行って怖い……』と思って敬遠していたんです。でもコロナ禍を通じて、一度きりの人生なんだから何でも体験しないと損だ、と思うようになってからは、むしろ積極的に海外へ行きたくなりました」

─趣味の海外旅行が、お仕事に役立っていると感じたことは?

立石「オンオフ問わず、仕事の会話に役立つネタを探すのが癖になっているので、旅行先でもつい『これは訪問先での雑談に役立つかも?』なんて思っちゃうんですよ(笑)。実際、旅行先で見かけた事例が、担当しているお客さまのお困りごとの解決につながる情報になったケースもありました。逆に、仕事で培った情報収集のスキルが旅行の計画を立てる際に役立っていたりもしますね」

新たな価値でお客さまの“お困りごと”を解決する、「マッチング人間」になることが今後の目標

─最後に、これからのお仕事でチャレンジしてみたいことがあれば教えてください!

立石「『マッチング人間』としての仕事が本当に楽しいので、これからも同じように働きたいと思っています。次のステップとして目指しているのが、関西電力の今後のテーマでもある『価値創造活動』ですね。これまでは、すでにある商材とお客さまとのマッチングを主にしていたんですが、今後はお客さまのお困りごとを起点に、新しい商品やサービスを生み出す提案ができれば良いなと考えています」

画像: 新たな価値でお客さまの“お困りごと”を解決する、「マッチング人間」になることが今後の目標

快活な笑顔とお喋りで、お客さまの間にも“ファン”が多いという立石(上司談)。担当地域のお客さまと関西電力とを繋ぐコミュニケーションの達人として、これからも情熱的に業務に励み続けるでしょう。

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