LUA
オカルトファンのユニークな占術家。数秘術をはじめ、西洋占星術、タロット、ルーン、ダウンジングなどを操る。『いちばんやさしい数秘術の教科書』(ナツメ社)の著者。
そのほか、雑誌・書籍・WEBなどの各メディアで、占い、おまじない、心理テストのほか、コラムや児童向けの怖い話などを執筆・監修している。
そもそも数秘術とは?
数字を使って運勢を占う「数秘術」。自分の生年月日や姓名を固有の計算式にあてはめ、性格や恋愛傾向などを紐解いていきます。数秘術には流派がありますが、一般的には、1~9の数字を用いて生年月日の数字を1つずつ加算し、1桁になるまで計算をして「運命数」を求めるのが主流です。
数字には、それぞれ意味があります。自分の数字が持つ特徴を知り、必要な方向に働かせることで、ハッピーな生き方を見つけていきましょう!
運命数でわかる人生傾向やパーソナリティ
生年月日は、この世に生を受けたときから生涯にわたって変わることのないもの。これを使って算出した数字を「運命数」と呼びます。人が生まれたときに与えられる数であり、その人が持って生まれた生き方を意味する「運命数」は、自然と歩まされてしまう人生傾向を示す数ともいえます。
「運命数」の出し方は簡単。まず、生年月日をすべて1桁の数字として加算します。ここで得られた2桁の数字を、さらに1桁ずつ足して出た数が、あなたの「運命数」です。
1989年4月19日生まれの場合、
→1+9+8+9+4+1+9=41
→4+1=5
→運命数は5
※最初の計算で1桁の数字が出た場合は、それが運命数となります
それでは、それぞれの「運命数」の人生傾向を見ていきましょう。
信念をつらぬき我が道をまっすぐに突き進む
始まりを意味する「1」を運命数に持つ人は、目標が定まればそれに向かってひたむきに取り組みます。そんな姿に「ついて行きたい」と思う人も多く、あなたは、集団の中ではリーダー的な存在感を放っているのでは? また、人に合わせるのではなく、自らのペースで一気に進んでいくタイプのため、会社勤めよりも自営業に向いているかも。傲慢になりすぎると大切なものを見失うので、注意して!
良好な人間関係によって才能が花開く
バランスを意味する「2」を運命数に持つ人は、感受性の高さと豊かな協調性を持ち合わせています。また、バランス感覚があり、交渉力も抜群! そんなあなたの能力を認めてリスペクトしてくれる仲間と過ごすことで、あなたの人生はさらに充実するはずです。公私問わず、行動をともにするパートナー次第で人生が大きく左右されるため、パートナー選びは慎重に……。
喜びを生み出し続けることで、成功を掴む
喜びを意味する「3」を運命数に持つ人は、明るく楽天的で「楽しければすべて良し」という感覚の持ち主。仕事や勉強、遊びなどに本気で取組むことで、芸術方面での才能が開花します! どんなときにも光を見出すポジティブなあなたの感性は、知らず知らずのうちに人を救うことも。ただし、ネガティブに傾倒すると空回りする恐れがあるので、何事もプラスに変換していくことが大切です。
努力の積み重ねによって夢を実現させる
安定と規律を意味する「4」を運命数に持つ人は、地に足のついた生き方を求める傾向にあります。勤勉な働き者で、計画通りに物事を進めていくことも得意。夢の実現に向かって地道な努力を続けることも忘れません。しかし、自らのやり方にこだわるあまり、融通が利かずにチャンスを逃す可能性も……。そんなときには休息や余暇の時間を取り入れ、気持ちをうまく切り替えるようにしましょう!
自らの軸を持ち、変化を楽しむ
躍動を意味する「5」を運命数に持つ人は、変化を恐れず、新しいフィールドに飛び出していくエネルギーにあふれています。突然の転職や思わぬ引っ越しなど、予想しなかった展開が起きても動じません。同時に、強い刺激を求めすぎて危険な目にあうことも? 何事も、自制心を失わずに挑戦しましょう。また、多芸多才な一方で器用貧乏になりやすいので「これだけは」というものをひとつ持つことをおすすめします!
愛情深く、人とのつながりを大切にする
調和と責任感を意味する「6」を運命数に持つ人は、愛や思いやりにあふれ、多くの人から慕われるタイプ。常に人のためになることを探し、それを実践しながら自らに課した責任をまっとうします。そんな、人とのつながりの中で「和」を目指すあなただからこそ、パートナー選びは慎重に。信頼できる相手が見つかれば、責任感を背負いすぎずに相手との関係を深めていけるでしょう。
難解なテーマを追求し、自分の世界を構築する
探求を意味する「7」を運命数に持つ人は、考え続けることや哲学こそが人生のテーマ。目の前にある人間関係や世俗的な話題には興味がなく、内面や本質をじっくりと見極める研究者や哲学者のような思考の持ち主です。ただし、事実や心理を求めるあまりに感情や主観をないがしろにしがち……。ときには人のぬくもりに触れることも大切です。世間に馴染みながら独立し、自らの世界観を築いていきましょう。
力に満足せず、目標に向かって歩み続ける
力を意味する「8」を運命数に持つ人は、力を求めて野心を燃やし、成功を掴みにいくタイプです。負けず嫌いなため、ライバル視した相手にはとことん挑みます。ただし、戦う意味のない相手を負かすことに満足感を覚えてしまうと、道を踏み外すので注意! 長期的な目標に向かって力を蓄えられるかどうかで、人生は大きく変わります。成功を手にしたあとも次の目標に意識を向けるようにしましょう。
私利私欲ではなく、周りのために生きる
博愛を意味する「9」を運命数に持つ人は、偏見や先入観を持たずに、人や物事に向き合おうとします。人づきあいと環境の変化を経て自らを進化させることも得意なので、出会いと経験を大切にしましょう。助けられるよりも助けることを好むため、サービスを提供する側や福祉の現場などで活躍するタイプでもあります。利己に走らず、人のためを思う“奉仕の精神”を持ち続けることで、人生はより豊かになるでしょう。
隠れナンバーで本性が浮かびあがる!?
「運命数」がわかったら、LUA先生オリジナルの「隠れナンバー」も見てみましょう。これは誕生月と誕生日から導かれるもので、いざというときにどんな行動に出るタイプなのか、本性に迫ることができる占い方です。
まず、誕生月と誕生日を分解し、それぞれ1桁にします。ここで出た数字の数から誕生日の数を引き、出てきた数が「隠れナンバー」です。
12月13日生まれの場合、
→誕生月…1+2=3 誕生日…1+3=4
→誕生月ナンバーは「3」、誕生日ナンバーは「4」
※誕生月が1〜9月または誕生日が1〜9日の方は、そのままの数字が誕生月ナンバー、誕生日ナンバーとなります
→誕生月ナンバーから誕生日ナンバーを引いて
→3-4=-1
→隠れナンバーは「1」
※数字がマイナスになった場合、マイナスは考慮せずに数字のみを見ます
「隠れナンバー」は、加算して1桁にする「運命数」では見られなかった「0」の数字が現れることもあります。さて、あなたの本性はー?
根っからのリーダー気質
主導権や決定権を握ることを好み、結論が出ない場で一声をあげ、機敏に締めくくることができます。人任せが苦手で、知らず知らずのうちに自分が指示を出すケースも多いようです。一方で、やや気が短く、負けず嫌いの面も?
優しいけれど、ときにホット!
人の気持ちに寄り添おうとする優しさの持ち主です。意見を言い合う場では、周りに一任し、自らの考えを撤収しがち。ただ、怒りや悲しみといった強い感情=情動の激しい一面も持ち合わせているため、うかつに近寄ると火傷をしてしまう恐れもあります。
明るく周りを朗らかにする
好奇心が旺盛で、どんな相手を前にしても笑顔を絶やしません。「性格が良い」と捉えられやすく、人から好かれるタイプです。クヨクヨすることなく、楽しければOKという考えの持ち主ですが、節度を忘れてやりすぎる傾向も。悪ふざけと軽口には要注意!
根っからの注意深さでリスク回避
石橋を叩いて渡る慎重派。リスクを極力避けようとするため、誤って後悔することはほとんどありません。天性のリスクヘッジ力で救われることも多々ありますが、判断できずに踏みとどまりすぎた結果、チャンスやタイミングを逃すことも……。
“トンデモ発言”で己の道を切り開く!?
落ち着きがなく、飽きっぽいタイプ。その場にどんでん返しをもたらすような、破壊的な発言をしてしまいがち……。一方で、これまでどうにもならなかった状況を一変させて解決に導くことも! 自分を制御することは、あまり得意ではありません。
相手を受け入れる、深い懐の持ち主
人の輪に加わり、周囲と足並みを揃えるので波紋を呼ぶことはめったにありません。不仲な人同士を仲裁し、自らが緩衝材となって人と人をつなげていくことも得意。チームワークを大切にするため、仲間といるときほどパワーを発揮するタイプでもあります。
自分の疑問は解決してから判断したい
思慮深く、何事も疑ってかかるタイプ。常に的確な判断を求めて行動しようとする傾向が強く、気になることがあれば原因や謎を突き止めることに一所懸命に。ただ、1つのことに集中しすぎるあまり他のことを見失いがちなので、ときには周囲を見渡しましょう。
執念深い完璧主義タイプ
使命感にあふれていて、いつも状況を見据えた行動をとろうとします。損か得かを考え、失うものを最小限に抑える努力も欠かさないはず! 物事に対するドライさを感じさせますが、意外にも執念深いところもあり、人から受けた仕打ちを忘れることはありません。
人間関係も物事も思い切りが良い
「なければないでどうにかなる」というスタンスを常に持っています。気に入らなかったりやり直しが必要になったりしても、すべてをリセットすることにためらいを感じません。過去を忘れて前に進んでいく感覚は、人間関係も同じ。傷つけられても割り切ることができます。
存在しない隠れナンバー9!?
9は1桁の数字の最大数のため、隠れナンバーには「9」が存在しません。しかし、9は1から9のサイクルの最後の数でもありますから、1から8の数の要素を内包しているともいえます。つまり、どの数字にも9の要素が含まれているのです。
“自分らしさ”を見つけるヒントに数秘術を
幸せになるには、自分らしさを見つけることが一番の近道。でも、自分の“らしさ”がわからなくて迷ってしまうこともあるでしょう。
運命数や隠れナンバーなど、数字の導きによってヒントを与えてくれる数秘術を参考にすれば、新たな自分が見えてくるかもしれません。
身近な人の誕生日から、意外な共通点に気づけるかもしれません。偶然に目にした数字の意味が、ヒントになることもあるでしょう。数字を通じて物事を整理して、ストレスフリーを実現できたらステキですね。
もっと数秘術の世界をのぞいてみたくなった方は、「いちばんやさしい数秘術の教科書」(ナツメ社)を手にとってみてください。適職や恋愛傾向など、さらに詳しく解説しています。