※この記事は2025年10月16日に公開した内容をアップデートしています。
※価格は税込み表記です。
昭和レトロで下町情緒あふれる街、中崎町

梅田駅からわずか一駅という抜群のアクセスを誇る大阪・中崎町。第二次世界大戦の戦火を免れたこの街には、戦前の木造建築や長屋、古民家が今も数多く残り、歩くだけで昭和にタイムスリップしたような気分を味わえます。
2000年前後から若者やクリエイターたちが、空き家だった古民家や古い建物を活かしてカフェや雑貨店、ギャラリーを次々にオープン。若者が自己表現を楽しむ、アートやカルチャーの発信地になりました。昭和レトロな街並みと最新カルチャーが混ざり合う独自の雰囲気が若者の人気を集め、トレンドの韓国系カフェも増加。近年は観光客からも注目され、アニマルカフェや専門店など個性的なカフェが続々と誕生しています。
ここからは、そんな街の魅力を映し出すカフェをご案内します。
SPIA CAFE|どこを切り取っても映える!トレンドの韓国系カフェ
まず中崎町の今のムードを象徴するのは、昨今の韓国のトレンドを存分に取り入れた韓国系カフェ。その中でもSNSを中心に人気が高いのが「SPIA CAFE」です。中崎町駅から5分ほど歩いた場所にあり、どこを切り取っても絵になる空間がSNS人気の理由となっています。
店内に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは白やアイボリーを基調に弱めのコントラストでまとめられた、ナチュラルな韓国インテリア。韓国インテリアの象徴ともいえるチューリップブーケやウェーブミラーも置かれています。
さらに魅力的なのは、席ごとに異なるインテリア。お花やレコード、雑誌風のオブジェなど細部までセンスが光り、どのテーブルもおしゃれで特別な雰囲気に包まれています。

キャラメルラテ700円
ドリンクメニューは「Milk drink」「Soda drink」「Coffee drink」の3カテゴリーに分かれ、全9種類。今回は「Coffee drink」の中から「キャラメルラテ」を選びました。スタイリッシュなグラスに注がれたビジュアルが印象的です。

紅茶マフィン900円(ドリンクとセットで1,400円)
スイーツはマフィン3種類とアイス2種類の全5品。その中でも一番人気は「紅茶マフィン」。たっぷりのクリームにチェリーをちょこんとのせた愛らしいビジュアルが目を引きます。しっとりとした生地からふわりと広がる紅茶の香りと、甘さ控えめの上品な味わいで、最後までおいしく楽しめました。

写真映えを楽しんだり推し活を楽しんだりするお客さんも多く、フォトスタジオカフェとして大人気。撮影もスイーツも同時に楽しみたい方におすすめです。
SPIA CAFE(スピアカフェ)
| 住所 | 大阪府大阪市北区中崎西3-2-4 2F |
| 営業時間 | 平日 13:00〜18:00、土日・祝日 12:00〜22:00 |
| 定休日 | なし |
| https://www.instagram.com/spia_cafe |
うさぎカフェ|うさぎ愛満載!懐かしい気持ちに浸れる古民家アニマル喫茶店

中崎町には古民家を改装したレトロなカフェが点在しています。そんな雰囲気を活かした個性派がこちらの「うさぎカフェ」です。名前の通りうさぎに会え、うさぎグッズにあふれる店内でうさぎをモチーフにしたかわいらしいスイーツを味わえる、癒やしの空間です。

靴を脱いで畳敷きの店内に足を踏み入れると、どこか懐かしい雰囲気が漂い、まるでおばあちゃんのお家に遊びに来たかのような安心感に包まれます。
店内のあちこちにはうさぎの置物や関連書籍が並び、店主の深い「うさぎ愛」がひしひしと伝わってきます。そして奥のスペースでは、くりくりの瞳が愛らしい看板うさぎ「可愛(カワイイ)くん」が元気にお出迎えをしてくれました! 眺めているだけで心が和みます。

抹茶ブラウニーセット1,500円
メニューは昔ながらの喫茶店を思わせるラインナップで、バリエーション豊富なのも魅力のひとつ。レトロな雰囲気漂うクリームソーダは、チェリーの赤と鮮やかなピンクが美しく、グラスにはうさぎのイラストが描かれています。
「抹茶ブラウニー」は濃厚でねっとりとしたスポンジに軽やかな生クリームが合わさり、上品な甘さが口いっぱいに広がります。お皿に描かれたうさぎのイラストがかわいく、思わず写真に収めたくなる一皿です。
食事の合間には、店主と「可愛くん」のやり取りも必見です。日々行われている「スキスキタイム」では、餌を使ったかわいい芸を披露してくれるのだそう。

うさぎを飼っている方は、飼いうさぎと一緒に来店することもできます。うさぎ好きにはもちろん、動物好きなら誰もが癒やされる、特別なひとときを過ごせるカフェです。
うさぎカフェ
| 住所 | 大阪府大阪市北区中崎西4-2-14 |
| 営業時間 | 13:00〜17:00 |
| 定休日 | 土日祝のみの限定営業 |
| https://www.instagram.com/usagicafe.usa |
深夜喫茶マンサルド|珈琲とカクテルで過ごす、夜型レトロ喫茶

中崎町の古民家カフェには、お酒を楽しみながら深夜まで過ごせるお店もあります。「深夜喫茶マンサルド」はその代表格で、営業時間は夜の19時から深夜3時まで。20歳以上だけが入れる“大人の隠れ家”です。

店内に足を踏み入れると、薄暗くクラシックな雰囲気。1階にはカウンター、2階にはゆったりと過ごせるテーブル席が広がり、間接照明に照らされた空間は懐かしさと洗練が同居しています。

席に着くと、手紙のようなおしゃれなメニュー表が渡されます。一つひとつの説明が丁寧に記され胸が高鳴ります。迷ったときにはスタッフが親切におすすめを教えてくれるのも嬉しいポイント。

看板メニューは「季節のクリームソーダ」。その時期の果物を使い、ほんのりアルコールを効かせた特別な一杯です。取材日には無花果と鉄観音の組み合わせで登場。

季節のクリームソーダ1,500円
アイスが映える華やかなビジュアルに思わず写真を撮りたくなります。ひと口含めば、無花果ピュレの濃厚な甘みとスパイスの香りが広がり、最後に鉄観音の爽やかな余韻がすっと抜けていく…。スイーツのように贅沢で、大人の夜にふさわしい味わいでした。

テリーヌ・ショコラ800円
「テリーヌ・ショコラ」は、ほんのり洋酒が香る濃厚な味わい。しっとりとしたチョコレートに、生クリームの軽やかな口どけが絶妙にマッチしています。

印象的なのは店内に流れる音楽。カウンター奥に並ぶレコードの中から、その日の雰囲気に合わせてスタッフが一枚を選ぶのだそう。この日は平日の夜にぴったりなジャズが静かに流れ、落ち着いた空気とともに居心地の良さをさらに引き立てていました。

深夜喫茶マンサルドは、都会の喧騒を忘れ、珈琲やカクテルとともに大人の夜を楽しむ特別な空間。訪れるだけで、日常を少し離れた“大人の時間”に浸ることができます。
深夜喫茶マンサルド
| 住所 | 大阪府大阪市北区中崎西1丁目7-11 |
| 営業時間 | 19:00〜3:00 |
| 定休日 | 月曜、不定休 |
| https://www.instagram.com/mansarde_coffee |
RTC coffee|ラテアートも学べる。カヌレとスペシャルティーコーヒー専門カフェ
クリエイターが集まる中崎町には、ハンドメイド雑貨や古着屋、スイーツの専門店など個性豊かなお店が軒を連ねています。その一角にある「RTC coffee(アールティーシーコーヒー)」は、スペシャルティーコーヒーと自家製カヌレの専門店。中崎町駅から徒歩7分ほど、静かな住宅街に佇むブラックの外観が目を引く一軒です。扉を開けるとグレーを基調にしたスタイリッシュな空間が広がり、本格的なコーヒーの香りに包まれます。
スペシャルティーコーヒー 1,000円
こちらの主役は、自家焙煎豆を使ったスペシャルティーコーヒー。淹れたての一杯は香り高く、奥行きのある味わいが印象的です。洗練されたビジュアルと深みのある風味が魅力で、口に含むとやわらかな余韻が広がり、特別なひとときを演出してくれました。

カフェラテ600円、カヌレ350円
そしてコーヒーと一緒に楽しめるのが、自家製のカヌレ。この日はプレーンと抹茶の2種類が並び、プレーンは外がカリッと香ばしく中はもちっとした弾力、抹茶はしっとりと仕上がり、抹茶ソースの風味が際立ちます。食感の違いは独自の“保管方法”によるものだそうで、訪れるたびに新しい味わいに出会えるのも魅力です。
さらにRTC coffeeでは、ラテアートのレッスンも開催。店主自身の経験をもとに「初心者が安心して通えること」を大切にした個別指導が行われています。日中にも開催されているので、気軽に参加できるのも魅力です。

カヌレとコーヒーをゆったり楽しむ時間も、ラテアートに挑戦して新しい一歩を踏み出す体験も。RTC coffeeは、コーヒーをより身近に、そして深く味わいたい人におすすめの一軒です。
RTC coffee(アールティーシーコーヒー)
| 住所 | 大阪府大阪市北区黒崎町13-15 |
| 営業時間 | 平日13:00〜18:00、土日祝11:00〜18:00 ※イートインは金曜・土曜・日曜のみ |
| 定休日 | 月曜・火曜 |
| https://www.instagram.com/rtccoffee |
ハノック|若い感性を持つパティシエが手がけるスイーツとドリンクが人気のパティスリー
都島通沿いにある「hannoc(ハノック)」は、「パティシエをもっとクリエイティブに」という想いから生まれたパティスリー&カフェ。
従来のようにオーナーシェフがすべての指示を出すあり方ではなく、若くみずみずしい感性を持つパティシエたちが主体となり、「お客さまに喜んでもらう」という共通の想いのもと、一人ひとりがお菓子づくりに向き合っています。

お店は1962(昭和37)年築の建物1階にあり、存在感のある構造や風合いを生かした空間に、スタイリッシュなデザインとあたたかみのある雰囲気が調和しているのも印象的。店内はガラス張りのオープンキッチンを採用しており、ケーキができ上がる様子を間近で感じながら、“つくる人”と“食べる人”の距離の近さも体感できます。

ケーキはもちろん、焼き菓子も充実。テイクアウトで手土産としても、イートインでその場でゆっくり味わうのもおすすめです。夕方以降は夜カフェとしても利用でき、昼も夜も、お気に入りの逸品とともにゆったりとくつろげますよ。
※商品内容は時期により異なります
hannoc(ハノック)
| 住所 | 大阪府大阪市北区万歳町4-12 浪速ビル1F |
| 営業時間 | 11:00~21:00、金・土曜・祝前日11:00~22:00 |
| 定休日 | なし |
| Web | https://hannoc.jp/ |
| https://www.instagram.com/hannoc_cake_cafe/ |
cafe 太陽ノ塔 本店|中崎町カフェ文化のパイオニア的な存在

中崎町が、まだ静かな下町だったころから独自の可能性に着目し、2002年に創業。その後盛り上がる、個性派カフェカルチャーのパイオニア的な一軒が「cafe 太陽ノ塔」です。現在は周辺だけでも、3軒のカフェと1軒の洋菓子店を展開。系列店は梅田や難波にもあり、まさに大阪を代表するカフェの1つです。

この本店は、建物の黄色い外観からしてインパクト大。店内に足を踏み入れると、そこはアンティークのインテリアが随所を彩る空間に。どこか懐かしい雰囲気があたたかさを生み、ほっこりできる居心地のよさが魅力です。

モーニングやランチ営業もしている、オールデイカフェであることも特徴。朝はトーストセットや和朝食、昼は魚か肉から選べる定食やカレーなど、夜も手作り総菜を中心としたおつまみとお酒のラインナップで、あらゆるシーンに寄り添ってくれます。

もちろん、午後のカフェタイムメニューも充実! 本店限定のスコーン(2個804円)ほか、クラシカルなプリン(416円)、コーヒーゼリー(670円)、クリームソーダ(814円)といった純喫茶を思わせるレトロ系も人気です。近くのJR高架下にはパティスリー「太陽ノ塔 洋菓子店」があるので、こちらも要チェック。
cafe 太陽ノ塔 本店
| 住所 | 大阪府大阪市北区中崎2-3-12 パイロットビル1F |
| 営業時間 | 9:00~22:00 |
| 定休日 | 年末年始 |
| Web | https://taiyounotou.com/ |
| https://www.instagram.com/cafe_taiyounotou/ |
neel 中崎町|カツサンドとクレープが名物のハイセンスなカフェ

東京・渋谷区神宮前の人気店「neel」の中崎町店がオープンしたのは2023年。満席になることが珍しくない同店ですが、2025年には北梅田に焙煎所を備えたロースタリーカフェを開業し、ますます存在感が増しています。
中崎町店の目印は、2階建ての古民家をモダンにリノベーションした白亜×木目調のファサードと、丸い看板に描かれた洋ナシのイラスト。店内はナチュラルなインテリアが配置された、やわらかな雰囲気の空間となっていて、絵になる要素も抜群です。
メニューは、ポークヒレカツをメインに、ほんのりスパイシーに味付けした「ニールのカツサンド」(1,480円)と、華やかな具材ではなく生地のおいしさにフォーカスしたサクもちのクレープ「シンプルシュガーバター」(610円)が名物。テイクアウトもできます。

種類豊富なドリンクは、まずは自社焙煎のコーヒーを。特に、濃いめのエスプレッソにスムースなミルクフォームをあわせた「フラットホワイト」(630円)がイチオシです。ほかに抹茶ラテやプレミアムティーなども人気で、クラフトビールにナチュラルワインといったアルコールも。非日常感満点なので、夜カフェとしての利用もおすすめですよ。
neel 中崎町
| 住所 | 大阪府大阪市北区中崎西4-1-13 |
| 営業時間 | 10:00~20:30 |
| 定休日 | 年末年始 |
| Web | なし |
| https://www.instagram.com/neel_nakazaki/ |
蜜香屋 中崎町本店|品種別の焼きいもを食べ比べもできるおさつ天国

2009年に中崎町で開業し、今や梅田エスト、大丸心斎橋、エキマルシェ新大阪、京都伊勢丹にも展開する人気のさつまいもカフェが「蜜香屋(みっこうや)」。全国各地の提携農家さんと土づくりから一緒に取り組み、微生物や有機肥料を尊重した畑で育てたさつまいもを使うのがモットーです。

中崎町本店は“おいでやす通り”こと天五中崎通商店街にあり、下町らしい風情たっぷり。店頭にはテイクアウトのカウンターがあり、店内はぬくもり漂う雰囲気です。ここは半世紀以上食堂として親しまれた店舗をリノベーションした空間。お品書きには専門店ならではの、ほっこりしたメニューが並びます。

名物の焼きいもは数品種から選べ、季節によって2~5種がラインナップ。量り売りで200g480円からとなり、食べ比べもおすすめです。ほかにも、パリパリのチップスにさつまいもの蜜をかけた「中崎ポテト」(780円)や、ソフトクリームやゼリーと一緒に味わう「やきいもサンデー」(780円)など力作多数。
ドリンクも、さつまいもにあうコーヒーや紅茶などがそろい、ここだけのペアリングが楽しめます。カフェスペースでゆっくり過ごせる中崎町本店のほか、梅田エストには「蜜香屋バタータス」(メニューは一部異なります)もあります。さつまいもが恋しくなったら、ぜひ訪れてみてください。
蜜香屋 中崎町本店
| 住所 | 大阪府大阪市北区中崎町1-6-20 |
| 営業時間 | 12:00~19:00 |
| 定休日 | Instagramのカレンダーを確認ください |
| Web | https://mikkouya.com/ |
| https://www.instagram.com/mikkouya/ |
パスファインダー タイムスノブ 中崎町店|ラテアートの世界王者が“聖地”メルボルンの味を発信
独自のコーヒー文化が育まれるとともに、実力派のカフェが多く“聖地”と呼ばれるオーストラリアのメルボルン。この街で経験を積み、ラテアートの世界大会で2度優勝を果たした下山修正さんが代表として手掛けるカフェの1号店が「PATHFINDER XNOBU(パスファインダー・タイムスノブ) 中崎町店」です。

ミルクの種類や温度、泡の量やエスプレッソ豆の種類などを細かくカスタマイズできる点が、メルボルンスタイルの象徴的な特徴。カスタムに慣れていなくても、バリスタさんがフレンドリーに対応してくれるので、緊張することなく自然に好みのコーヒーを抽出してくれます。

お店は外観からして、欧米のモダンなカフェを思わせるすっきりとしたおしゃれなデザイン。店内も白×黒のスタイリッシュな設えで、リラックスした時間が過ごせます。人気のレインボーラテは700円から。バリスタさんは皆、下山さんの手ほどきを受けて技術を磨いていることもあり、やはりラテアートは息を飲む美しさ!

フードは、毎朝店内で焼き上げるクロワッサン(380円~)をはじめ、トッピングとともに味わうバスクチーズケーキやガトーショコラ(各700円~)が人気です。よりメルボルンらしさを楽しみたい人は、オーストラリアの伝統ケーキ「ラミントン」(600円)がイチオシです。
パスファインダー タイムスノブ 中崎町店
| 住所 | 大阪府大阪市北区浮田1-6-9 プラムガーデン 1F |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| Web | https://pathfinderxnobu.com/ |
| https://www.instagram.com/pathfinder_nakazaki/ |

さやぱん
昔ながらの古民家を活かした喫茶店から、最新トレンドを取り入れた専門カフェまで、個性豊かなお店がひしめく中崎町。実際に歩いてみると、カフェや雑貨店の多さに驚かされると同時に、昭和レトロな街並みと最先端のカルチャーが心地よく混ざり合っているのを感じます。どこを切り取ってもフォトジェニックで、若者や外国人観光客で賑わうのも納得でした。気になるお店を巡りながら“中崎町らしさ”を満喫してみてください♪



























