今回のナビゲーター

まなまな
万博会場でしか味わうことができないような貴重な海外グルメを実食し、海外旅行気分を味わいながらレポートしていきます!

みかりん
普段なかなか行けない国の食を体験できることも万博の醍醐味のひとつ! 食を通じて、異文化を体感したいと思います!
【アラブ首長国連邦(UAE)パビリオン】スパイス香る「ラム・ウージ」と「バティータ」

アラブ首長国連邦の料理は、香辛料をふんだんに使うのがポイント。中でもイチオシは「ラム・ウージ」(2,650円)で、スパイスが効いたバスマティライスの上に、柔らかく煮込んだラム肉が盛り付けられています。現地では、お祝いの場面に欠かせない大皿料理とのこと。

まなまな
アーモンドやカシューナッツの香ばしさが、食感のアクセントになっています。ほどよくスパイスが効いていて、奥行きのある風味に驚かされます。ボリューミーなラム肉はスプーンで崩せるくらいの柔らかさで、口の中でほろほろとろけます。

デーツの生産国トップ10に入るアラブ首長国連邦。せっかくなら、デーツを使ったスイーツ「バティータ」(1,100円)も楽しみましょう。ローストした小麦粉に、デーツ、カルダモン、サフランをブレンドした一品は、刻んだアーモンドのトッピングがほどよい甘みをプラスしています。

みかりん
デーツはモチッとした食感で、キャラメルのような甘さ。ローストした小麦粉はきな粉のような甘みがあって、初めて食べる料理なのに、なんだか懐かしさを感じます。私、結構好きでした。
【ガンビア(コモンズ-B館)】香辛料たっぷり!ガンビア風ビリヤニ「ベナチン」

コモンズ-B館の中にある「ガンビア」では、トマトや野菜、スパイスで炊き込んだバスマティライスにスパイシーなお肉がのった「ベナチン」(2,500円)を購入。別名「ジョロフライス」とも呼ばれるガンビアの定番料理で、インドで親しまれている「ビリヤニ」に似ています。


まなまな
ピラフのような見た目だけど、あとからじわじわと香辛料の辛さが口いっぱいに広がります。夏に食べたい一品ですね。でも、スパイシー料理が苦手な人はちょっと注意したほうがいいかも…!
【セルビア共和国パビリオン】ワンハンドグルメなら「チェヴァピサンド」と「ピタ サ メソム」

南東ヨーロッパのバルカン半島に位置するセルビア共和国を代表する料理は、牛や豚、羊の肉を棒状にして焼いた「チェヴァピ」。セルビア共和国パビリオンでは、実際にチェヴァピの調理シーンを間近で見ることができます。ぐるぐると回しながらじっくり火を通す様子は、見ているだけでお腹がすいてきそう。これをピタ生地で挟んだ「チェヴァピサンド」(880円)は、サイズ感がちょうどよく食べやすいのでおすすめです。


まなまな
弾力があって、ムッチリした食感! 普段食べるソーセージとはまた違って、それぞれの肉の旨みがダイレクトに感じられます。

現地の人々に親しまれているミートパイ「ピタ サ メソム」(780円)も要チェック。手のひらサイズなので、小腹が空いた時にぴったりです。ホームメイドのアップルティーやピーチティー(各600円)もおすすめ。


みかりん
肉の脂が滲み出てジューシーですが、見た目よりもさっぱりしています。ホームメイドのドリンクは入れ物がかわいくて、中にフルーツも入っていて写真映えするので、ぜひゲットしてみてください!
【ポルトガルパビリオン】ポルトガルの定番食が詰まった黄金セット「ビファナボックス」

ポルトガルパビリオンで人気の「ビファナボックス」(2,160円)は、ポルトガルのB級グルメ「ビファナ」を楽しめる一品。「ビファナ」とはサンドイッチのような料理で、豚肉を白ワイン、ニンニク、そしてポルトガルの味噌ともいえる「マッサ・デ・ピーメンタオメン(パプリカのペースト)」でじっくり漬け込み、低温で煮込んだ肉を挟んだ料理のこと。仕上げに添えられるのは、ポルトガルパビリオンオリジナルの手作りマスタード。このマスタードが豚肉の脂っこさをうまく中和し、酸味が加わることで、さっぱりとした後味を楽しむことができます。

さらに、ポルトガル料理には欠かせない食材「バカリャウ」を使った「バカリャウのコロッケ」も見逃せません。塩漬けされた干し鱈「バカリャウ」は、ポルトガル料理における象徴的な食材で、その旨味を存分に引き出したコロッケは絶品です。加えて、キッチンスタッフがその日の食材に応じて作り上げる前菜も楽しみのひとつ。キャベツ、レンズ豆、じゃがいもなど、その日限りの組み合わせで提供され、ポルトガルの味を感じさせてくれます。

まなまな
ビファナの豪快な盛り付けが海外らしくて素敵。豚肉は柔らかく煮込まれているのでパンとの相性も抜群です。バカリャウのコロッケはぷりっとした食感で、日本人にも親しみやすいと思います。容器には『ARIGATO』と書いてあって癒やされました。
【マレーシアパビリオン】職人技も必見! ユニークな食感の「ロティーチャナイ」

「ロティーチャナイ」(1,814円)はマレーシアで広く食べられている平たいパンのことで、「ロティ」はパン、「チャナイ」は回す・飛ばすという意味があります。その名の通り、レストランのオープンキッチンでは、目の前でクルクルと生地を回す神業パフォーマンスが見られるので要チェック!焼きあがったロティーチャナイは、2種のカレーソースにつけて食べましょう。




みかりん
外側はパリパリ、中はモチモチ。ナンに似ているけどナンよりも軽い食感なので、いくらでも食べられちゃいそう! ちなみに、薄く伸ばした生地を何度も折り畳んでいるから、こんなに柔らかい食感になるそうです。ソースはどちらも相性抜群ですが、赤いほうは辛みが効いた刺激的な味わいでした! 私には少し辛かったのですが、まなまなにはちょうど良い辛さだったようです。
【イタリアパビリオン】ピッツァよりもヘルシー。新感覚の「ピンサ」

イタリア料理と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、ピッツァではないでしょうか。でも、イタリアパビリオンで注目してほしいのは「ピンサ」です。小麦粉が主成分のピッツァに対し、ピンサは大豆粉や米粉をブレンドし、タンパク質豊富に仕上げているのが特徴。脂質や糖質もピッツァに比べると低く、長時間発酵させているため消化に良いのもポイントです。4種類ある中でも、今回はトマトソースとモッツァレラチーズ、バジルソースがのったシンプルな「レジーナ」(1,600円)と、ブラックオリーブやルッコラがのった「サポリータ」(1,700円)をチョイスしました。


まなまな
見た目はピッツァそっくりだけど、食べてみると軽い食感に驚きます。外側はサクサク、中はフワフワもっちり。これでヘルシーなんて、最高ではないでしょうか。ぜひ、熱々のまま頬張ってください!
【フランスパビリオン】眺めるだけでもうっとりしちゃう。伝統と革新のパン3種

フランスパビリオンの1階にあるのは、人気店・メゾンカイザーが監修するベーカリー&パティスリー「La Boulangerie」。焼き立てのフランスパンなどが並ぶ中でも注目したいのが、万博独自の配合で作られたサクサクのクロワッサン。特に、会場限定の「クロワッサン 抹茶クリーム入り」と「クロワッサン ルージュフランボワーズクリーム」(各702円)は、赤と緑のデコレーションが目を引きます。

まなまな
バイカラーのデザインがかわいい! サクサクのクロワッサンはバターがじゅわりと溶け出して、たまりません。ルージュは、中にフランボワーズソースがたっぷり入っていて二度おいしい。テイクアウトグルメの中で一番お気に入りです。

フランスの定番「ハムとエメンタールチーズのカスクート」(1,620円)もぜひ。パリッと焼き上げられたバゲットはハードな食感で、王道の味わいです。


みかりん
思っていた以上にしっかりとした噛み応えで、噛むほどに小麦のおいしさが感じられます。ハムとチーズの塩気も相性抜群です!
【英国パビリオン】これぞイギリス!二大国民食「フィッシュ&ハンドカット・チップス」と「スコーン」

行列が絶えない、英国パビリオンのレストランのテイクアウトではイギリスの定番グルメ「フィッシュ&ハンドカットチップス」(1,950円)が楽しめます。ビールを加えた衣はサクッとした歯ざわりで本場そのもの。グリーンピースをマッシュしたミント風味の爽やかなソースと、オリジナルのタルタルソースの2種で味を変えながら楽しみましょう。お酒が好きな方は、ぜひクラフトビール「Guards Lager」(1,500円)も一緒に。

まなまな
クリスピーな衣とふっくらしたお魚の組み合わせが最高です。ポテトもカリカリ&ホクホク! レモンを絞るとさっぱりした味わいになります。イートインでは本場さながらビネガーをたっぷりかけて食べられるみたいなので、今度はレストランでの食事も楽しみたいです。
さらに、イギリスといえば忘れてはならないのが「スコーン&ジャム」(1,500円)です。スコーンを半分に割り、クロテッドクリームとジャムをたっぷりつけたら、気分は英国! 外はサクサク、中はしっとりとした食感がたまりません。

みかりん
スコーンのサイズは大きいのに、軽い口当たりだからペロリと食べちゃいました。テイクアウト商品はパビリオンのテラス席でも食べられるそうなので、イングリッシュガーデンの中で味わうのもいいですね。紅茶が飲みたくなります!
五感で味わう“世界旅行”へ!万博でしかできない体験を

世界中の味が一堂に会する大阪・関西万博。どれもその国の魅力が詰まった一品ばかりで、食べ歩きながらプチ海外旅行気分を楽しめます。気になるグルメは売り切れる可能性もあるので、ぜひ早めにチェックしてみてください。
※価格はすべて税込価格で記載しています。
大阪・関西万博
住所 | 大阪府大阪市此花区夢洲 |
アクセス | Osaka Metro中央線「夢洲」駅より徒歩2分 |
開場時間 | 9:00~22:00 ※パビリオンは9:00~21:00(パビリオンにより異なる) |
チケット予約方法 | https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/reservation/ |
料金 | 平日券(平日に1回入場可)大人6,000円、中人3,500円、小人1,500円 夜間券(17時以降に1回入場可)大人3,700円、中人2,000円、小人1,000円 1日券(いつでも1回入場可)大人7,500円、中人4,000円、小人1,800円など |