そこでこの記事では、ロマンチストで星を見るのも大好きなかんでんWITH YOU編集部員が、兵庫で注目のプラネタリウムをご紹介! 皆さんが気になるスポットはありますか?
明石市立天文科学館|日本現役最古だけど、技術は最新で大迫力!
東経135度日本標準時子午線上に建つ、直径約6.2mの大時計が目印の「明石市立天文科学館」。

館内には日本で現在稼働している中では最も古いプラネタリウムがあり、その稼働期間は世界でも第5位を誇るのだとか。

クラシカルなプラネタリウムかと思いきや、近年ではCGやオーロラ映像を投影する最新装置も導入。従来のクラシカルなプラネタリウムの星空と、最新の迫力あるデジタル映像の組み合わせはここならではの魅力です。

展示室や展望室も見逃せません。14階から望む明石海峡大橋と瀬戸内海の絶景は、昼も夜も圧巻。
展望室からの絶景と、プラネタリウムに広がる遠い宇宙の星々。現実と宇宙の世界を行き来するような、不思議な体験ができるはずです!

明石市立天文科学館
住所 | 兵庫県明石市人丸町2-6 |
電話番号 | 078-919-5000 |
定休日 | 月曜、第2火曜、年末年始(2025年10月〜2026年6月頃まで全館休館) |
Web | https://www.am12.jp/ |
バンドー神戸青少年科学館|神戸で一番星空に近い場所で過ごすロマンチックな時間
“神戸で一番星空に近い場所”として親しまれている神戸市内唯一のプラネタリウムが「バンドー神戸青少年科学館」です。

2022年7月のリニューアルでは、最新の投映機が導入され、まるで実際の夜空を見上げているようなリアルな星空を再現できるように。さらに、138億光年彼方まで広がる宇宙の映像を体験できるのも魅力のひとつです。これは、一般的なプラネタリウムが太陽系や星座の紹介にとどまるのに対し、ビッグバンに近い時空まで旅するようなスケールの大きさ。
さらに注目したいのが、神戸の夜景と満天の星を組み合わせた演出。「1000万ドルの夜景」と呼ばれる港町のきらめきと、プラネタリウムで映し出される星空が溶け合う瞬間は、思わず息をのむ美しさです…!

音響や照明にも妥協はありません。空間を鮮やかに彩る演出照明システム、配信ネットワークシステムなども兼ね備えているため、ライブイベントやコンサートにも対応しているとのこと。

公共のプラネタリウムでは日本初導入となるソファー型リラックスシートもあるため、デートにもおすすめです!

バンドー神戸青少年科学館
住所 | 兵庫県神戸市中央区港島中町7-7-6 |
電話番号 | 078-302-5177 |
定休日 | 水曜、館内整理日、年末年始(12/29~1/2) |
Web | https://www.kobe-kagakukan.jp/ |
にしわき経緯度地球科学館 テラ・ドーム|入門にもおすすめ!じっくり星空に浸る1日
続いてご紹介する「にしわき経緯度地球科学館 テラ・ドーム」は、東経135度、北緯35度の交点、通称“日本のへそ”にある地球・宇宙をテーマにした科学館です。

プラネタリウムはコンパクトながら、内容は本格派。投影されるのは、星座や宇宙のしくみをわかりやすく紹介してくれるやさしいプログラムで、静かに星を見つめる時間をじっくり楽しみたい人にぴったりです。まるで“天文学の入門書”をめくるような感覚で、星への理解が自然と深まっていきます。

そしてこの施設のもうひとつの魅力は、併設された天文台。81cm大型反射望遠鏡を備えていて、晴れていれば、昼間でも望遠鏡を使って金星や太陽の黒点など、本物の天体を観測することができるのだとか!
「プラネタリウムで星を知って、望遠鏡でリアルな星を見上げる」——そんなつながりが体験できるのもここならでは。

エントランスでは世界的アーティスト・横尾忠則氏が手がけた12星座のオブジェが迎えてくれ、近くには「宇宙っ子ランド」や「岡之山美術館」といった施設も点在。プラネタリウムに立ち寄ったついでに、アートなども楽しんでみては?

にしわき経緯度地球科学館 テラ・ドーム
住所 | 兵庫県西脇市上比延町334-2(日本へそ公園内) |
電話番号 | 0795-23-2772 |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3) |
Web | http://www.nishiwaki-cs.or.jp/terra/ |
猪名川天文台(アストロピア)|ファミリーでも楽しめる、星を浴びる没入プラネタリウム
標高753mの大野山山頂にある「猪名川天文台(アストロピア)」は大自然に囲まれたプラネタリウム。神戸から車で90分の距離なので、ドライブがてら立ち寄るのにもぴったりのスポットです。

1階にあるプラネタリウムは床に寝転んで見るスタイル。全天を使った立体的な星空ショーは、まるで星を浴びているかのような体験です!
上映内容は、季節の星座や宇宙の仕組みなど、子どもから大人まで楽しめるラインナップです。


また、山頂という立地ゆえ、空気が澄んでいて視界を遮るものがない場所なので、スターウォッチングにもおすすめ。プラネタリウムで予習した星たちが、夜空に実際にまたたいている様子を眺める——そんな特別な体験を味わってください!

猪名川天文台(アストロピア)
住所 | 兵庫県川辺郡猪名川町柏原字尾野ヶ嶽1-1 |
電話番号 | 072-769-0770(閉館日は猪名川町地域振興部地域交流課072-767-6253) |
定休日 | 月〜水曜 |
Web | http://astropia.jp/wp/ |
姫路科学館 アトムの館|直径27m!日本最大級のドームで楽しむ充実の星空ショー
「姫路科学館 アトムの館」のプラネタリウムは、直径27mという日本最大級のドームスクリーンが最大の見どころ! 頭上に広がる圧倒的な星空のなかで、生解説つきプログラムが展開されます。

プログラムは「星空案内と宇宙の話題」と「全天映画」の2種類。「星空案内と宇宙の話題」は天文の専門スタッフがその季節に見える星座や宇宙のトピックを45分かけて生解説、「全天映画」は前半がスタッフによる20分間の生解説、後半は全天を使った映像作品「全天映画」を上映。知識と感動の二本立てで、星空の世界に没入できるのが魅力です。
「宇宙の話題」は月替わりでテーマが変わり、「全天映画」は季節ごとに上映作品が変わるため、リピーターも飽きずに楽しめるのがうれしいところです。

プラネタリウムだけではなく、「地球と郷土の自然」「身のまわりの科学」「私たちの宇宙」の3つをテーマにした常設展示も充実の内容。「サイエンスショー」や実物の化石に触れる「化石タッチング」といった体験プログラムもあり、星以外の科学の世界にもどっぷり浸かることができるはずです!

姫路科学館 アトムの館
住所 | 兵庫県姫路市青山1470-15 |
電話番号 | 079-267-3001(代表) |
定休日 | 火曜、祝日の翌日(土・日曜、祝日の場合は開館)、年末年始、点検等による臨時休館日あり |
Web | https://www.city.himeji.lg.jp/atom/ |

みかりん
クラシカルなプラネタリウムは、ゆったりと星空に浸りたいときに。最新技術のプラネタリウムは、壮大な星空の景色を楽しみたいときに行きたいと思いました!
どのプラネタリウムも室内なので、これからの梅雨の季節や暑い季節におすすめですね!