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2022年にオープンした「大阪中之島美術館」。独特な建築デザインや多彩なコレクションがアート好きから注目を集めるほか、ミュージアムショップやカフェを目当てに訪れる方も多い人気の美術館です。この記事では、入場方法や料金、所要時間、館内の楽しみ方まで、余すところなくお届けします!

※この記事は2022年3月15日に公開した内容をアップデートしています。

「大阪中之島美術館」とは?

大阪市北区に位置し、古くから大阪の経済や文化の中心として栄えてきた中之島。
堂島川と土佐堀川に挟まれた中洲に、美術館、コンサートホール、科学館、国際会議場などの文化施設や歴史的建造物に合わせて、企業の高層ビル群が立ち並び、さらには公園やバラ園まで備えた「水都大阪」のシンボルとなっています。

中之島エリアで象徴的な“ブラックキューブ”と称される大きな黒い直方体が大阪中之島美術館です。

画像: 「大阪中之島美術館」とは?

2階までをガラス張りにし、3階以上を黒い外壁で覆うことで、まるで宙に浮いたような印象を与えています。

入場方法や料金、所要時間は? 大阪中之島美術館を訪れる前にチェック!

【入場方法・料金】基本的には予約不要。展覧会によっては予約でき、料金も異なるため事前に確認を

大阪中之島美術館は、基本的には予約することなく入場できます。しかし、展覧会によっっては予約優先制を取り入れていることも。また混雑状況により、当日券を購入するために長時間並ぶ場合もあります。スムーズに入場するには、事前に公式チケットサイトなどでオンラインチケットを購入するのがおすすめです。また、料金は展覧会によって異なりますが、無料で楽しめるものもあります。詳細は公式ホームページでご確認ください。

【所要時間】1時間程度が目安。ミュージアムショップやカフェを楽しむなら時間に余裕をもって

所要時間は、鑑賞するペースや混雑状況によって異なりますが、1時間程度が目安です。複数の展覧会をゆっくり巡りたい、展覧会だけでなくミュージアムショップやカフェも楽しみたいという方は、時間に余裕をもって向かいましょう。最終入場は、閉館の30分前で16時半となっています。

学芸員さんに聞く、館内の楽しみ方

さて、それでは早速現地のレポートをしていきましょう。今回は、学芸員の北廣麻貴さんに見どころを教えていただきました!

画像: 学芸員さんに聞く、館内の楽しみ方

ハードな見た目と複雑構造の内部。カッコイイ建築が見どころ

画像1: ハードな見た目と複雑構造の内部。カッコイイ建築が見どころ
画像1: 【2024最新】大阪中之島美術館とは?料金や所要時間は?予約なしでも入れる?楽しみ方を写真付きで公開!

北廣さん

まずは外観にご注目ください。実は、大阪中之島美術館には明確な「正面入り口」がありません。「どこからでも入れるように」との考え方からこのようになっており、南北に階段が用意されています

階段下から建物を見上げてみると、重厚感がグッと引きたちます。

写真では、街中に突如巨大な黒い立方体が立ちはだかり、威圧感があるように見えるかもしれませんが、実際に建物を目の当たりにすると、異質な雰囲気を醸し出しながらも、不思議と街の景観に溶け込んでいます。

画像2: ハードな見た目と複雑構造の内部。カッコイイ建築が見どころ

外観のシンプルさに反し、一歩館内に足を踏み入れると、内部は複雑で奥行きを楽しめる造りになっていました。

画像2: 【2024最新】大阪中之島美術館とは?料金や所要時間は?予約なしでも入れる?楽しみ方を写真付きで公開!

北廣さん

この構造のテーマになっているのが、設計時の計画条件として取り入れられた「パッサージュ」という概念です。「パッサージュ」はフランス語で「歩行者のための小径」という意味です。1階から5階まで、立体的に積み重ねられたような広々とした吹き抜け空間に、階段やエスカレーターが交差しています

圧倒的な広さと複雑さをもって私たちを迎え入れてくれるのですが、実は自然と他のお客さんとの動線がぶつからないように計算されていることに気がつきました。複数のエントランスから入場し、2階ロビーを介してエスカレーターで4、5階の展示室へと上がり、観賞後に再度2階ロビーに戻ってくるまでを、まるで一筆書きのようにスムーズに回れるようにしているのです。

思わず写真を撮りたくなってしまう象徴的なパッサージュ。でもどこからどう見るのがベストポジションなのか……。そんな人のためにおすすめスポットを教えていただきました。

画像3: 【2024最新】大阪中之島美術館とは?料金や所要時間は?予約なしでも入れる?楽しみ方を写真付きで公開!

北廣さん

4階から階下を望む景色が一番全体を見渡せて良いですね。写真を撮るにはおすすめのスポットです

画像3: ハードな見た目と複雑構造の内部。カッコイイ建築が見どころ
画像4: ハードな見た目と複雑構造の内部。カッコイイ建築が見どころ

実際に北廣さんおすすめの場所からいざ階下を眺めてみると、1階と2階を繋ぐ大階段や2階から4階を結ぶ長いエスカレーターなど、折り重なるパッサージュを見渡せる上に、館内を往来する人々の動きもひと目で見てとれます。

老若男女が集う、開かれた空間

画像1: 老若男女が集う、開かれた空間

大阪中之島美術館では、「開かれた『パッサージュ』が行き交い、魅力的な「場」として、知識や経験が交わる「機会」を生み出す美術館」という理念通り、市民が気軽に美術と触れ合える機会を創造しています。

「開かれた美術館」を感じるのが、子供連れのご家族の多さです。芝生広場で子供たちを遊ばせていたら、そのまま美術館に吸い寄せられるように入ってしまっていた! そんな感じで、自然と館内へと導かれているようです。

画像4: 【2024最新】大阪中之島美術館とは?料金や所要時間は?予約なしでも入れる?楽しみ方を写真付きで公開!

北廣さん

館内には、親子休憩室や授乳室も完備されています。もちろんバリアフリー対応で車椅子の方にも多くご来館いただいています。どなたでも、気軽に美術を楽しんでいただきたいですね

画像2: 老若男女が集う、開かれた空間

「開かれた美術館」ということでいえば、館内の多くの場所で自由に撮影ができることも特徴の一つだそうです。

来館者の皆さんもスマホから一眼レフまでさまざまなカメラで思い思いに撮影しています。好きな場所で好きなように撮影している人が多いのも、開かれた美術館の特徴かもしれません。もちろん、展示室内などでの撮影禁止エリアの遵守やフラッシュを焚かないなどのマナーはお忘れなく。

画像5: 【2024最新】大阪中之島美術館とは?料金や所要時間は?予約なしでも入れる?楽しみ方を写真付きで公開!

北廣さん

特に被写体として人気があるのは、美術館内の「壁」です。レールが並んだように一直線に伸びている「アルミスパンドレル」という素材が、1階から5階まで繋がることでパッサージュの広さや奥行きを引き立てています。アルミスパンドレルは職人が手作業で一本一本丁寧に仕上げて、人の目で見て一直線になるよう調整しているんですよ

ミュージアムショップや、カフェの利用も楽しみの一つ

画像1: ミュージアムショップや、カフェの利用も楽しみの一つ

館内には、展示エリアの他にも、自由な視点でセレクトしたプロダクトをはじめ、大阪に縁のあるアーティストとのコラボグッズや、ここでしか出合えないユニークなオリジナルグッズを販売されているミュージアムショップ「dot to dot today」が人気になっています。

ここはチケットがなくても入れるエリアにあるので、美術館来訪のお土産としてだけでなく、センスのいいギフトや自分へのご褒美アイテムなどで日常的にも重宝しそうですよね。

また、館内のデンマーク発インテリアプロダクトブランド「HAY OSAKA」や、美と健康の美味しいカフェ「ミュゼカラト(Musée KARATO)」で、美術館ならではの美食とアートを楽しめます。

画像2: ミュージアムショップや、カフェの利用も楽しみの一つ

大阪中之島美術館でアートに浸る体験を

美術館というと、つい構えてしまう方もいるかもしれませんが、目的は建築でもショップでもカフェでもアリ。いたるところに見どころが散りばめられ、自由な使い方をできるのが大阪中之島美術館なのです。

開催中・開催予定の展覧会情報は、公式ホームページからチェック。大阪中之島美術館で、思う存分、アートに浸る体験をお楽しみください!

スポット大阪中之島美術館
住所大阪府大阪市北区中之島4-3-1
開場時間10:00〜17:00(入場は16:30まで)
月曜日休館(祝日の場合は翌平日)
電話番号06-6479-0550(代表)
Webhttps://nakka-art.jp
チケットhttps://ticket.nakka-art.com
画像6: 【2024最新】大阪中之島美術館とは?料金や所要時間は?予約なしでも入れる?楽しみ方を写真付きで公開!

こうちゃん

アートも好きですが、構造物の美しさにもひかれてしまいました。

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