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毎日のお風呂や洗面、食器洗いなど、お湯を使うのに欠かせない給湯器。

重要なライフラインだからこそ、「給湯器をつけっぱなしにすると火災などの危険性があるのではないか?」「光熱費を節約するには、お湯を使うとき以外は給湯器の電源を切った方がよいのでは?」など、疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは、こうした疑問を解決するために、家電ライターの藤山哲人さんに給湯器をつけっぱなしにすることによる、光熱費への影響や注意点などについて詳しく話を聞きました。ぜひ参考にしてみてください。

画像1: 給湯器のつけっぱなしは、ガス代・電気代が高くなる?危ない場合や壊れる原因も紹介

藤山 哲人

テレビやラジオ、Webや雑誌などで、面白便利でビックリ家電を紹介している家電ライター。TBSテレビ「マツコの知らない世界」に番組史上最多の6回出演し、「体当たり家電ライター」と呼ばれている。

https://ameblo.jp/kaden-fujiyama/
https://twitter.com/Fujiyama_Tetsu

給湯器のつけっぱなしは危ない?

画像: 給湯器のつけっぱなしは危ない?

基本的に、最近の給湯器の本体は電源をつけっぱなしにして使用することが想定されています。そのため、給湯器本体の電源をつけたままにしていても、安全上の問題はないでしょう。

同様に、室内にある給湯器のリモコンの電源をつけっぱなしにしていても、安全上の問題が生じるとは考えにくいでしょう。

一方で、数十年経ったような古いガス給湯器の口火をつけっぱなしにしておくのは、安全上の問題がある場合もあります。

給湯器のつけっぱなしで、ガス代・電気代は変わる?

画像: 給湯器のつけっぱなしで、ガス代・電気代は変わる?

近年の給湯器の多くは、室内に設置したリモコンで操作するタイプになっています。前述の通り、給湯器のリモコンをつけっぱなしにしていても安全上の問題はありませんが、光熱費に影響が及ぶ場合もあります。

ガス代への影響は? 節約術も紹介

画像: ガス代への影響は? 節約術も紹介

ガス給湯器の室内のリモコンをつけっぱなしにしていても、基本的にガス代はかかりません。ガス給湯器は、蛇口を開いてからガスを燃焼させてお湯を作るため、蛇口を開いていないときには、ガスを消費しないからです。

ガス代を節約するには、なるべく家族全員が続けてお風呂に入るようにして、追い焚きをあまりしないようにするのがよいでしょう。

電気代への影響は? 節約術も紹介

画像: 電気代への影響は? 節約術も紹介

給湯器のリモコンをつけっぱなしにしておくと、リモコンの画面表示などのために電気を消費します。家電製品は一般的に、使っていないときでも、スタンバイの状態にあるだけで、少しずつ電気を消費しています。これを「待機電力」と言います。

待機電力は、金額にすると毎月数十円ほどですが、年間にすると数百円になります。待機電力もしっかり節約したいという人は、お湯を使わないときには給湯器のリモコンをオフにするとよいでしょう。

つけっぱなしと都度消し、どちらがお得?

前述した通り、リモコンの電源が入っていて、常にスタンバイの状態にあると、待機電力を消費します。少しでも待機電力による電気代を節約するには、お湯を使わないときにはリモコンの電源を切っておくとよいでしょう。

エネルギー効率が上がる省エネ機器選びがポイント

画像: エネルギー効率が上がる省エネ機器選びがポイント

経済産業省・資源エネルギー庁によると、冬の1日における家庭の電気の使用割合のうち、待機電力は約5.5%ですが、給湯は約12.6%にのぼります。そのため、待機電力を減らすことだけでなく、給湯器そのものをエネルギー効率が高いものにすることが、光熱費の削減に役立ちます。

空気の熱の力を使ってお湯をわかすエコキュートは、エネルギー効率の高い省エネ電気給湯機です。エコキュートは、ヒートポンプというしくみを使ってお湯を作るのですが、ヒートポンプはエアコンや冷蔵庫、洗濯乾燥機などで多く利用されています。また、近年は、日本だけでなく世界でもヒートポンプのエネルギー効率の高さが注目され、エコキュートの人気が高まっています。

省エネ電気給湯機エコキュートでどれだけ安くなるかチェック!
https://kepco.jp/denka/lp_alldenka/

参考:経済産業省・資源エネルギー庁『冬季の省エネ・節電メニュー』

給湯器をつけっぱなしにする際の注意点

給湯器本体の電源は、基本的につけたままでも問題ありませんが、10年以上経った古い給湯器や、特殊な給湯器の場合には例外があります。そうした場合に給湯器をつけっぱなしにする際の注意点を説明します。

10年以上使っている場合はトラブルのリスクあり

画像: 10年以上使っている場合はトラブルのリスクあり

10年以上にわたって給湯器を使用している場合、給湯器の部品や配管などが経年劣化して、故障するおそれがあります。ガス給湯器は、一般的に10~15年ほど使えると言われていますが、10年以上経過している場合は、なるべく点検等をすることをおすすめします。

バランス釜タイプの場合は火災の原因に

画像: バランス釜タイプの場合は火災の原因に

バランス型風呂がま(バランス釜)とは、電気ではなく、電子ライターと同じ機能を使ってガスに着火するタイプの給湯器です。停電してもお湯が使えるメリットがありますが、操作が難しく空焚きなどのリスクもあります。

最近は見かけることが少なくなりましたが、バランス釜の給湯器で口火をつけっぱなしにしていると、火災につながるおそれもあるため注意が必要です。また、浴槽に水を張っていない状態でバランス釜に点火すると空焚きになり、こちらも火災に発展する可能性があります。

給湯器を都度消しする際の注意点

少しでも電気代を節約したい場合、給湯器のリモコンの電源は、先ほど説明した通り、お湯を使うときにだけ入れ、お湯を使わないときには切るのがよいでしょう。ただし、凍結防止機能などを使う場合には注意が必要です。

凍結防止機能を確認しよう

給湯器の機種によっては、「凍結防止機能」「凍結予防運転」などが搭載されているものがあります。これは、冬場に気温が氷点下になって、給湯器の配管の中の水が凍結してお湯が出なくなるのを防ぐための機能です。

こうした機能が作動しているときに、無理に給湯器の電源を切ろうとするのは、思わぬトラブルの原因になる場合がありますので、控えましょう。「凍結防止機能」「凍結予防運転」の作動中は、リモコンに表示が出るため、取扱説明書などで確認して、適切に対処することが大切です。

コンセントの抜き差しはNG

画像: コンセントの抜き差しはNG

給湯器本体は、基本的に電源を入れっぱなしにして使うことを想定しています。そのため、頻繁にコンセントを抜き差ししたりすることはNGです。

コラム:断水時はどうする?

断水の後に給湯器を使うときには、まず、給湯器の電源をオフにします。再び給湯器の電源を入れる前に、室内の水の蛇口をいっぱいに開けてください。蛇口から「バシャバシャ」と空気が出るような音がなくなったら、次に、お湯の蛇口も同様に開きます。お湯の蛇口からも「バシャバシャ」という音がしなくなってから、給湯器の電源を入れます。なお、詳しい断水後の復旧プロセスについては、それぞれの給湯器の取扱説明書を確認するようにしてください。

まとめ:「給湯器のリモコンは使うときにだけつける」が電気代の節約につながる!

画像: まとめ:「給湯器のリモコンは使うときにだけつける」が電気代の節約につながる!

電気代を節約したい場合、室内にある給湯器のリモコンは、使うときにだけオンにして、使わないときにはオフにする使い方がおすすめです。そうすることで、リモコンの待機電力を減らすことができるでしょう。ただし、給湯器本体の電源は特別な理由がない限りは入れっぱなしにしておきましょう。また、「凍結防止機能」「凍結予防運転」などの際には、無理に給湯器の電源を切らないようにするなど、注意が必要です。

画像2: 給湯器のつけっぱなしは、ガス代・電気代が高くなる?危ない場合や壊れる原因も紹介

けいちゃん

ついついつけっぱなしにしてしまう給湯器のリモコンですが、待機電力の節約のためにも、これからは意識的にオフにするようにしてみたいと思います!

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