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SNSを中心に、デート代の支払いを巡って男女の論争が続く「奢り奢られ問題」。しかし、WITH YOUが実施した読者アンケートでは、意外にも「奢られたくない!」という女性たちの声が多く寄せられました。男女のリアルな恋愛観って? 奢り奢られ問題はどうすれば解決できる? 恋愛ウォッチャーのイッヌさんにアドバイスしてもらいました。
画像1: 奢り奢られ問題から“自分軸”で脱却せよ! 【イッヌの恋愛コラム】

イッヌ

SNS総フォロワー数25万人のイラストレーター/ライター
美容師として年間4000人以上を接客するなかで見えてきた、恋愛心理やあるあるネタを
SNSで発信し、共感を集めている

X(旧・Twitter)https://twitter.com/slumgai
Instagram https://www.instagram.com/slumgai/

本日、奢り奢られ問題に終止符を打ちます!

皆さんこんにちは!
人の金で食う寿司が一番好き! でお馴染みのイッヌです!

先日Twitter改めXを眺めていたら港区風の女性が「マッチングアプリで出会った男が割り勘キメてきてムカついた!」という粋な投稿をキメて暴れていらっしゃってとてもホッコリいたしました。

さてSNSで定期的に黒煙をあげて燃え上がる「男女の奢り奢られ問題」ですが「この論争まだやりますか? いい加減長くね?」と感じている人がアフリカの人口数を超えたという事で、私イッヌが本日この問題に終止符を打ちたいと考えております!

奢り奢られ問題といえば、これまで「女性は身支度(髪やまつ毛ネイル等の美容やファッション)にお金がかかるんだからデート代くらい男性が奢るべき!」という理屈で繰り広げられていました。

しかし、男性陣も黙っておりませんでして、色黒でツーブロックの男性が、ハイブランドの洋服に身を包み高級車に乗ってやってきて「その理屈ですと男性は車に500万円かかっているので女性の方が奢るべきですよね?」という火の玉ストレートをぶん投げて応戦し、面白がった外野が「いいぞ! もっとやれ!」とガソリンをまき散らし、盛大なキャンプファイヤーに昇華させてきたのです。

ところが、最近どうもその男女の様子が変わってきているようなのです。

そこで私は、自身のInstagramを使って「男性が奢るべき? 割り勘にすべき?」というテーマでせっせと火種探し……おっと失礼、アンケート調査を行ってまいりました。

するとどうでしょう。一番多く見受けられたのは、「私は奢って貰いたくない」という女性達の意見だったのです。

理由は、「大好きな人との初デートで奢ってもらうなんてガメツイ女だと思われちゃう!」や「奢ってもらっちゃうと後で代わりに何かを返さないといけないみたいな後ろめたさを感じるから嫌!」というものから「私の収入が少ないと思われてるのかな? バカにしてるのかな?」という意見までさまざまありましたが、「女性は身支度にお金がかかるから男性が奢るべき」という意見は一つも集まらなかった事には驚きでございました。

さらに、男性陣からも「好きな人の前では格好つけたいからむしろ奢りたい!」というごっつぁんです案件も多く見受けられました。

これはいったいどういう事なのでしょうか?

男(女)だからこうあるべき、はもう古い

私はZ世代を中心として形にとらわれた「あるべき論」は崩壊し始めているように感じます。

これはなにも、奢り奢られ問題だけではありません。専業主婦から共働き、結婚出産を選ばない自由、恋愛対象の性別の自由等、全てにおいて「普通はこうあるべき」として語られてきた物事の壁を壊して、自由に選択できる人生の始まりだと考えられます。

なりたい職業ランキングが公務員からYouTuberへ変わったり、出会い系サイトがマッチングアプリに名を変えて当たり前のように生活に溶け込んでいるように、人々の意識は変わってきています。

これが何を意味するかというと、「実際の幸せな生活」と「他人から幸せそうに見られる生活」は、イコールではなくなったという事であります。

同じように「世間で普通とされる恋愛」と「自分の理想の恋愛」も違います。世間では普通とされる相手と出会ったからといって、幸せになれるわけではないのです。

デート代は奢ってくれても浮気しまくりのダメンズとは幸せになれるわけがないですし、デート代は割り勘でも一途で誠実なイケメンであればそっちの方がいいというのは当たり前の事なのです(もうこの際イケメンであればなんでもいい! という人さえいます)。

それでは、これからの時代、男性と女性はどのように繋がり生活していけばいいのでしょうか?

奢り奢られ問題は「自分軸」で考えれば解決する

私が提案するのは「主語を変えて考える」という事であります。

もう「男性だから〇〇すべき」「女性だから〇〇であるべき」という考え方はやめましょう。

例えば「女性は〇〇だから男性が〇〇すべき。」

この「女性は」という主語を「私は」に変えるのです。

現代は自分の「意見」を持つ時代です。

正解のない世の中を生きていくには「自分の意見」がとても大切になります。

「私は男性が奢るべきだと思う。」

「私は割り勘にすべきだと思う。」

「私は会計の時にお財布を出すそぶりだけ見せればいいと思う。」

と言った具合に主語を自分軸でもってくるのです。

男性側も

「俺は男が奢るべきだと思う。」

「俺はゴールまでのコスパによる!」

など、いろいろな意見を持っている方がいていいのです。

「女性は」「男性は」と性別で括ってしまうから燃えるのです。

ですから、「意見が合わない人とは一生交わらない」「意見が合う人同士でくっついてハッピーな人生を送る」という形をとるのが一番いいんじゃない? というふうに思うわけです。

性別で物事が語られる時代は終わりました。

これからは男性らしくではなく

女性らしくでもなく

「自分らしく!」です!

だって、自分の人生の主人公はいつだって自分なのですから!

画像: 奢り奢られ問題は「自分軸」で考えれば解決する
画像2: 奢り奢られ問題から“自分軸”で脱却せよ! 【イッヌの恋愛コラム】

p.s.
個人的に奢り奢られ問題におかれましては男子女子ではなく、もう奢るのは「国」でいいんじゃねぇの? という意見を持ち合わせております。だってたくさん税金納めてますからね!

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