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この1~2年で「電力需給が厳しいため、無理のない範囲で節電を」という言葉を耳にするようになった人は 多いのではないでしょうか。また、限りあるエネルギー資源を大切に使い、温室効果ガスを減らすためにも「省エネ」が重要ということは今や多くの人が理解していることかと思います。 しかし、実際にどのような対策をとれば効率よく節電ができるのでしょうか。誤った節電方法でかえってエネルギーを使いすぎて しまっては大変です。

そこでこの記事では 、家庭や企業でできる節電の方法をわかりやすく解説します。家電や設備を買い替えなくても、使い方を工夫するだけで電気を無駄なく使うことができるようになります。読めばきっと、家電や設備に応じた効果的な節電方法がわかり、省エネ型のライフスタイルや事業活動を実践できるようになるでしょう。

自宅でできる効果的な節電方法8選

画像: 自宅でできる効果的な節電方法8選

さまざまな物の値段が上がっている今だからこそ、「家計のためにも節電を!」と考えている人も 多いかもしれません。そんな方にもぜひ知ってもらいたいのが、「家電の使い方」を見直すだけでできる節電方法です。ぜひ今日から取り組んでみてください!

①使わない家電の主電源を切る

画像: iStock.com/Михаил Руденко

iStock.com/Михаил Руденко

機器を使っていなくてもコンセントを接続しているだけで消費する電気のことを「待機電力」といい、家庭全体の電気の使用量の5% 以上※を占めています(※2012年時点)。家電の省エネ性能が上がるにつれて待機電力も少なくなっていますが、使い方を工夫すればさらに節電することができます。

例えば、 春や秋などオフシーズン中のエアコン。オフシーズンでもコンセントを入れたままの方も多いかもしれませんが、実は リモコン操作待ちのために 電気を消費しています。そのため、長期間使用しない際にはコンセントを抜いておくのがおすすめ です。また、録画機能内蔵型のテレビやレコーダーのようにコンセントを抜いたり主電源からオフにしたりすることが難しい家電は、省エネモードなどを活用するとよいでしょう。

参考:経済産業省資源エネルギー庁

②照明のスイッチをこまめに切っておく

画像: iStock.com/bymuratdeniz

iStock.com/bymuratdeniz

消し忘れなどで、誰もいない部屋の照明をつけっぱなしにしていたという経験は誰しもあるでしょう。ですが、照明をつけたままにする習慣を見直し、使わない部屋の照明をこまめに消すだけで節電につながります。特に、家族の人数が多い場合などは、こうした習慣を全員が身につけることで節電効果が現れやすいでしょう。

③エアコンの使い方を工夫する

画像: iStock.com/show999

iStock.com/show999

オフシーズン中のエアコンはコンセントを抜いておくことをお勧めしましたが、それでは夏場や冬場のエアコンはどのように使ったらよいのでしょうか。

ご存じの方も多いかと思いますが、夏場や冬場のエアコンの使用では多くの電気を使用します。その証拠に、家庭のエネルギー消費の約3割 が冷暖房によるものです。逆にいえば、たくさん電気を使う家電だからこそ、節電の効果を実感しやすいともいえるのではないでしょうか。エアコンの節電につながるちょっとした使い方の工夫を紹介します。

参考:経済産業省 資源エネルギー庁

1.室温は夏28℃・冬20℃を目安とする
エアコンを使うときの室温は、夏は28℃、冬は20℃を目安にするとよいでしょう。冷やしすぎや暖めすぎを防ぎ、電気の使用量を抑えることが期待できます。その際、設定温度ではなく室温を目安にすることに注意しましょう。ただし、無理は禁物です! あくまでも、体調と相談しながら無理のない範囲で節電に取り組むよう気をつけてください。

2.部屋中に空気が循環しやすい風向きにする

画像1: ③エアコンの使い方を工夫する

エアコンの冷風や温風が部屋全体に行き渡るには時間がかかります。そこで、エアコンと一緒に扇風機やサーキュレーターを使うことをおすすめします。風で空気を循環させ、冷暖房の効率を上げることができるからです。

肝心の風向 ですが、 暖房時は暖かい空気が天井付近にたまりやすいため、暖房の風向き は下向きにして扇風機等の向き を天井に向ける ようにします。反対に、冷房時には冷たい空気が床付近にたまるため、エアコンの風向 は水平方向にします。そして 扇風機は、エアコンの風下に置いてエアコンに向かって上向きに風を送るか、エアコンと反対側の壁に向かって扇風機を置いて風を送るかのどちらかがおすすめです。 また、扇風機などの風が体に当たるとより涼しく感じ、設定温度を極端に下げなくても快適に過ごしやすくなります。

3.カーテンで冷気や暖気の出入りを防ぐ
冬場に暖房をつけていても、窓の近くだけひんやりすることはありませんか。住宅の中でもっとも熱の出入りが激しいのが、窓や換気口などの「開口部」です。冬場の暖房時には、室内の暖かい空気の約6割が開口部 から出ていき、夏場には、室外からの熱の約 7割 が開口部 から入ってくるとされています。

画像2: ③エアコンの使い方を工夫する

そのため、窓の断熱対策に取り組むことで冷暖房の効率をアップさせることができます。簡単な断熱対策の一つがカーテン の利用です。冬の暖房時には床まで届く長いカーテンを使い、室外の冷たい空気が入ってこないようにするとよいでしょう。また、夏の冷房時には昼間でもカーテンを閉め、室外の熱気をシャットアウトするとより効果を実感できます。

参考:経済産業省 資源エネルギー庁

4.エアコンのフィルターはこまめに掃除する

エアコンのフィルターにほこりなどがついていると、余計に電気を使ってしまいます。エアコンのフィルターは月に1 ~2回掃除し、きれいな状態を保ちましょう。ちょっとした習慣ですが、こうした積み重ねが節電につながっていきます。

5.室外機の周辺にものを置かない
ベランダなどに設置されることの多いエアコンの室外機ですが、周辺にモノなどを置いていませんか。室外機の吹き出し口の周りにモノを置くと、冷暖房の効率が下がってしまいます。室外機の周辺は常にすっきりと片付け、風通しをよくしておきましょう。

④冷蔵庫・冷凍庫の使い方を工夫する

画像: iStock.com/AndreyPopov

iStock.com/AndreyPopov

常に稼働する冷蔵庫・冷凍庫は、多くの電気を使う家電の一つです。電気の使用量が多い分、節電の効果も出やすいといえます。また、冷蔵庫と冷凍庫では節電の方法が異なる場合があります。それぞれに合った方法を知り、効率よく節電できるように心がけましょう。

1.冷蔵庫は食材を詰め込みすぎない
まず、冷蔵庫の節電では、食材を詰め込みすぎないことが大切です。庫内にモノを詰め込みすぎると冷気が行き渡りにくくなり、全体を冷やすのにより多くの電気を必要とします。 逆に、冷凍庫は 庫内のモノが少ない方が 多くの電気を使います。そのため、冷凍庫には常に適量の食材を入れるようにするのがよいでしょう。

2.開ける時間や開閉回数を減らす
冷蔵庫や冷凍庫の扉を開ける時間が長いと、庫内の温度が上昇してしまいます。庫内の温度が上がると、再び冷やすために余計なエネルギーを消費してしまいます。したがって、冷蔵庫・冷凍庫を開ける時間を短くするとともに、開ける回数も少なくできるような工夫が必要です。

そのためには、庫内を常に整理しておき、どの食材がどこにあるのかを把握しておくことが大切です。1ヶ月に一度など、定期的に庫内の整理や掃除を行うようにしましょう。月のはじめや終わりなど、あらかじめ整理するタイミングを決めておくと習慣づけやすくなります。庫内が整頓されていれば期限の近い食品なども見つけやすくなり、食品ロス も 防ぐことが できるでしょう。

3.熱いものは冷ましてから入れる
できたてのカレーや炊きたてのご飯など、温かい食品をそのまま冷蔵庫に入れるのは、節電の観点からはおすすめできません。食材の熱によって庫内の温度が上がり、冷やすためのエネルギーを余分に消費してしまうからです。湯気が立っているような温かい食品は、冷めるまで待ってから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

⑤テレビの画面の明るさを調節する

画像: iStock.com/imaginima

iStock.com/imaginima

テレビ画面が明るいほど、電気の使用量が増えてしまいます。画面は明るすぎないように調節し、省エネモードなどを活用することで簡単に節電することができます。

また、テレビの画面は静電気でほこりがつきやすいため、1週間に一度を目安に拭き掃除をすることをおすすめします。画面がきれいになると、明るさを調整しなくてもくっきりと見えるようになりますよ。

⑥まとめ洗いで洗濯機の使用回数を減らす

画像: iStock.com/maroke

iStock.com/maroke

少量の洗濯物を毎日洗うよりも、まとめ洗いで洗濯する回数を減らす方が節電につながります。一度に洗濯する量を増やすと、電気だけでなく水の使用量を抑える効果も期待できます。ただし、洗濯機の容量を超えて洗うと適切に洗えない場合があるため、取扱説明書などに記載された容量はしっかり守るようにしましょう。

⑦お風呂や炊飯器の保温機能をできるだけ使わない

画像: iStock.com/Stefan Tomic

iStock.com/Stefan Tomic

炊飯器 でご飯を炊いたあと、そのまま保温しておくのと、保温を切って食べる際に温め直すのとではどちらが節電になるのでしょうか。一般的に、保温時間が4時間 を超える場合は、保温を切ってタッパーなどに保存しておき、食べる前に温め直す方が電気の使用量が少ないとされています。また、お湯を沸かす電気ポットも、保温の温度は低めに設定し、必要に応じて再沸騰させる方が、節電効果があるとされています。

参考:経済産業省 資源エネルギー庁

また、浴槽のお湯の保温時間は、短い方が節電につながります。お湯がたまったらすぐ入浴したり、間隔をあけずに入浴したりして、保温時間をなるべく短くするように努めましょう。また、浴槽には必ずフタをして、熱が逃げるのを防ぐのも効果的です。

⑧トイレではできるだけ温水洗浄便座を使わない

画像: iStock.com/Madhourse

iStock.com/Madhourse

温水洗浄便座の使用時間は短いため電気の使用量も少ないと考えがちですが、意外にも電気を消費しています。省エネモードや節電機能がある場合は活用し、暖房便座や洗浄水の温度も低めに設定しましょう。暖房便座を使う場合には、使用後は便器のフタを閉め、熱が逃げないようにするほか、タイマー機能を活用して温める時間を短くするよう心がけましょう。また、春や夏などの 暖かい季節であれば、暖房便座や洗浄水の温めをオフにすることも節電につながります。

企業でできる節電方法3選

画像: iStock.com/wenjin chen

iStock.com/wenjin chen

続いて、企業で取り組みたい節電方法を紹介します。事務所などでは、エアコンやOA機器、照明などで電気を使います。こうした設備・機器の使い方を工夫することで、業務に支障のない範囲で節電に取り組むことができます。

①エアコンの使い方を工夫する

画像: iStock.com/mapo

iStock.com/mapo

オフィスのエアコンも、定期的にフィルターを清掃することで余計な電気を消費せずに済むようになります。月に1 ~2回など、こまめな掃除がおすすめです。また、人がいないスペースのエアコンを消したり、設定温度を調整したりするのも有効です。

国による「ウォームビズ 」「クールビズ 」では、過度な冷暖房に頼らず、快適に過ごすことが推奨されています。そのため、暖房時の室温は20℃、冷房時の室温は28℃を目安とした適正な温度に保つことを奨励しています。ただし、体感温度は人によって異なり、建物や設備の状況にも影響されることから、これらの温度はあくまで目安とされています。

冬のオフィスでも快適に過ごす ために、膝掛けやストールなどで体温調整をするよう心がけましょう。また、夏にはうちわや扇子を活用したり、ブラインドなどを閉めて日射を遮ったりするのもおすすめです。

参考:環境省

②OA機器の使い方を工夫する

画像1: iStock.com/zoranm

iStock.com/zoranm

OA機器では、スタンバイモードなどを活用して待機中の電気の消費を抑えましょう。機器を使う頻度などに応じて、稼働台数を調整するのも効果的です。また、パソコンの省エネモードを活用するのも有効です。

パソコンのスクリーンセーバーは、一定時間操作しない場合、画像やアニメーションなどを表示させる機能ですが、かえって電気を消費することもあるため注意が必要です。一定の時間パソコンを使わないときは電源をオフにするほか、電源オプションを見直すことも節電につながります。

③照明を上手に使う

画像: iStock.com/Ralf Geithe

iStock.com/Ralf Geithe

蛍光ランプなどをLED照明に替えると、電気の使用量を大幅に低減することができます。また、人がいるときにだけオンになる人感センサーを活用すると、照明のスイッチをこまめにオン・オフにするという手間も省くことができます。

人がいないスペースなど照明の必要性が低いところでは、部分的に照明を消すことも検討してみましょう。お客様が立ち入らないようなスタッフのためだけのスペースなどでは、業務に差し障りのない程度に照明を落とすのもよいでしょう。

まとめ:家庭や職場で効果的な節電方法を実施しよう

画像2: iStock.com/zoranm

iStock.com/zoranm

家電や設備を買い替えなくても、使い方を工夫するだけで節電に取り組むことができます。大切なことは、節電の方法を正しく理解しておくことです。はじめは慣れないかもしれませんが、習慣にしてしまうことで節電を自然に長く続けることができるようになります。 体調や業務に差し障りのない範囲で無理なく続け、エコなライフスタイルや企業活動を実践してみてください。

画像: 家庭や企業で簡単にできる節電方法11選!省エネで電気を上手に使おう

さっさん

長く続けるためには、「無理なくできるところから」がポイントです!日々の意識をすこーしずつ変えていきませんか?

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